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ブルーフィルムの哲学: 「見てはいけない映画」を見る (NHKブックス 1282)

感想・レビュー
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Bevel
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哲学というよりエッセイを読む面白さと感じた。許せるポルノグラフィに出会ってそれが青映画だったことから考え始める本という感じ。ボーヴォワールの方法というけど、存在感があったのはときおりはさまる現象学の短い本質的な小話と、マードック、カヴェルだった(概念はヴィジョンのためにあるとか)。健全な男性が(特殊な意味で)品のよいポルノを見て、そのよさと重要性を訥々と語るという感じで、のめりこめるかどうかは選びそうとか思った。
0255文字
うなーーー
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ネタバレブルーフィルムというなんとも蠱惑的なテーマを中心にフェミニズムや哲学の見地から、ポルノに関する問題を取り扱っている。 ポルノグラフィックアートに関する美学についてはなかなか興味深いものがあった。
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Ta283
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テーマの選択が良い
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takao
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ふむ
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曲月斎
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ブルーフィルムという命名自体が隠微な存在に響く。その存在に親しんだのはもう1世代上だろう。そんな中で名作を数々残したと伝わる「土佐のクロサワ」。往時の文豪や映画人が賛嘆した1本を改めて鑑賞してみたいものの、最早かなわぬこと。建前上は今も刑法の縛りがあるから。本書は土佐のクロサワが残した作品を経糸に、筆者がどう観たかを緯糸にして話が展開する。ただ筆者の主張の部分が分離してしまっている感じ。16ミリ、8ミリフィルムの時代から、ビデオの時代を挟んで今はwebで鑑賞できる時代へ。伝説の「猥褻図画」を振り返る1冊。
ヴェネツィア

ブルーフィルムという言葉自体がもはや死語のようですね。その後に登場したピンク映画も。淫靡さはブルーフィルムにはとうていかないませんが。

02/05 17:20
曲月斎

温泉場などで、泊まり客のサービスで上映していたとは知りませんでした。

02/05 19:40
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あしぶえ
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論点掴めず今後に期待。「ブルーフィルムは人間の暗部における真実を描くことで…表現者の人間理解を深めたに違いない」という観点から、著者は埋もれた作品を発掘、保存を推進。作品非公開の故、写真や脚本を交えて詳説。
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