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俯瞰する力 自分と向き合い進化し続けた27年間の記録

感想・レビュー
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itchie
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「そもそも自分には〝執着〟というものがほとんどない。何に対しても、固執するのが嫌なのだ」。本質的にはジョッキーより調教師向きな人なのかもしれない。サッカー少年のころから「ゴールを決めることよりも、ゴールにつながるパスを出すほうにやりがいを感じるタイプだった」と書いている通り、他人と協力して仕事するほうが得意なタイプ。「それぞれの意見を言い合える環境を作る」など厩舎のマネジメントを大事にする姿勢も好印象だった。しかし川田将雅のもそうだけど、ジョッキーの本ってビジネス本みたいにしたほうが売れるもんなの?
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時雨
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元JRAトップジョッキーから転身した調教師が半生を綴る。自厩舎の開業と同じ2024年3月に初版。/「天才」福永洋一の息子が父親と同じ世界に飛び込み、悪戦苦闘と研鑽の騎手生活を終えて新たなキャリアに踏み出すまでの27年間の記録。劣等感と焦燥に駆られた20代、所属厩舎の解散や同世代のライバル台頭を受けて騎乗技術をゼロから学び始めた30代。執着のなさ、人間関係におけるバランス感覚を自らの長所に挙げる著者は、己の半生をこう振り返る。「もしセンスと才能があったら、手に入れられなかったものがたくさんある」(p57)
時雨

騎手という職業にはそもそも執着が無かったとのことで、特定の騎乗馬に対する記述も、あくまでも来し方を振り返る上での必要最小限度に留められている。とはいえ、極度の緊張状態で自滅したキングヘイローでの初陣に始まり、エピファネイアなど20年の挑戦と挫折を経て、キャリア終盤には3勝を挙げることとなったダービーには1章が充てられており、人生の転機としての思い入れの深さを感じさせる。教訓めいたメッセージを伝えようとしたわけではなく、単純に自分の半生を記録に残す意図で上梓したとのことで、一介のファンとして興味深く読んだ。

