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教科書の中の世界文学: 消えた作品・残った作品25選

感想・レビュー
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はこちゃん
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小学生の頃、新年度真っ先に国語教科書に目を通していた。中学・高校の国語教科書の掲載文学作品はほとんど憶えていない。ヘッセ『少年の日の思い出』魯迅『故郷』は確かに現在の中学国語教科書に掲載され続けている。編者まえがきは非常に興味深く読んだ。時代や政治的背景からの選ぶ側のメッセージ性、教室で教える側のメッセージ性…教育思潮の変化や社会の変容、学習指導要領改訂や検定制度の圧力…そんなものに晒され続けていることを無意識下で子ども心に感じとり「国語嫌い」を生むのかも。本読みさんたちなら、どんな作品を掲載しますか。
tomi

「山月記」は2年続きで載っていました(教科書会社が変わったので)。山川方夫の「夏の葬列」と葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」が印象深いです。「夏のー」はミステリとして書かれた作で「セメント樽」も怖い話。乱歩も掲載されても良さそうです(でも人間椅子は厳しそう)

09/02 00:33
はこちゃん

tomiさん、ありがとうございます😊どちらも気になります、読んでみます🙋🏻‍♀️

09/03 00:12
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嫐
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歳をとったからか、カレル・チャペックの『切手蒐集』が一番胸に響いた。希望がある終わりなのがいい。 それとアルランの『降誕祭』を読んで、元気なうちに両親に孝行しようと思った。
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黒百合お七
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今どきの教科書には知里幸恵「銀の滴降る降るまわり」が掲載されているのか(そうか海外文学……)。私にとって懐かしいのはユーリイ・ヤーコブレフ「美人ごっこ」フランチスク・ムンテヤーヌ「一切れのパン」ドーデ「最後の授業」。教科書で、しかも昔に読んだから作者名も作品が書かれた背景もろくに知らずに接していたから、こうして解説付きで改めて読むと、どの作品にも新たな発見がある。なぜ教科書に採択され載ったのか、そして作品が載らなくなった理由も。解説が秀逸で読み応えあり。巻末の「教科書からの読書案内」参考にして読書したい。
かっこー

「マテオ・ファルコーネ」がそういう話で父親の気持ちが問題になりそうな…。

07/16 21:34
黒百合お七

>かっこーさん!! ありがとう!!私の探してたのはこのお話だ!!すっきりすっきりすっきり!!でも……教科書には載らないよね。どこで読んだんだろう……

07/17 17:52
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かもめ通信
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『世界文学アンソロジー』の姉妹編。小・中・高の国語教科書に掲載された外国文学作品(一部日本語で書かれた作品を含む)の中から25人による27作品を集めたアンソロジー。90年代から50年代まで遡って10年ごとに4、5作品を紹介。年代毎にそれぞれの作品の特徴やその時期の学習指導要領の傾向などを紹介する解説がついている。作品をどう読ませるか、教科書で取り上げる意図はなにかという点に着目して、収録作品を改めて眺めてみると、単体で作品を読んだときとはまた違ったものが見えてくる気がして興味深かった。
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かふ
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今の子たちはカフカ『掟の門』(没後100年で好きな作家だけど)なんて読まされるなんて人間不信にならないか?とか、90年代は尹東柱の詩が掲載されていたり(韓流ブームで今はほとんどこういう作品は掲載されないという)、80年代はラングストン・ヒューズとか(アメリカの黒人詩人)羨ましいと思ったり、私らのときはドーテ『最後の授業』(不変のナショナリズム)はやったなとか懐かしくなったり、魯迅は鉄板だなと思ったり、いろいろ興味深い。もっとも教科書に載るような作品なんて読みたいとも思わないんだろうけど。国内文学も知りたい
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あまぐりこ
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生徒にいろいろ考えさせるのはいいけど全体的に暗いトーンの話、ため息が出るような話が多くて、これじゃあ読書好きは育てられないなと思った。高尚な文学なのかもしれないが、もっと楽しい読書体験もあるのに。いつか何かの番組で上白石萌音がこれから読書を始めようという人におすすめしますと言って、その本というのがさくらももこの『もものかんづめ』だったことを思い出した。あれは一つ目のエッセイから笑いがこみあげる面白さ。上白石萌音の選本は正しいと思った。楽しいことから入ってもいいんじゃないかな学校の読書も。(続く→)
あまぐりこ

