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日本語の秘密 (講談社現代新書)

感想・レビュー
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インドアな人
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ネタバレ本書は俵万智さん、Mummy -Dさん、山寺宏一さん、川添愛さん、と著者の対談本です。 私でも知ってる有名な方がいて、なおかつどなたも言葉を使いこなす達人の方々であり、対談を通じ、日本語の奥深さだったりが本書を読むうちになるほどなぁ、と腑に落ちる感覚に陥りました。知的好奇心が満たされる、良き本でした、感謝です。
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白山手賀
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対談相手の問題かもしれないが、論文を引用したら、なんでも言い切っていいわけじゃないぞ。
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あっちゃん
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ネタバレ音声言語学者である著者が、歌人の俵万智、ラッパーのMummy‐D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛といった言葉のプロと対談し、言葉(とくに日本語)の奥深さや面白さについて語る。言語学の裾野を広げようとする意欲作だと思います。自分がラップをほぼ聞かないので、あまりピンとこないところもありましたが、日本語ラップの押韻の仕組みが思っていたのと大きく違うことに驚きました。創作論が俵万智に似ているのも、意外ではあるけれど、言われてみれば当たり前かも。
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ホークス
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2024年刊。言語学者が歌人やラッパー等4名と対談し考察する。ちょっと難しめ。以下私用メモ。①言語における音やリズムはカチッとした固体の様なものではなく、雲の様なゆらぎをもった存在である。②著者は制約を「創造の母」だと前向きに捉える。問題は、制約(知恵の蓄積)を尊ぶあまり修正・再構築を忌避する事、過去に依存してしまう事だと思う。③ラップが日本語の新しい可能性を開く。例えば2音節の「あい」を1音節(英語的ai)に圧縮する事でリズムの密度を高められる。④AIの困難は、人間の心の解明がまだまだ先である事。
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昼香
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Audible。音声言語学者の筆者が、歌人、ラッパー、声優、言語学者と対談。歌人もラッパーも、音の響きは大事だがそれよりも伝えたい言葉を重視というのは印象的。幼少期からの英語教育に否定的で、母語で考え、言葉の持つ豊かな創造性を育みたいという方針には納得。「制約は創作の母」
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anniehappy
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Audibleにて 川原氏の著作、研究内容を見ると、言語学は常に動いていると感じる。初めは軽薄に見えていたが、こちらの頭が古いのだとも言える。自分もアップデートしていかなきゃなと改めて感じる。
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ぽん
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歌人、ラッパー、声優、言語学者・小説家との対談集。叙述も対談方式で記されているから読みやすい。逆に軽量すぎるように感じてしまうかも。
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びっぐすとん
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図書館本。言語学者と言葉を操ることを職業とする人の対談。歌人、声優、ラッパー、どの職業の人も普段の仕事の中で気づくことへの洞察がなるほどと思わされた。最近話題の声優のAI化とか、AIそのものの今後の行方も気になる。日本語の性質だけでなく、言語そのものの傾向などはきっとヒトがまだたった1つの言語しか話してなかった頃からのものなのかな?とちょっと大昔にまでイメージが膨らんだ。チョムスキーの著作、読んでみたい。
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gen
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Audibleで読了。なかなか興味深かった。
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令和の殉教者
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audibleで。言語学者の著者による、俵万智(歌人)、Mummy-D(ラッパー)、山寺宏一(声優)、川添愛(言語学者)との対談集。ちゃんとそれぞれ読み上げ声優が別なことに関心。言語芸術と言語学的知見の関係については木石岳のYouTubeなど https://youtube.com/@asahisism8?si=nx1VUv_9SCmUMqDD により以前から知っていた部分もあるが、これは学者による本があることで安心感がある(木石岳も面白いので観てほしい)。山寺宏一の天才性に改めて恐れ入るなどした。
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どりドリ
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ネタバレ【Audible聴了】 割と気楽にするする聴けた。内容が身近なのと言語学の中でも音韻論的な話が中心だったかもしれない。短歌、ラップ、声優、言語学者、脈絡ないが通しで聞くとつながっていたなと思えてくる。
