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文学のエコロジー

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takao
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ふむ
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black_black
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ネタバレ幾つかの文学作品の内容を取り上げられながら、文学には何が描かれているかを「学ぶ」というより「眺めてみる」ことに主眼を置いた本。空間・時間・心・認識等をどのように表現しているのかをプログラミングすることと比較して、文学作品が膨大な「省略」によって成り立っているという指摘がとても印象的だった。ChatGPTに代表されるテキスト生成AIと人間が理解している世界の違いに触れた部分も刺激的な内容。夏目漱石が文学とは何かを定義づけている箇所も興味深かった。今後文学作品をより立体的に読むための一助になり得そうな一冊。
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さては南蛮チキン
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なんか見たことある名前だなと思ったら、YouTubeで人文的、あまりに人文的を配信している人か! エコロジーとは生態系である。エコとか環境配慮とかそういうものではない。物語世界をいかに省略して描写し、夏目漱石のいう「F+f(観念と情緒)」を伝えるか。 物語とは作者の世界の捉え方(頭の中の擬似的環境)であり、読者はそれに触れることで己の擬似的環境の拡張がされる。知見が広がると言ってよいものか。 本書は結論ありきで語るのではなく検討しながら進むので話は膨大に広がる。AIとの絡みは正直よくわからなかった。
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チェアー
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最初は何のための本かわからなかった。 終盤で、ようやく筆者の意図が見えてきた。文章や文学を人間が読むと言う事はどういうことなのかを突き詰めようとしたと言うことだ。限りある文章から、書いていないものまでなぜ人間は読み取ることができるのか。人は同じ本を読み、それぞれに感想を持つ何のために文学を読むのか。わからないことが多い。1日で一気読みした。良い本でした。
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