読書メーター KADOKAWA Group

地図で読む戦争の時代[増補新版]:描かれた日本、描かれなかった日本

感想・レビュー
8

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
takao
新着
ふむ
0255文字
チョビ
新着
筆者の最終後書きにある通り、ある程度左翼思想向け。ただそもそも現在の地図がわからない場所(特に海外)を出されて熱っぽく語られても共感に欠けてしまうため、あえてそう言わせていただいた。ただわかる場所は結構面白かったぞ。
0255文字
乱読家 護る会支持!
新着
本書のテーマは二つある。 地図で戦争の時代を読む。 戦争の時代の地図を読む。。。 地図に描かれた原爆投下、大空襲、建物疎開の跡。 朝鮮の干拓地に記された日本の県名。 地図に残る日本統治の跡。 王道楽土・満州国の地図。 等高線、軍事機密地域(要塞、毒ガス製造など)など、地図にあえて描かれなかったもの。 東京ドームになった武器工場。 などなど、、、 地図は真実を記し、 地図は真実を隠す。
0255文字
みさと
新着
古書店で入手した膨大な過去の地図から日本と世界の姿を読み取る。地図で戦争の時代を読むことと、戦争の時代の地図を読むこと。近代以降、日本の地図を作成したのは陸軍陸地測量部。その仕事は詳細を究めたが、軍機保護法によって「戦時改描」すなわち書き換えを余儀なくせられた。地図には戦争の影響が、描かれたり描かれなかったりして克明に記録された。「書き換えられた」と知って地図を見るのと見ないのと、受け取る内容は全く別のものになる。取り上げられた事例をつぶさに見たとき、市民生活のすぐ隣に戦争があったことを知り、寒気がする。
0255文字
Teo
新着
戦前の地図と比べて何が隠されたかなどの話。今の時代だともう隠しようが無いのでそう言う意味でも歴史的な産物だが、うっかり改描されてしまったのを当時の実勢として使ってしまうと困った事になる。ワシントンハイツやグラントハイツは微妙に同時代的に見たが、ワシントンハイツ跡の景色は本当にその周辺の景色とは一変して凄いなと当時思った。
Teo

読み終わってから気づいた。増補新版なんだこれ。

03/04 20:56
0255文字
曲月斎
新着
2011年本の増補改版。内容の重複が嫌かな、と思いつつ手を伸ばし、気にならなかったのは幸い。戦時改描の話と、戦争後の変化の追跡が主眼。まだ空白がある墨版の地形図を手にしていた世代にとっては驚きはないけど、変化の方は興味深い。就中、大空襲を受けたベルリンに戦争未亡人や空襲の被災者が瓦礫を積み上げて山が出来たという話は心引かれる。本邦でも東京大空襲の後、銀座にあった三十間堀は瓦礫で埋め立てられたと記憶しているけど、何分、本邦は基本的に木と紙と土で出来た家。石で出来た家との差を感じてしまった。復興は撤去からか。
0255文字
localpocky
新着
軍事施設などを敵の目から隠すために、地図に事実とは異なる記載をした「戦時改描」というのが印象的。淀橋浄水場が広大な公園になっていたり。
0255文字
●●
新着
ネタバレ2023年の本。再読。大きく4部構成。地図に表された戦争の傷痕、植民地と領土を地図に見る、地図が隠したもの、軍事施設はその後どうなったか。p-79:稠密な線路網に驚き。
0255文字
全8件中 1-8 件を表示

この本を登録した読書家

地図で読む戦争の時代[増補新版]:描かれた日本、描かれなかった日本評価100感想・レビュー8