12/24 15:15
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高箸やすめ
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なんで勝てなかったのか、なんで勝てるようになったのか、競馬ファンとして見てきた27年の答え合わせのような気分。
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なかしー
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久しぶりに競馬ゲームにハマり、その走りで読んでみた。 氏がキングヘイローと挑んだ日本ダービー初出場の件は、衝撃だった。 当時3年目の氏が、日本ダービーの異様な空気感に飲まれ、脚質とは異なる逃げというか暴走し、4コーナーで気付いた時には馬群に捕まり、惨敗した苦い経験した。以降、計23回ダービーの騎乗依頼を受けた際の糧となった。 天才福永洋一を親に持つ氏は、天才ではなかった苦難のエピソードは衝撃だった。
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takeyan
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ネタバレまあいつもの福永。自分実力を知り、何かをひたすら研究し続ける姿勢は見習いたいものだ。[B]
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綾小路清隆
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ネタバレジョッキーという普通の人とは違った職業であるが、今回の本から学ぶことは多い。例えば、福永祐一は感覚でやれるほどの才能が無かった。だからこそ、一回一回の騎乗で『なぜ負けたのか』『なぜ勝てたのか』『なぜ調教は良かったのに本番になると走らないのか』など、理論的に一つ一つの課題を潰していく姿勢は誰もが持つべきものである。また、天才でないからこそ、色々なことに挑戦することができるという言葉が刺さった。自分も天才でない側の人間であるので同じように好奇心に対して向き合いたい。調教師福永祐一も見たいが、騎手もまた見たい笑
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ma-bo
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騎手で、今は調教師となった福永祐一さんがご自身の「思考」と「決断」を語った一冊。
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中山バスター
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天才ジョッキーと評する父洋一が果たせなかった日本ダービー制覇、無敗のクラシック三冠。まさに全盛期のトップジョッキーが突如、調教師に転身。自身の才能を見極め、己と向き合い続けた男の思考と決断の軌跡◆自分が福永騎手がずっと好きになれなかった理由は読んでいて再確認ができた(笑)と、厳しい一言を書いたものの本人が努力をしていなければトップに居続けられることはなかったはず。その努力がここに書かれている。改めてお疲れさまでした。余談だが、調教師に向いているとは思っていました。
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08神菜さん
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やっぱこの人根っからの理論派なんだよなぁ、だからこそ毎年コンスタントに勝利数を稼いでいられたんだと思う。
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dice-kn
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著者との関わりで個人的に馬券の思い出は浮かばないのですが、すごく印象に残っているのが、エピファネイアで武豊騎手のキズナでやられたことをシャフリヤールで横山武史騎手(のエフフォーリア)にやったことですね。ダービーの件なんですが、著者は唯一この(負けた)日だけ寝られなかったそうで、今後横山武史騎手の著書が出たら、この件は絶対出てくるだろうなぁと思いました。しかしホントに著者が絡んだ馬券の思い出がないなぁ・・(笑い
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ブックラバー
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ネタバレ私がイメージしていた福永元騎手はスマートで何事もそつなくこなす感じでしたが・・・この本を読んで福永騎手の意外な一面を知りました。 岩田騎手の事が書かれていたことにもびっくりです。 福永調教師になられましたが、引き続き応援したいです! おすすめの一冊☆
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ユッチー
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個人的に一二を争うくらい好きなジョッキーの1人。この人の物事を俯瞰的、合理的に見てその中で最適解を見つける考え方は学ぶ所が多い。(うまんちゅの解説通りにレースしてGⅠ勝った時には驚いた)是非とも調教師としても成功して欲しいな。ただ、エピファネイア以外お手馬についての記述が少なかったのが残念。もっとキングヘイローやコントレイルの事を聞いてみたかった。
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車寅次郎
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『もし今自分の命にかかわるような落馬事故がおこったら、調教師になっておけばよかったと後悔するだろう。』あとがきに書いていた。落馬事後を経験した父の子だからこその考えなのかもしれない。そして今日、別の騎手が落馬事故で亡くなったと報道があった。仕事に貴賎はない。そして、命には何も変えられない。俯瞰する力=メタ認知力。今最も大切と言われている能力のうちのひとつ。どこまでやれば納得できるかと同じくらい、ここで何かあったら後悔するなとゆう感覚は大事だと気付かせてくれた。来年のPOGではお世話になると思います(笑)
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田中太郎
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「天才」である福永洋一の息子としてデビュー以来常に注目の的でありながら、日本のトップジョッキーの1人として名を残し続けた福永祐一本人が自身の騎手引退、また調教師としての第二のデビューを果たす直前の現在に、騎手人生を振り返った一冊。「天才」で無かったが故に自省を繰り返し続けてきたことが、この本を読んでもよく伝わってきたし、騎手ではない我々にも学ぶことができる仕事への取り組み方があるように強く感じた。 馬券の勝ち方という本とはまた違うが、競馬というスポーツを知る上で非常に有益な一冊だったと思う。
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まいれす
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今年の3/25に福永調教師がウマおじさんのトークショーに特別ゲストとしていらっしゃると聞いて、予習のために読みました。
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Ofo
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ネタバレ完璧な人ではないし、むしろ欠点が多い人なのかも。ただ、自分が他人と違うという事を理解し、どうすれば自分が表現出来るかを考えて努力して実行に移せる、また、他人からの評価を気にする事が一切ない才能を持ち合わせている人。僕らでもこの人から学ぶ事はたくさんあると思った。
Ofo

「多くは自分の感覚と動作が一致しないことをスランプと捉えるのだと思うが、自分からすると、それは完全に技術不足であり、その原因が精神面二由来するものだとしても、そのコントロールを含めて"技術"だと思う」 「一歩引いて気の毒な人だと思うようにしないか?...「すみません」と言って笑って流して、もう付き合わなければ良い」 「競馬は点ではない。線なんだ。競馬は1レースごとに出るけれど、そこでどういう競馬をしたかが先々につながっていく。この馬をどういう馬に育てたいのか、その結果、どのステージまで連れていきたいのか」

