読書メーター KADOKAWA Group

マゼラン船団 世界一周500年目の真実: 大航海時代とアジア

感想・レビュー
10

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
takao
新着
マゼランの時代、中世末期ヨーロッパば相対的に貧しく、熱帯アジアは比較的豊かだった。マゼランを豊かなアジアに向かわせた。
0255文字
黒胡麻
新着
2021年はマゼランのフィリピン到達500周年だった。そのマゼランを起点にしてフィリピンという国の歴史と文化、さらには日本を含めた大局的な世界史についてどんどん話が広がり面白かった。フィリピンは世界有数のカトリック大国にして船員派遣大国で、先進国の海運業は彼らなしで成り立たない。そして国威発揚のためマゼランを殺害したラプラプという首長が英雄視されているという。
0255文字
まーくん
新着
今から約500年前。1519年9月スペイン・セビリアの港を5隻から成る船団を率いて出航したマゼランは、大西洋から南米大陸南端の海峡を抜け太平洋を横断、現在のフィリピン諸島に辿り着くが、セブ島対岸の首長配下の勢力と戦闘になり、あえなく討死。最終的に船団はビクトリア号1隻となり、’22年9月スペイン帰還を果す。このまる三年に及ぶ日々を同乗していたイタリア人ビガフェッタの残した航海記録などから辿る。マゼランの世界周航についてアジア側からの視点で見直し、特にフィリピン及び周辺の歴史について詳しく語られている。⇒
まーくん

⇒南の海「太平洋」への出口を探し、遂に「マゼラン海峡」を発見するまでの苦闘。航海を中止し帰投しようとする一団の叛乱。一隻の船団離脱・脱走など航海中の出来事に何故か既視感。読メの記録を調べて納得。すっかり忘れていたが随分前にツヴァイクの『マゼラン』を読んでいた。但し本書では大発見時代(Age of Discovery)というヨーロッパからの視点を離れ、大航海時代としてアジアからの視点で初の世界周航を見直してるのがユニーク。特に著者の就職前の遊学期間を含んだ長期のフィリピン経験に基づく深い考察に注目。

08/06 20:40
0255文字
DEE
新着
コロンブス、ガマ、マゼランを三大航海と呼ぶらしい。 マゼランてフィリピンで殺されちゃったんだね。で、残りのクルーが世界一周を成し遂げた。 文化やスパイスなどを流通させたけど、感染症も持ち込んだ。侵略する側は得るものしかないから万々歳だけど、突然やってきて何もかも奪っていき、さらに生態系まで狂わされて、侵略された側はたまったもんじゃないよなと思う。
0255文字
げんさん
新着
マゼラン船団はワインを大樽で253個、革袋詰めで417個持ち込んだとされる。約500mlのワインを乗組員全員が毎日飲んでも、2年分に当たる量だったという。
0255文字
ジュンジュン
新着
2021年がマゼランの”フィリピン到達500周年”という事で、各種イベントが同国で行われたそう。本書もその関連で、マニラ発行の邦字新聞連載をまとめたもの。という事で、マゼランよりフィリピンがメイン。…ちょっと失敗したなあ(苦笑)。ただ、知らない事が沢山あり、例えば…なぜ中道で斃れたにも拘らずマゼランの世界一周なのか?その裏には後を継いだエルカーノと記録者ピガフェッタとの確執が…とか。
0255文字
Taks
新着
すこく面白い。最近にない快著。軽妙な筆致で欧州、フィリピン、日本、中国など500年の時空を縦横無尽に描く壮大なスケールの歴史叙述だ。しかも、新聞記者だった著者がユーモアたっぷりに豊富なエピソードを交えて書いたすごい本。目から鱗。お勧めです。
0255文字
やまおじさん
新着
ネタバレ毎日新聞書評(2023/12/2)で池澤夏樹氏が絶賛しているのをみて、図書館本を読んでみた。スペイン、ポルトガルといったヨーロッパ列強からみた「大発見時代」を、”発見された”側からの「大航海時代」と呼び変えたのは、日本の増田義郎(当時、東大助教授)らだったことを知る(本書終章)。マゼラン船団の「世界一周」も、マゼランがフィリピンで客死した後、船長エルカーノが率いる少数の生き残りだった。欧米では今もって「大発見時代」が使われている、そんな風潮に異議を唱える筆者ならではの、目から鱗の知見が得られる良書。
0255文字
Hiroki  Nishizumi
新着
最近では英語読みのマゼランではなく、スペイン語読みのフェルナンド・デ・マガリャネス、あるいはポルトガル語読みのフェルナン・デ・マガリャンイスらしい。しかしよく行ったよな、あの時代に。恐るべき物欲だ。
0255文字
パトラッシュ
新着
大航海時代を欧州では「大発見時代」と呼ぶ。その劈頭を飾るマゼラン船団の世界一周は、白人目線で英雄的な大冒険と語られてきた。しかし偉大な冒険の裏側では叛逆や逃亡が相次ぎ、またマゼランに“発見”されたフィリピンにはすでに人が住み、寒さと因襲に閉ざされた欧州とは比較にならない豊かさがあった。その豊かさが欧州側の欲望を刺戟して、アジア植民地化が進んだのだ。5百年後の今日、マゼランを討った島の首長は民族の英雄とされるなど、大発見時代という西欧中心史観や歴史認識が大きな転換を迫られている現状を考え直す契機となる1冊。
ラリュ

おもそろそうー

12/07 00:49
0255文字
全10件中 1-10 件を表示
マゼラン船団 世界一周500年目の真実: 大航海時代とアジア評価100感想・レビュー10