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のせなーだ
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日本語五十音表は、整然と単純化されている。ただ発音上のローマ字が変だ。F行は外来語でしょ、なぜMT.Fuji?ラリルレロが日本人に苦手なRとは。日本語は 子音に必ず母音がついて一文字とすっきり。世界中でかなり発音が単純かも。音から聞き覚え、五十音表から文字を拾ってひらがなをすぐ覚えた外国人もいた。日本人にとって英語の発音、アクセント、スペルを覚える労力の比較にならない。今回の対談から、改めて言葉の個人差による感覚の揺れ世代差による違いなど再認識した。書き言葉と耳から聞く言葉の差、表情を見ながら聞くことば。
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mionne
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何気なく使っている日本語について、それを各方面のスペシャリストとの対談形式で深めていく本。対談形式なので内容もわかりやすく理解しやすい。出てきた言葉について思わず声に出してしまう。ラップはこの本がなければ振れないジャンルだったので、世界が広がった。
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与太
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Audible。タイトルそっちなんだ、とおもう講談社現代新書の表紙デザイン。言語学による短歌、ラップ、声優の分析。同業者同士による言語学の面白さポイントの話などなかなか面白かった。こんど子どもの言語習得に関する本もよんでみようかな
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nachtmusik
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audible
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むた
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言語学者の川原先生とことばの達人4人との対談集。歌人、ラッパー、声優といったいわば言葉を操るプロたちは必ずしも言語学的な理論を理解しているわけではない。にもかかわらず経験や体感から言語学者が驚くほど理にかなった言葉の使い方をしているのがすごい。高い音は体の小さな動物が出す音。だから赤ちゃんに話しかけるときに高い声になるのは、私は体が小さくあなたにとって安全ですよ、ということを伝えている、とか聞いたらほぇー!って興奮してしまうのは私です。
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jackbdc
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ネタバレ日本語使いの達人4人との対談。著者が言語学の学問的な要素に拘っており、レベル的に高度過ぎて着いていけない所もあったが、全体的には楽しめた。日本語というか言語、特に書き言葉ではなく話し言葉の魅力を深掘り。これまで言語とは書き言葉が中心かと思い込んでいたが、改めて音やリズムで形作られる世界観に関心が芽生えた。発祥を遡れば動物の鳴き声が音の大小、高低、リズムなどにより洗練され今に至るのか。途方もない道程は浪漫的。一番は天才Mummy-D氏のアサインと希代の名作MASTERMINDのリリックの紹介に興奮した。
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みのくま
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本書は歌人俵万智、ラッパーMummy-D、声優山寺宏一、そして著者の同業の言語学者川添愛との対談をまとめたものだが、驚くべき事に全部面白い。日本語で芸術活動するアーティストだからこそ日本語の特徴を知悉しており、その観点は目から鱗である。他方で昨今のアカデミアにおける言語学者の立場は苦しいものらしい。確かなエビデンスを提出できない学問分野であり、社会的有用性に乏しいと判断されてしまうようだ。しかし本書を読むかぎり言語学はかなり面白いし、哲学的に深い分野である事は間違いない。言語学はもっと利用されるべきだろう
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いちは(精神科医)
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Audible。言語学者である著者と日本語を商売道具にしている4人との対談本。俵万智、山寺宏一以外は知らない人で、ラッパーのMummy-D、著者と同じ言語学者の川添愛。どの対談も興味深く、言語学や日本語についての関心を高められる良書。4人目の川添愛さんは小説家でもあり、なんと私と同じ九州大学卒業で、しかも2歳上。あの頃、同じキャンパスを歩いていた人なのかと思うと、川添さんの本を読んでみたくなる。
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arnie ozawa
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短歌、ラップ、吹き替えという言葉を扱うプロとの言語学的な分析を通した対談に加えて最後にそれらを総括する言語学者との対談。言葉の面白さ、特に制作側が意図していない言語学的な仕掛けが解き明かされるところが面白い。
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転天堂
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音声言語学者とことばの達人4名との対談集。短歌の拍の捉え方と字余り、日本語ラップの追究、日本語吹き替え、声の使い分け、「正しい」日本語を求める動きへの戸惑い。それぞれに大変面白い話が続いている。「言語学はマイナーだった」という筆者の話がよく出てくるが、自分自身が大学で言語学を専攻しようと迷っていたこともあったせいか、そんなにマイナーな領域ではないのでは、と思ってしまったが、世間的にはそうなのかもしれない。
洋書好きな読書モンガー

