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「源氏物語」の時代を生きた女性たち (NHK出版新書 711)

感想・レビュー
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ユウユウ
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女君の真の姿
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凜
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ネタバレ後宮での女性たちを見ていて、少しは自由に生きられているんだろうなぁと思っていたが、その想像を覆すほど女性の生き方は大変だった。ある程度上級貴族になると、結局は権力争いの道具として扱われる。そんな中で日記が生まれた。本当に溜まりに溜まったものを吐き出したい強い思いからだろう。本当に女性は賢くないほうがよかったのだろうか?生き抜くためにはみんな賢くないと生き延びられなかった時代だと思う。様々な事を感じた一冊だった。
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mawaji
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「光る君へ」の関連図書として読みました。上層貴族の女子は産むことが大切な仕事になっていたとはいえ「皇子を産めぇ~」と迫られながら若年結婚と多産、産死となることが多かった「源氏物語」の時代はSDGs的にもユニセフあたりから指導が入りそうな状況だったのですね。「女のあまりに才かしこきは、ものあしき」という女性観の時代だったからこそ「おまえが男だったらよかったのになあ」という父親の嘆きを跳ね返すように紫式部や清少納言、和泉式部や赤染衛門らを輩出したということなのでしょう。「床去り」の習慣、ちょっと気になりマス。
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とら
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平安中期は道綱母が自分史を書き、紫式部が不朽の名作「源氏物語」を記し、清少納言、和泉式部、赤右衛門たちを輩出した時代だった。この後、「家の成立」により女性の在り方が変化していく。
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koji
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大河「光る君へ」を観ていると、平安中期(1000年を境とする前後五十年)の貴族女性達が、男達の権力の道具の様であり乍ら、それを逆手に取る、逞しくい生命力、卓越した理知力を持ち合わせている事に大いに感心しています。その女性達をじっくり追いかけたのが本書。光の面ばかりでなく、(ここで書けない様な悲惨な)影にもスポットが充てられています。これで私のドラマ観も深まりました。本書にもありますが、平安中期は、ある意味男女対等の終焉期。これから男性優位に傾斜していきます。しかし令和の今は再び転換期。大いに示唆を得ました
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Hiroh
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ネタバレ女性が活躍した時代ではあるけれど、女も官位を得て公の仕事をこなした時代からするとずいぶん女性の地位は低下している。その葛藤が文学を生んだとも言えるのかもしれない。夫の訪れがない苦しさを詠んだ歌も、夫の歌集におさめられ夫を飾るものになってしまう。それを拒んだのが『蜻蛉日記』かもしれない。複数家族が同居する場合は必ず女系の家族が一緒に住んだ。妻も家政組織、政所を持っていたが夫のものとは規模がぜんぜん違う。死を前にして家を出される雇い人とその子ども。「平安」だったのは一握りかもしれない。でも戦国よりまし。
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葉月
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ネタバレ図書館で。 当時の女性が自らの思いをはきだすために日記がうまれ、仮名による文化も生まれてきたという。女性が担う領域の変化と立場の苦しさを知る。また古文に触れたくなった。
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うしうし
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図書館本。ひとつひとつの話にはとても興味深い事例が記されていることもあるが、今の私には、総花的な記述と感じて飽きてしまう。取り急ぎ斜め読みで、図書館の期限が来たため返却。
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眉毛ごもら
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千年前の事なので基本的な常識や倫理観は微妙に違うんだけどこの時代に生きていた人達は人間なのだなあという感想になるなど。嬉しい悲しいの感情や生き様等一生懸命生きているなぁと思うのである。あの時代に生きていたいとはミリほども思わんのであるが。それはそれで今の時代との違いを考えさせられるわけで。稼ぐ女持てる女、哀れな女見捨てられる女様々いるが彼女らの先に我々がいるのだなとは思うのである。さてこの本2000年に出た原本に加筆修正と記入してあったのだが…時期的に手に入りにくいところにいたし多分持ってないと信じたい。
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あいう
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ネタバレ20年前の本だが、「『お子さんはまだ?』と聞くのは場合によってはセクハラ」と記載があった。当時から言われていたのに未だにその言葉に悩む人が多いというのは人々の意識はなかなか変えられないのだなと思った。 平安時代の中で「女性も教養が必要だ」から「女性は賢くない方が良い」という価値観に変化していたのは驚いた。古代から近年までずっと「女性は賢くない方が良い」という認識だと思ったからだ。時代がずれていれば源氏物語等は出ず、逆に価値観の変化で出なかった作品もあると思うとやるせない。また、容姿で得するのはあるあるだ。
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yoppy
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大河ドラマを楽しむための参考になる書。当時の宮廷貴族の日常を知るのは面白い。
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今Chan
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タイトルとおり、「源氏物語」の時代を生きた女性たちの、暮らしぶりを資料に基づいて解説してくれている。知らなかったことも多く、勉強になった。
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バーニング
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平安時代のジェンダー史に着目してきた著者らしく、平安中期の女性が同時代男性と比較してどのように生き、そしてどのように死んでいったかを概観した一冊。記録の関係上一般の女性についての記述は多くはないもののいくらかあり、家で安らか死ぬことや死後に葬送されることが全く一般的でなかったことも記述されている。
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Ichi Koma
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図書館本。とても面白く読みました。大河ドラマでも話題となっている?、平安時代の中期の貴族から庶民までの暮らしぶりを実例を紹介してくれました。平安中期の活躍ぶりは素晴らしい、、、。言われてみれば、学校の教科書も女性といえばこの時代の女性の人が中心だな。その後の時代の変化で状況が変わった、変えさせられたということか。大河ドラマをより面白く見ることが出来そうだ。
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まこやん
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服藤さんの本、二冊目 このページ数にいろんな女性が凝縮されて読み応えあり 貴族でも貧しくなれば患って路頭に捨てられる時代 生きながら犬や鳥に突かれて死んでいくなんて恐ろしい また、たくましい女性の話も 庶民の暮らしが知りたくなり、今昔物語へと読書が繋がります
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