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扉の向う側

感想・レビュー
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tomo Saka
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エッセイ28作品。著者が暮らしていたイタリアやポルトガル、アメリカ等で出会った人々との思い出が語られている。もともと1作ずつ雑誌に掲載されていたものだったらしく、1作の重みが重い。殆どか哀愁や悲しみの結末で人間はそれでも生きている…ということが語られている感じ。1作に一つ描かれている絵がとても素敵で、それだけ見るよりも文章を読んでから見るとまた別の雰囲気を醸し出していて、原画を観てみたいなと思った。
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aika
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決して強いだけの人ではない。10代で画家を志してヨーロッパへと繰り出すほどの胆力を持ちながらも、アカデミアに通うイタリアでの極貧生活、生活力のない詩人との恋と破局、幼い息子を抱えて、生きるためにあらゆる仕事にひた走る日々…そんな中で出会った、イタリアやキューバ、シリアなど世界各地で「自分の」人生を生きるかけがえのない人たちの悲喜こもごもが、美術や文学など著者の深い教養に裏打ちされた散文の呼吸に、すっと引き込まれていきました。漫画家としてのイメージが強いヤマザキマリさんの端正な文章、文体にまた触れたいです。
アキ

NHK「最後の講義」(「もし人生が最後だとしたら、何を伝えたいか…」 各界の第一人者が語る珠玉のメッセージ)漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリ編を観ました。衝撃的とも言える、挫折、断念、孤独とともに過ごした若き日々の中で、「表現」と「自由」の関係を見出したような彼女の今を知り、ヤマザキマリさんという人を初めてちゃんと知った気がしました。彼女をさらによく知るための本のご紹介、ありがとうございます!!

02/27 21:51
aika

アキさん、メッセージありがとうございます!お返事が遅れて申し訳ありません💦 私もその番組を興味深く拝見しました!文章だと語りとはまた一味違う深みと魅力がありますので、ヤマザキさんのエッセイはオススメです✨ こちらこそありがとうございます😊

03/01 11:16
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水の都
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マガジンハウスっぽいオシャレな書籍。作家本人の挿し絵を眺めるだけでも気分良い。扉を開けて、その向こう側をちょっと覗いてみようよ!というメッセージに賛成だ。
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ジュースの素
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ヤマザキさんが今までに出会った人々とのエピソードが綴られている。いろんな国や地域で暮らした彼女だからその数も多くある。普通の人の何倍も生きて来られた経験が凄い。
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きらく
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面白くて少し哀しい。マリさんとお母様の人生を朝ドラにして欲しいと常々思っている。あまりにも波瀾万丈すぎるからドラマにすると嘘っぽくなる?かも…
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sakopy
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ネタバレお嬢さん、ご覧なさい うちの店にあるのはね、 全て地中海が産んだ素材でできているんですよ。 何世紀も、何十世紀もむかしから 地中海の人々に愛され続けてきたものと同じものを 今も作っているんです 素晴らしいでしょう
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播州(markⅡ)
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エッセイ?珠玉の短編小説・純文学では? 胸が苦しくなるような。困ったような笑顔になるような。ひどく郷愁を掻き立てられるような。なんでもないのに涙が出そうになるような。そっと人の温もりを感じたくなるような。そんなエッセイ。挿絵もいいのよ!カラーでよかった!
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timeturner
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登場する人達が個性的で、中には面倒くさそうな人もいるんだけど、どんな相手でも簡単に決めつけたり、否定したりせず、相手の考え方、生き方を尊重する態度が伝わってくる。無理なく相手の懐に入っていける性格もいいなあ。添えられている絵も魅力的。
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ユカ
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回顧録って、読むのも書くのも良い。過去を振り返って懐かしむ気持ちは人間の三大欲に次ぐ快感だと思う。「ツラかったな」って思う時は辛くない。よってこの本はヤマザキマリの本で一番好きです。
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ミヤじいさん
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☆5。世界のいろんなところで生きてきた著者のエッセイ。特にブラジルから日本に来る機中の日系の方の心細そうな話が大好き
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Acha
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イタリア、キューバ、ポルトガル…様々に出会う友人、隣人、親戚、母の友人の叔父、さらには旅先の運転手、ついには行き交っただけの人だったり。心の扉から垣間見る彼らの人生。生きるための日々の選択が切なさを残す小編たち。異国、イタリアをメイン舞台に人の営みを描くので、内田洋子さんと少し印象が重なるが、ヤマザキさんの方がややソフトで情緒が濃いかな。ああ、著者本人が絵を描けるっていい!贅沢にカラーで残されるぬくもり、思い出の残像。飛び去る鴨が私を振り返りもしなかった、と嘆く舅がラブリー。E' la vita.
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ぐっちー
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ラジオで話を聞いて面白い人だと思っていましたが、このエッセイを読むと、何と波乱な人生を送ってきたんだと驚きました。 外国の地名がたくさん出てきて、フィクションなのかもと思わずにいられませんでした。
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nanako
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フェレンツェ、ポルトガル、アメリカと14歳の欧州一人旅から始まった、マリさんの異国での暮らしの中、出逢った方々のエピソードが綴られている。イタリアでは貧しさの為引越しも余儀なくされ、居候したり、安い家賃の物件を求めて田舎に移ったりと、ただただ必死だったのでしょうが、順応力、適応力、生活力に感服します。10代前半で海外に一人で飛込む勇気、と行かせたお母様もやっぱり凄いな。苦労したけど、キラっと光る思い出もそれ以上にあるんだろうなと、思いました。私は先ず言葉が…語学力欲しい~>⁠.⁠<
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チエコ
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漫画とかで読んで知ってるエピソードが多かったけど面白かった
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平坂裕子
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扉の向こう側には、生きることの意味を模索しながら、時には歓喜し、時には悲しみ、時には途方に暮れつつも、それでも日々を歩み続ける人々によって彩られた世界が、視界の果てまで広がっている。 様々な土地での、出会いは時には思いもよらない縁がつながり、次のステージへと誘ってくれる。
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geki
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素晴らしい本。異国の空気の中で、もがきながら生きてきたマリさんの人生が、出会う人たちによって彩られ、血肉となっていることが滲み出てきている。メディアでは、テンション高めのマリさんだが、出会った人たちへのリスペクトに溢れた落ち着いた文章と、言葉では語れない雄弁な挿絵。若い人にも読んでもらって無限の扉を叩いて欲しい。好著。
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てつろう
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「テルマエ・ロマエ」原作者ヤマザキさんのエッセイと絵画。世界中を旅した色々経験、日本とは違った世界での経験が面白い。
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きゃる
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古代ローマにハマっていた頃、アルジェリアの遺跡の写真をアップしてくれていた人がいた、写真を見せてもらえたお礼メッセに、返事が付いて、日本人にしては壁のないオープンな人に感じられた。それがヤマザキさんだった!「テルマエ・ロマエ」原作者で映画化もされた!彼女の波乱万丈な人生を読めば、壁のない人の印象は間違ってないわけだ。そんなあれこれを読めるエッセイ集。漫画で読んだ話もあるが、やっぱり面白い
ダミアン4号