(→続き)「考えさせられる内容」みたいなものって重たいな。「はあ~腹が立つほどつまらない」と思ってしまった。人生の残り時間は、楽しく明るい気持ちで過ごしたい。134頁迄なんとか目を通したが図書館の返却期限が来たのでいったん返します。後日リベンジするかも?いやしないかも。学生の頃は、教科書を受け取ると、家に帰ってすぐに読みふけるほど国語の教科書が好きだったのに、なぜ今はこんな気持ちなんだろう。厳選された素敵な短編が読めると楽しみにしていたのに。がっかりしてしまい残念。

05/16 09:33
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藤月はな(灯れ松明の火)
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当時の情勢で消えたり、残ったりしたとは言え、学生が世界文学・詩・戯曲に触れるきっかけを教科書が作るとは、なんて贅沢なんだろう!実際、学生の頃は分からなくても大人になってからだと心に沁みる作品は結構、多い。因みに私は高校時代に教科書で魯迅の「ちいさな出来事」に触れた思い出があります。個人的に李正子さんの「<生まれたらそこがふるさと> うつくしき語彙にくるしみとじゆく絵本」という一句に胸を打たれました。また、「一切れのパン」が象徴するものは希望だったのだろう。そして「美人ごっこ」の幻想を打ち砕く真実の残酷さ
藤月はな(灯れ松明の火)

高所恐怖症や空を見上げると無性に怖くなった人の恐怖心に響くだろう「垂直な梯子」、喪の服し方と折り合いを静かに描いた「トウモロコシ撒き」、偉大だと思っていた大人が抱いていた夢や理想が無惨に砕かれる一瞬とそれを目撃する子供達を切り取った「最後の授業」など、ヴァラエティや味わいが芳醇なものばかりだ。

05/04 23:15
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くさてる
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国語教科書に掲載された海外文学を27作品集めたアンソロジー。読んだ記憶のある作品はなかったけれど、添えられている解説などを読むと、国語の教科書にこめられた教育の理念に崇高なものさえ感じる広さと豊かさのあるアンソロジーでした。なにより傑作で粒ぞろい。強制収容から逃れようとする男の道行きを描いたムンテヤーニ「一切れのパン」ホラー短編集に収録されるのも納得のサンソム「垂直の梯子」悲しくて胸が痛むのにどこか温かいアルラン「降誕祭」しみじみと良いスタインベック「朝めし」などがとくに印象に残りました。
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まおまお
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わたしは教科書に感謝していて、質はどうであれ学童期などに名作を吟味できた経験は貴重だと思っている。掲載作品の中で唯一記憶してるのは『最後の授業』で、当時当てずっぽうに答えたことが正解だったらしく先生にえらく褒められたので印象に残っていた。しかし解説を読むと、日帝と同じ構造によるフランス語のプロパガンダとして教科書から姿を消した、とあり、大人になって読む価値はこういった背景も取り込めるところだなぁとつくづく感じた。全編おもしろく読めた。
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kaho
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25編もの物語が いずれも私好みの海外作品という一種のアンソロジーで、「現代」から50’Sまでの掲載作品から3-5作品、十年毎に区切ってコラムを挟みながら構成している。レビュー書きが9か月後となったのは、「国語の教科書」という存在への苦手意識(後ろに付いている学習ガイドに 何か自分の要なものを吸い取られる抵抗感)と、その中から取り出されるこれらが いずれも短編ながら深みが非常にあり、まとめて読むとその二方向性の絡みの中で、自分の収拾がつかなくなってしまった、という結果にある。…実は未だ落し所が得られず…。
イプシロン

新しい渾名考えたよ〜。ゴルゴンゾーラはそのままだけど。 Gorgonzola Txakoli(ゴルゴンゾーラ・チャコリ)でどうですか? Txakoli は Kaho さんの血を熱くするスペインはバスク地方の言葉ですけど、発泡性白ワインの名前でもあるそうです。透明感があるだけじゃないのよ! シュワシュワしてるんだから〜みたいな。どうですか先生?😊

11/30 05:48
kaho

Txakoli !なんか、可愛い発音で文字並びもいかにもバスクで、美味しそうですね、今度うちの店に置いてみるよ(笑) てか、本当に気になるんだけど…😂

11/30 13:12
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