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「竜馬がゆく」のスリルとサスペンス

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るな
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高校の国語の先生が語る「竜馬がゆく」の深層読み(文学的な感動を読者にもたらす無意識を意識化する)。叙述に隠された或いは込められた意味を読み解いていく過程は本のタイトルに相応しく正しくスリリング。意表を突く指摘が随所に見られるが、広井先生は丹念な読み込みでその根拠を解き明かしていく。聞き手の新聞記者の切り返しも鋭く密度の濃い読み物になっている。司馬遼太郎作品は確かに面白いけれど、緻密に構築された小説という印象はなかった。しかし、言葉の選択にこだわり語り手の移動による効果を狙うなど巧みさに満ちているという。
0255文字
茶々丸
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高知新聞の連載を書籍化したもの。高知の国語の先生と高知新聞記者とのやり取りで「竜馬がゆく」を深読みしていく。 “「竜馬がゆく」=「講談」説”、“竜馬の得意技「はずし」”、“竜馬のモラトリアム”など唸らされる。 議論を交わしながら“酒の代わりに蜂蜜を溶かした水を飲んでいる”など全く記憶にないエピソードも多い。3回は読んでいるはずなのだが。。。 最期は暗殺という劇的な幕切れを迎えるわけだが、“その死の原因が何であったかは、この小説の主題とはなんのかかわりもない”とは、「そういうことか、深いなぁ」、と。
0255文字
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