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西洋の鍵 4千年の歴史にみるすぐれた機能とデザイン

感想・レビュー
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neimu
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ネタバレ10年以上イタリア製の革のキーケースを使っている。色あせてぼろぼろだが、ファスナーもホックも縫いもほつれなく使いやすい。さすが良い革、その表面にデザインされているのはクラシックな鍵。表紙の左下のデザインに似ている。オールカラーでは無いが、この本の素晴らしいのは図版・写真が実物大の鍵だということ。一つ一つの鍵に歴史、浪漫、ファンタジー、色んな想い出個人の鍵個人の鍵、町の鍵、秘密の鍵、名誉の鍵、様々な鍵の物語を想像してしまう。デザインだけ眺めていても、美術館や博物館を訪れている気分になり、ほっとする。
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takao
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ふむ
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ろばみみ
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アンティーク・キーと聞いて連想する形の古い鍵について、歴史から用途を知れる本。深堀りしたらもっと複雑な背景やエピソードがありそうだが、そこまで専門的では無い。カラー含め写真がたくさん載っているので、眺めているだけで楽しい。持っていたくなる本。
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旅するランナー
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鍵の出現とその使用方法にはじめて触れている文献は旧約聖書「士師記」と、ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」とのこと。4000年の歴史を通して見ると、鍵は文明と共に発達し、大切なものを守りたいという人間の本能に伴う文化なのだと思えてくる。デジタル化によって物質的な鍵は無くなっていく運命なのかも知れない。でも、紙媒体としての書籍や、音楽媒体としてのレコード·テープ·CDが生き残るところを見ると、手触り·ひと手間·所有欲などが、鍵生き残りの鍵となるであろう。
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金監禾重
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鍵を持つのは権力者か富裕者であり、早い段階から鍵は壮麗になった。ウォード錠という錠前側の構造から、柄よりむしろ鍵穴に差し込む部分のほうが目立つように発展した。少しぶつけただけで歪んで使えなくなりそうな繊細なものもある。ルイ16世がハマったのはウォードの工夫か。
金監禾重

初期の「鍵」は紐で結んで封印ということだが、紐を切れば開いてしまう。不正開封がわかっても防犯にはならないはず…と思うが、不正開封をさせないほど強い心理的抵抗感なんかがあったのだろうか。

01/01 21:43
金監禾重

ネットで鍵の歴史を調べると、ほぼ必ず古代エジプトが起源となっている。本書によればメソポタミアの可能性はあるがまだ確実とは言えず、確実なのは古代ギリシアから。エジプトにはギリシアから伝播。

01/05 22:58
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たんたん
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383.9 著者の鍵マニアっぷりが本文中に溢れておることよ……(○○博物館は必見!的なコメントより) パラ見した感じでも、ルネサンス期から急に技術革新が進んで凝ったデザインが増えるのがわかる。 「侍従の証」みたいなのより、ゴシックあたりの用の美的なものが好き。
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よっち
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鍵の約4000年の歴史をたどりながら、各時代を象徴する鍵を解説するとともに名匠や教会の鍵、侍従の鍵など特徴的な鍵を紹介する一冊。紀元前の古代ギリシア、湖上住居、ケルト、ローマ時代、パレスチナ、中世初期からカロリング朝にかけて、ヴァイキング、ロマネスク様式やゴシック様式、ルネサンス期、教会、侍従、バロック/ロココ様式、英国スタイル、重厚なアイアンチェスト、ふたつの機能を果たす鍵を紹介しながら、ローマ時代からゴシック時代にかけての鍵の変遷とルネサンス期から20世紀にかけて鍵の変遷を解説する興味深い一冊でした。
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キウイ
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ネタバレ形はカッコイイんだけど、ホントに開けられるのかとモノスゴク不安。
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skr-shower
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他地区図書館本。鍵の造形は美しい。
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さくは
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西洋の鍵のコレクション。古代ギリシアの鉤形の鍵、ローマ時代の鍵、中世~カロリング朝の鍵、ヴァイキングの鍵、円形の環がついたロマネスク様式の鍵、四つ葉や菱形の環をもつゴシックの鍵、背中合わせのキマイラや相対するイルカが描かれたルネサンスの鍵、卓越した職人によって作られた角灯の形の名匠の鍵、十字架や司教冠がついた教会の鍵、金箔をかぶせた名誉を表す侍従の鍵、英国スタイルの鍵、アイアンチェストの鍵、現代のシリンダー錠まで。短剣や銃、パイプとして使える変わりダネの鍵もあり。鍵に対応する錠前もいくつか紹介されている。
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