マリさんがコメンテーターで出ている番組(歴史系)はついつい見ちゃいます。説得力が違うというか凄く面白い視点でうなずける感想を言う方なんですよね〜中野信子さん(脳科学者)との対談が形式の本があるらしく注文しているんですが(笑)

10/11 22:38
きゃる

あ、それ読んだかも、…知れない…😅でも鳥頭なので覚えてない…、中野信子さんの本も割と読んでる気がします、が…覚えてない…ような…、自分が怖い

10/11 23:39
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meemee
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妹、妹の父親のことには、どの作品でも触れないなあ。(妹さんから書かないで、と言われてるのか知れないけれど) 出産、がヤマザキさんにとっては、人生の転換点だたのだろうな。 様々な場所で出会った人たちの記録。趣深い
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mintia
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世界中の人々を知っているヤマザキマリさんが羨ましい。日本にいると画一的な価値観に縛られてしまうが、世界を知ることで自分の可能性が無限大であることが分かると思う。
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ユジン姫
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ヤマザキマリは、人生を味わい尽くしていらっしゃる 稀有なエッセイは、感慨深い  彼女の挿画・挿絵入りで一層素敵なものになっている。
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サクエミ
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マリさんは、出会った人の表面に見えているものだけで判断せず、その先の深いところにある心まで見える人だ。国や民族など関係なく心のまま接することができる。若い頃から外国で暮らしているからだけでなくマリさんの人柄もあるのだと思う。
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訪問者
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ヤマザキマリの装画・挿絵とともに描かれる彼女の人生の一コマ。『仕事にしばられない生き方』で語られていたことが、今一度語られる。ヤマザキさんの文書は彼女の絵と同じくらい味わい深い。
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くまくま
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図書館
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takao
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ふむ
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おさと
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「今」がどんな「未来」につながるのか。ご縁としか言いようがないけれど…不思議。
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キムチ
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総身骨髄迄ファンになった筆者のエッセー集〇作目。一気読みの面白さ。挿入されるモノクロやカラーのデッサンにも💛コピーして部屋に飾りたい位。扉を開いた向こうに多種多彩の土地、人物、立ち位置等が垣間見える。「リスボンの隣人」「マッちゃんの筆入れ」「象の灰皿」「ハルさんの葉書」装丁である「アレッシオとリー」が事に琴線を揺さぶった。あたかも短編映画を見いる如き。亡き母や義理の舅姑、大叔父と触れた時間への巻き戻しは過去の地球民が幾度も繰り広げてきたドラマの一コマ・・それは筆者がパドヴァで暮らす館が体現しているかの様
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aya
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とにかく生き様がすごい。 国内外問わず、いろんな場所に住み、いろんな人たちと関わることで価値観が無限大に広がるんだろうな、、。挿絵もすてきでした。
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ほんメモ(S.U.)
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以前読んだ『国境のない生き方』が良かったので、こちらのエッセイも読んでみました。ヤマザキマリさんがこれまでの人生で出会った人々とのエピソードを紹介するエッセイで、ご本人自体がなかなか波瀾万丈な人生を歩まれていることもあり、出会う人も国籍・性別・年齢など多種多様で面白かったです。この本では時系列という概念は採用されていないので、エピソードによって、子どもが高校生だったり産まれたばかりだったり、夫がいたりシングルマザーだったりします。ヤマザキさんの経歴をWikipediaで確認してから読むのがオススメです。
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ミプリン
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異文化の中で体験そのものも、そして作者の描いた挿画がとても素敵。
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ぬらりひょん