03/20 23:48
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美兎-mito-
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元JRAトップジョッキー福永さんの自叙伝。 これまでどんな思いで騎手人生を歩んできたのか、読み取ることができる。競馬ファンならば普通に面白く読める。 天才ではないとご自身は書かれているが、やはり聡明な人なのは間違いない。 岩田騎手との関係性は意外だった!
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えみりー
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買うつもりはなかったのに、「第2章 岩田康誠」というのに興味を引かれて購入。パパの知られざる一面を知ることができたので、読めてよかったです。競馬歴3年ほどの自分は、過去の事はあまり知らないので、騎乗停止が多かったのにはびっくり。 「教えて福永先生」の動画を見て、楽しく勉強させていただいていたので、感覚ではなく理論で色々と説明することが合っていると感じており、自伝ともいえるような本書での27年間の振り返りも分かりやすかったです。 読了後の現在、厩舎の複勝率100%!今後の活躍に期待です。
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うさを
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競馬の見方はいまだにわからないけど、福永さんの展開予想には競馬の奥深さを教えてもらったと思っている。だからこそ、福永さんの引退は衝撃的だった。本書は、福永さんの騎手デビューから引退までの思考のリフレクションとして書かれていて、彼のプラグマティックな実践哲学のように読めた。それにしても、福永厩舎の馬に乗る岩田康誠は見てみたい。
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葛
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2024年3月1日初版発行 著者:福永祐一 発行者:山下直久 発行所:株式会社KADOKAWA 印刷所・製本所:大日本印刷株式会社 定価:本体1600円(税別)
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やまうち
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⭐︎10
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クタクタ
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競馬が好きな人なら読んで損のない本。結果を残してきた人はやっぱり自己分析をして自分の強みを言語化できるんだなと。福永調教師としての活躍がますます楽しみになった。
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Tak
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連複買えば3着、3連買えば4着とか前が壁とか色々思い出がある騎手。今週より調教師デビューと言う事もあり読みやすさもあり一気に読んでみました。天才の子供と言うのも中々大変だったのだなと今になって気づきました。後、友達の名前を2名だけ出していたけどあまり言わない方がいい2名で正直笑ってしまいました
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ゆあ
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福永さんのファンなので読ませていただきました。自分のことを客観的に冷静に分析することというのは、ジョッキーだけでなく全ての人に共通して大切なことだなと改めて思わされました。騎手として素晴らしい成績を残した福永さんが言っているからこそより響きます。何より自己分析してそれを言語化できているところに尊敬。厩舎作りや馬作りの目指す姿を読んでも、「良い厩舎になりそうだなぁ」と思うし、こういう人の下で働きたい!これからも応援します!
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鴨の入れ首
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元JRA騎手・福永祐一さん(現:調教師)の自叙伝と言っていい本です。福永さんは推し馬の主戦騎手だったので、現役騎手時代は応援しておりました。本書を読んでいて思ったのは、この人が非常に頭のいい人なのだなということでした。冷静な眼差しと語りで、大変読みやすかったです。競馬関連書ですが、社会人としての生き方としても十分参考になりました。非常に興味深かったですね。
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DogerMasahiro
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推し騎手でした。川田騎手とのYouTube動画で、何か参考になればとのことでしたが、たくさん参考になりそうでした。
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タカギ
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福永元騎手のスタンスはこれまでのインタビューなどで知っていたけど、第二章の岩田康成との話はすごく良かった。嫉妬しながらも鼓舞される不思議な関係。岩田ファンが喜ぶ本。
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ベース弾き太智
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福永祐一先生の大ファンとして、この本を書いてくださった事を感謝致します。
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