読書メーター KADOKAWA Group

藤井聡太が勝ち続ける理由 王座戦――八冠の先へ

感想・レビュー
15

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
アキ
新着
2023年10月11日藤井聡太が前人未到の八冠独占を成し遂げた際に、日本経済新聞はトップの1面で報じた。経済紙が将棋の記事をトップ記事とするのはノーベル賞級と見なしたということ。王座戦を戦った永瀬拓矢九段とは普段から唯一定期的に練習将棋を指す間柄。藤井聡太の強さは、序盤の駒組から中盤の戦いにかけてのバランスの良さと圧倒的な終盤の寄せにある。インタビューで何手先まで読むか聞かれて終盤で40手くらいまでではないでしょうかと答えていたが、対局後の振り返りから100手以上は読んでいると解説者の話。凄すぎます。
0255文字
callejon
新着
ネタバレ『自分はチャンスをつかみにいこうとする性格なんです。プライドや意地はこの世で一番いらないものだと思っています』『藤井さんのすごいところは集中力。あと損得で考えないところ。それは『人間をやめている』とも言える。例えば、藤井さんは仕事を断ってベストを尽くすのではなく、頼まれたら全部やる。その上でベストを尽くす』『将棋には本当に感謝しているんです。努力という言葉だと責任感や義務感みたいなものが少なからず生じるでしょう。でも自分にとって将棋はそういう存在ではない。すべてを与えてもらってるんです』永瀬九段の名言
0255文字
アンコ釘
新着
最年少で前人未到の8つのタイトル 竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖・叡王 全てを制覇した藤井聡太8冠。異次元の計算力と評される最強頭脳の藤井くんが、C2、C1、B2、B1、Aそして名人と駆け上がる時期に観れたことが僥倖としかいいようがない。トークショーもユーモアを交えてオモシロ分かりやすく感謝。藤井将棋の面白さを伝えるにはどうすればいいのか問題。ワイドショー的お菓子話題で済ませ消費され続けたら人類の損失。テレビでも読みものでも必要なのは、ストーリーと読みの深さのスゴさのわからせなんですよ、確信した
0255文字
やまじろー
新着
藤井七冠と永瀬王座の歴史に残る戦いと二人の想いを中心に面白かった。ただ将棋は子供レベルで、観戦将棋中心なので、後半の専門的な分析はリタイアした。いただき本なのに申し訳ない。
0255文字
Iron Patriot
新着
勝俣氏の、ここまで考えていたという図の説明は、若干マニアックであるが、藤井7冠の思考を具現化していて、非常に読み応えがあった。
Toyotoyo

この本のハイライトですよね

10/02 13:06
0255文字
kata
新着
将棋界で一人飛びぬけている藤井さんの 強さを表現しようとした内容 ライバルであり、育てた面もある永瀬さんの話が面白い 孤高の藤井さんに「もっといい景色を見せたい」 という純粋な思いに、筆者が 「永瀬さん自身が見果てぬ景色を見て欲しい」 という下りが秀逸
0255文字
旅するランナー
新着
史上初の八冠を達成した王座戦での戦いぶりを、様々な角度から振り返る。その強さの理由が①読みの深さ·長さ·速さ·精度、②視野の広さ、③詰将棋による終盤力の強さ、④性格や集中力等将棋への適性など。そして、盤を挟む相手より、内容という真理と戦う求道者。藤井さんからタイトルを取る人は、まだこの世に生まれていないかもしれないと言わしめる。選ぶのに長考になると言う食事とおやつも合わせて、これからも目が離せない。
0255文字
チャー
新着
八冠を達成した71期王座戦の戦いを解説した本。盤面の詳細な解説やインタビューなどが多数記されている。難解な場面で深く広く早く思考する八冠の強さがプロ棋士の視点からも綴られていてその凄さを感じました。
0255文字
📚Tuf
新着
棋譜も読めないのに、なんかわかったような気分で永瀬さんとの死闘とも言える展開を垣間見る。最後の歴代王座一覧を見て思うんだけど 羽生さんはやっぱ凄いわ。
0255文字
司馬太郎
新着
棋士藤井聡太が八冠制覇を達成した王座戦の闘いを詳述。徹底した事前研究の成果で永瀬九段が優勢を築いた局が複数あったような気がするが、それも1手も間違わなかった場合というAIならでは読みの結末の話。時間に追われる中で常に正解手を指せというのは人間には酷な話だった。衝動買いの1冊であり、1年後に読み返せる内容であるかは疑問だが、旬の本としては及第点。
0255文字
はるぱ
新着
第1章のえりりんとの対談は多彩な質問が藤井八冠のお人柄を引き出していて、非常に良かった。棋譜が読めない私でも第4章で明らかになる八冠の凄みが理解できたし、ラストにはご本人の解説もあり、数多い“藤井聡太本”の中でも特出している。ただし、第2章記者座談会はそもそも記者の詳細な経歴なんか誰も興味がないし、「怒涛の連載も一段落したところで座談会」とかいちいち内輪の話がウザくてドン引き。社内忘年会でやれ。デカい記者の1ショット写真を3枚も載せるくらいなら、聞き手のえりりんも1枚は載るべきだろう。見識を疑う。
Sam

仰る通りですね!

03/24 15:16
はるぱ

Samさま ご賛同ありがとうございます。腹立たしい思いです

03/24 15:24
3件のコメントを全て見る
0255文字
geki
新着
藤井聡太が八冠を達成した永瀬拓也とのタイトル戦を密度濃く特集している。両者の生の声が数多く取り上げられ、両者の人となりがぐっと近づく。本書で、両者がお互い高め合ってきたことが分かり、藤井聡太が一人で強くなったのではなく、永瀬拓也の存在がとても大きかったことが分かる。数多く聡太本を読んできたが、本書は格別。聡太本であると同時に、拓也本でもあった。二人の今後の関係性がどうなるか、楽しみではあるが、永瀬君に代わるヤングジェネレーションの台頭が待たれるし、そうであって欲しい。
0255文字
Sam
新着
自社の主催棋戦で成し遂げられた8冠達成という世紀の偉業を讃えつつ、この僥倖を商売に活かさない手はないだろうということで日経新聞社が緊急出版した一冊(たぶん)。記録としての偉大さもさることながら4局全てが凄まじく濃密で、最終盤での大逆転というドラマがあり、そしてよき研究仲間にしてライバルでもあるこの2人の対戦ということで、本当に盛り上がったシリーズだった。記者の座談会という企画も面白かったし、NHK「将棋フォーカス」でお馴染み山口女流3段の軽妙なインタビューも秀逸。将棋ファンの皆さん、ぜひどうぞ。
0255文字
rokoroko
新着
将棋盤の横で寝転ぶ可愛い名人(妄想孫)昨日バレンタィンデーでファンミーティングがあった。35万円30名限定。いけないけども。あっという間に1000万円集められる8冠をインタビューや棋譜で解き明かす。何回も読んだ記事もあるけど楽しめた。特に王座戦の逆転劇など楽しかった
0255文字
とも
新着
八冠達成となった2023年永瀬との王座戦の戦いについて書かれた本。山口女流によるインタビュー、観戦記者の座談会、勝又教授による分析、藤井の自戦解説などなど。 対局者であり盟友でもある永瀬について、藤井と永瀬との関係について多く書かれておりたいへん読み応えがある。
0255文字
全15件中 1-15 件を表示
藤井聡太が勝ち続ける理由 王座戦――八冠の先へ評価86感想・レビュー15