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僕たちはまだ、インフレのことを何も知らない デフレしか経験していない人のための物価上昇2000年史

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ゆうやけPC
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表紙に反して経済学の専門知識がないと理解できない内容だった
0255文字
ちい
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難しかった…。勉強になったことをメモ。 インフレはゆっくりと忍び寄る敵であり、この上なく不公平なプロセスとして作用し、弱者を虐げ、格差を広げる。打撃を被るのは少ない現金預金のみの人や、貧しい年金受給者、賃貸住まいの人、職場での賃上げ交渉力の弱い人など。インフレ下での資産防衛のおける格言の中に『株式はインフレに強いと思い込まない』とある。確かにハイパーインフレ下では、ペーパーアセットは紙屑同然になり、レバレッジを活かして資産(工場など)を購入した方が財を築くことができたらしいが、やはりインフレ下では株は
ちい

本書にもあるように、やはり各自でマネーリテラシーをあげることが大切だと思う。高校の家庭科では金融教育が始まったが、教える教師自身が本当に理解しているかは疑問。家庭で教えられることは早めに教えておこうと思う。金融教育の有無は、確実に子供達の将来の格差に関わるだろう。まずは昨今の物価上昇に応じて、子どものお小遣いもベースアップが必要でしょう。

09/23 17:47
ちい

コストプッシュインフレでは、(零細企業を除き)企業は商品に価格転嫁できるので収益が上がる。株主への還元は、社員への報酬より重視されることが多い(それが資本主義)ので、自ずと株式を保有している方が有利となる気がする。ロバート・キヨサキのいうキャッシュフロー・クワドラントの『インベスター』に、いち早く片足だけでも突っ込むことが、インフレ時代に身を守る方法ではないかと思う。まだまだ勉強が必要です。金利や為替、難しすぎる。

09/23 17:54
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0255文字
Mark
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図書館で借りて、飛ばし読み。 過去に世界のあちこちで起きた、時にはハイパーインフレをも称されるひどいインフレ事例を取り上げ、それらの主要因が経済政策以外の偶発的なものだったことが多い、ということを述べたいようだ。インフレを回避できたと政治家たちが喧伝しても、政策の効果だったのかどうかは随分と時間が絶たないと評価できない。 別の本の受け売りだが、政策でインフレを抑えることはできても、デフレにつけるクスリはないとのこと。経済屋の雇用対策のために、連中に手が出せるインフレを誘導されても迷惑千万だと思っている。
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turtle
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現在、奇しくも並行して読んでいる大御所とは異なるスティーブン・D・キングさんというイギリスの経済学者がインフレについて書いた本。とっつきやすそうなタイトルとは裏腹になかなか骨の折れる読書でした。最後の方の「インフレ下での資産防衛」 だけを読んでもいいかも。北ヨーロッパ債券が高利回りの準通貨化するかも、というアイデアは面白そう。
0255文字
壱萬参仟縁
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重要箇所はゴシ太活字。インフレは一部の人から資産をむしり取り、残りの人に分配する、不公平なメカニズム。大打撃をこうむりやすいのは、限られた現金しか持たない貧困層、年金受給者(32頁)。一方で、インフレは強力とはいえ完全に非民主的な富の再分配の手段になりうる(140頁)。金融当局が財政当局を支配するべきだ(200頁)というが、植田総裁は財務省に言われているのでは? とも思われた。
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Wabisuke
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ネタバレどのような誤謬、過信、政府当局の思惑によって歴史上の破壊的なインフレーションが生じその結果各所得階層に対してどのような結果がもたらされたのか詳しく書かれている。とても勉強になる。心に残った点は以下のとおり。 ・中央銀行はデフレよりもインフレを容認する傾向(貨幣価値の下落により財政再建と非公式な増税が実現可能) ・一定期間の経験則に基づき集団心理が形成され、起きている事象に対する認知の歪み、中央当局の過信、不確実性に対する誤謬が生じ、政策が後手に回る。過去の歴史上のハイパーインフレはこのように生じてきた。続
Wabisuke