日本語って世界的に見ると独特な文法を持っていて、同様な言語は韓国語やフィンランド語。独特な文法から日本人はどこから来たのかとか研究できそうだけど。渤海、朝鮮、日本は近いルーツを持ってるんじゃ無いかと思ってる。

09/12 05:14
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hnzwd
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言語学者の川原先生が歌人、声優、ラッパー、気鋭の言語学者、という4人と行った対談集。音方面からアプローチしている先生なので、字余りだけど声に出すと字余りじゃない、とか日本語にも子音のみの発音がある、とか着眼点が楽しい。山ちゃんとの話は興味深いものながら、山ちゃんが変なだけって結論なのか。。サラッと深いって満足感高いな。
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たか
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全4章だが俵万智、川添愛が特に興味深い.
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Ryo Sogawa
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音声学を専門とする著者の対談集。
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イワハシ
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言語学者による対談集。ちょうどTV出演しているところを見たので、なんだか理解がしやすかった。著者の顔や動く姿を見るのも大事なことだなあとは思う。話し言葉についての考察が中心なので、そちら方面の満足度は高い
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まちまち
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風邪を引いて鼻声になるのは口蓋帆が腫れて完全に閉じなくなるから。鼻が詰まってるからかと思っていたので意外でした。
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hoven
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題名と内容が全くあってない。言語学者が4人と対談したものを編集した本。俳人、ラッパー、声優、言語学者の4人。なにか日本語の秘密がわかるかとおもったらそうでもない。ちょっと残念かな。
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みさと
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言語学者川原繁人が、ことばの最前線で活躍する4人と対談し考察を深める。歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛。日本語の奥深さ、豊かさ、ことば遊びの楽しさが伝わってくる。文字情報は音声の持つ微妙なニュアンスを伝えきれない。近年ネット上で文字情報のみのコミュニケーションが主流となった結果、不必要なすれ違いや「炎上」が頻繁に起きている。さらにChat-GPTに代表される生成系AI言語が人間に代わろうとしている。ことばを知ることは人間を知ること、つまり自分を知ることに他ならない。
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Shinjuro Ogino
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言語学者と4人の人との対談録。対談録ということで期待しないで読み始めたが、まあ面白かった。幾つか。1)俵万智、字余りの短歌は、音節単位で見るとアイとか2音だが、実質は1音節なので不自然さを感じさせないもの。2)Mummy-Dラッパー、日本語のラップで、日本語の高低アクセントを踏まえる人と敢えて外す人がいて両方面白い。3)川添愛、日本語学者、言葉によるすれ違いは往々SNSの書き言葉で生ずる。
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A
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言語学者である著者と、DJ・歌人・声優それぞれとの言葉に関する対談集。XなどのSNSの台頭により、話し言葉でのコミュニケーションが減少し、書き言葉でのコミュニケーションが増加している現状を指摘する。そして書き言葉だけでは、自分の言いたいことの全てを表現するのが難しいので、話し言葉の持つ「声音」「アクセント」「イントネーション」「間の取り方」といったものの重要性を再認識すべきという主張が、本書の通奏低音になっている。最近では、インスタやTikTokといった視覚優位のSNSの興隆により、
A

書き言葉の力まで弱くなっていると感じるので、話し言葉と書き言葉の両方を含めた言葉自体の大切さをもう一度見直す必要があるのかもしれない。もちろん視覚優位のSNSも、言葉にできないことを表現できる利点があることも忘れてはならないんだけど。

05/23 15:42
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さく
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ヒトを知ること
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tolucky1962
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爽やかなS。躍動感K。濁音はネガティブ。五七五は音節・語尾で柔軟に扱う。Christmasは2音、クリスマスは5。読みを使い分ける。言葉より問題は感情バリエーションがないこと。言葉は親が与える最高のプレゼント。人は意味以上に自己表現を言葉に載せたい。声・表情を使えないネット言葉は高度技術が必要。文字だけでは伝わらない意味を自覚しよう。感情を伝えるにはまだAIは難しい。SNSで言葉のすれ違いによる不毛な論争が増えている。
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K.C.
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非常に面白かったし、登場するのが、 #mummyd さん #川添愛 さんとなれば読まずにはいられない。言葉は生きているし、日々変化している。音もそうだし、書き言葉も。それに対応していくことが大事。正しい日本語はないと。
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Myrmidon
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軽めの対談集。ポケモンやプリキュアの音韻分析で知られる(笑)言語学者の川原繁人センセイが、俵万智、Mummy-D(ライムスター)、山寺宏一、川添愛といった、言語に関わる各分野でのトップランナーと話す。面白そうな話もあるが、踏み込んで議論している訳ではないので、まあ気楽に読んで言語や言語学に興味を持ってもらえれば、くらいのスタンスの一冊かな。
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於千代
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歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛との対談本。それぞれ言語のプロフェッショナルとの対談は言語の様々な側面から行われ、非常に興味深い。俵万智の「言葉のインフレ」という表現はとても面白い。こうして素人が感想を表現できるのもインフレの結果だろう。その分、自覚的に言葉を使わないといけないと思わされた。Mummy-D、山寺宏一との対談ではそれぞれの言葉に対するスタンスが見て取れ、また川添愛との対談ではアカデミアにいる著者と在野の川添との立場の違いが見え、興味深かった。
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おはぎ
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非常に楽しみにしていた本で、発売日に書店へ。私はある程度言語学に触れている人間なのだけれど、そうでなくとも言語学面白い!もっと知りたい!となってしまうことだろう。何よりも対談ラインナップが魅力的すぎる。特に日本語ラップについてはあまり知らなかったが、本作の影響で気になる存在になった。川原先生のスタンスはとても信頼できる。
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九曜紋
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歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛各氏との対論集。いま言語学ブームだという。特に日本語に関するものが多いように思う。その理由を著者は幾つか挙げているが、人口の急激な減少と安全保障環境の悪化を受けて、日本という国は存続できるのか、日本語はこの先も存在し続けるのかという危機感が裏にあるのでは?と考えるのは穿ち過ぎか。内容は音韻学が主となっており、やや専門的。著者は方言の大切さを強調する。確かに啄木が詠んだように「故郷の訛り懐かし」という感性は大事にすべきものだとは思う。
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