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毎度感じるけれど、ヤマザキマリさんの人生は何て濃いんだろう。わたしの数百倍?今回のエッセイは、どこか切なくて哀愁が漂う。「ブラジル移民」の話は、日本にそんな時代があったことを突きつけられた。飛行機で知り合った老人は、満州で生まれ、敗戦後日本に帰る場所がなくそのままブラジルへ移民として渡る。伴侶を亡くし、日本にほとんど住んだことがない彼が静岡の親戚を訪ねるという。その後、彼は無事親戚に会えただろうか。歓迎してもらえただろうか。想像してとても胸が苦しくなる。
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racco201
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著者が生まれた北海道、留学したイタリア、移住したポルトガル、アメリカ、ブラジル、ボランティアで訪れたキューバ…訪れた場所に出会いの扉があって、扉を開けたところに人がいる。そして新しい世界がそこに広がっている。登場する人物たちはそれぞれが一生懸命に生きて、著者の心に足跡を残している。旅先での偶然の出会いはやがて留学へとつながり、そこから結婚、夫の転勤…と人生の歯車は人との出会いで動いている。一章一章が濃密で重みがあるので、味のある挿絵と共にゆっくり読んで楽しんだ。
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Crystal.B
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世界中のいろんな場所で暮らして出会った人や出来事があの感性を生んだんだろうな。大変なことも多かっただろうに当時はいざ知らず、ご本人は今ではそれほど苦労とは思っていないような気がしました。むしろいくつもの扉を開け続けた人生に大いなる納得と満足感を抱いているのでは?
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Akira Suzuki
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時系列も場所もバラバラ(順不同)のエッセイ。各話冒頭に登場人物の紹介やエピソードがあるので混乱はない。1話完結の話として、相互の関係性や全体としての統一感は気にしない方が良い。著者のこれまでの人生経験、苦労したんだろうなぁと思わせる、その道のりに意外性を感じながら読んだ。彼女の泰然自若とした態度や物腰は、こうした経験から学んだものなのだろう。「象の灰皿」が印象的だった。
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K T
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ハルさんの話は別の本でも出てくるけど好きなエピソードです
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mukimi
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自由な精神と豊かな知性で世界各国を渡り歩く筆者。何冊目かは分からないが筆者の本はいつも読みやすく、その波瀾万丈人生は広い視野を与えてくれる。本書は雑誌の連載をまとめたもので、筆者が世界各地で出会った人々の生活の切り抜き集。ここに描かれる人生は筆者の視点を経たものであり多面的な人生のごく一面なのかもしれない。でも「完全な偶然で出会う他人もまた、見知らぬ土地への旅と同じく、自分の人生観や生き方を変えるかもしれない要素を持った未知の壮大な世界そのものなのだ。」という視点を持ってあらゆる事象と交わりたいものだ。
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tetekoguma
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ヤマザキマリさんのエッセイ集。イタリア、アメリカ、ポルトガル、ブラジルと彼の地で暮らす非日本的日常。何気ない日常に奇跡がある、すべてがあるのだ!という気持ちになりました。無名の人々との交流から、ひとりひとりの人生のかけがえのなさ、素晴らしさが感じられました。
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カモノハシペリー
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再び子供たちと熱い抱擁を交わし、たくさん手を振って別れてから飛行機に乗り込んだあと、言われた通りに、離陸後しばらくしてから新聞紙を開いてみた。包みの中から現れたのはあの象の灰皿だった。綺麗に洗ってあるが、ところどころ主人が吸っていた葉巻の焦げ跡が残っていた。
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だねふし
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ネタバレ【図書館本】移動図書館より。なんとなく須賀敦子さんの著作を思い出したが、イタリアつながりだからか。須賀さんほどの崇高さはないが、ヤマザキさんなりの生きる哲学が散りばめられており、また別の面白さがあった。きっと苦労されているのだろうが、それを感じさせないような文章が見事。自分の中にきちんと芯があるから、どこで生きてもブレないんだろうな。(2024/067)
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anniehappy
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Audibleにて 筆者のあちこちでの人との触れ合いを描写した何気ないエッセイ集だが、ヤマザキマリという人を作ったのがこれだという納得がいくものだった。
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