・インフレの代償は時間差で発生する ・過去の巨大インフレ(ヴァイマル共和国、オーストリア、ハンガリー、ポーランド)は持続的な巨額財政赤字が存在 ・インフレを予測するのは困難であるが考えうる検証基準は4点(1)インフレ圧力を高めるような制度変更(インフレ目標、資産買い入れなどのQE、中央銀行が財政刺激策を静観)はあったか、(2)インフレリスクが高まるような過剰な貨幣供給量増大があったか(3)政策等においてインフレリスク要因が転嫁/矮小化されていないか(例:輸入コスト、中長期楽観)、(4)供給サイド悪化 続

06/24 16:41
Wabisuke

・どの所得階層も損失を被る・歴史上の総計からは個別ストーリーを読み取れない(1人の成功者に対して何人の転落者がいるか示していない)、・持続的なインフレとうまく共存できた民主主義国はない(民衆が耐えきれず変化を求めるから)・賃金物価統制は歴史的に見てインフレ対抗措置にはならなかった(労働市場が機能しなくなり効果的な景気拡大余地を奪った) ・インフレによる不公平な格差を公平することは困難

06/24 16:41
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0255文字
ツン
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やっと読み終わったけど、難しい(笑)勉強になりました。
たいぱぱ

大御所キングかと思ったらDが入ってる!!Dの一族!?

05/26 19:03
ツン

たいぱぱさん、海賊でもホラー作家でもなく、経済学者みたいです(笑)

05/26 19:35
0255文字
たかぴ
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少しでも経済の事をと思い手に取る。基本的な仕組みや言葉が把握して無いので飛ばし読み多し。 ただ経済は民衆の期待、未来への予想で大きく変化していくので安易な予測はほぼ出来ないというのは把握。
0255文字
だ
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インフレとは何かを知りたくて読み始めたが、想定デザインのポップさに反して難解。イギリス人らしい(?)皮肉も織り交ぜられているからか、文章も読みづらい。一度寝かせる
0255文字
shikada
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過去のインフレの歴史を振り返る一冊。現在進行系のインフレについて気になり手に取ったけれど、金融政策の話など、自分には理解が難しい部分も多かった。インフレが進むと、現金の価値がどんどん落ちていく。そのため現金の蓄えしか持たない人の生活を苦しくし、債務を抱える政府や企業の負担を軽減する。物価上昇と賃金上昇は必ずしも同時には進まない。大企業は、原材料の高騰などにより増加したコストを顧客や下請けに転嫁できるが、そうしたコスト増のあおりを受ける人々の賃金は簡単には上がらない。
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さいと
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過去の歴史を調べ、インフレを解説している。政府は債務を減らすことができるインフレの誘惑に負けるため、中央銀行の独立が必要だという。
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Dヨッシー
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如何にインフレが厄介なのかを説いた本。経済学の要素がありながら、歴史的にインフレとどのように向き合ったのかを分析し、問題提起しているのが良く、非常にためになりました。インフレには誘惑が多いものの、後々、大きな問題になりかねないことは胸に留めておきたいです。この本の知識を頭に入れつつ、今現在の現象を捉えて、自分で動いてくことが求められそうです。
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ゼロ投資大学
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日本はバブル崩壊後の失われた30年間をずっとデフレで過ごしてきた。物の価値が上がらず、給料も上がらない状況がずっと続いていた。2022年に様々な要因が重なって、世界中で一気にインフレが広がった。我々はインフレへの正しい対応をする必要がある。一つの国・通貨に投資することは避けなければならない。株・不動産・金などもできれば分散して保有しておくことが望ましい。
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よっち
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おおむね冬眠を続けてきたインフレは、本当の意味で死んだわけではなかった。なぜこのような現象が起きているのか。どのような対策が必要なのか、過去の歴史から探る1冊。1970年代と1980年代の経済の主な筋書きを形作ったインフレとの戦い。コロナ禍のロックダウンなどの揺り戻しで深刻化した現状。アメリカの南北戦争やブラジル、ドイツ、イギリスなどの事例を取り上げながら、政府の対応次第では格差を拡大させ、さらなる事態の悪化を招く可能性を紹介していて、個人的な対策を書いてある本ではなかったですがいろいろ参考になりました。
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