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教養としての「半導体」

感想・レビュー
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一休
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門外漢ながら半導体のことを知りたいと思い手に取ってみたものの、思ったより難しかった。。。その分、半導体とは何か、仕組み、歴史的経緯などを丁寧に書いてあるので、全体像を把握できた。また、半導体と一言で言っても、様々な目的のものがあり、製造する難しさ、価値も千差万別なんだな。イメージでいうと「半導体」って「会社」って言葉ぐらい抽象度が高いものだということがわかった。
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ゼロ投資大学
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半導体製造技術の要諦から半導体製造に携わっている企業、国による半導体政策の現状を余すところなく解説している。半導体製造は、従来の垂直統合型から水平分業型への移行を受けて、製造技術が大きく進化した。代表的な例が、半導体製造の前工程を受け持つファウンドリーの存在で、多くの半導体企業が自社設計した半導体の製造をファウンドリーに委託している。半導体の微細化プロセスがさらに複雑になっていく過程で、日本は半導体製造から乗り遅れていたが、TSMCの誘致や北海道のラピダスの支援を通じて半導体技術の復活を目指している。
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McLean
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現役時代に日本実業出版社の本には幾度かお世話になった。実務や技術、業界状況の概要がわかりやすくまとめられている印象がある。本書の著者はNECで長年半導体開発に携わって来た経歴を持つ。技術的な話は理解できない部分が多いが、少なくとも主だった用語が何のことかを知ることはできた。一時期日本は半導体で圧倒的シェアを占めたが、不平等な日米半導体協定を境に転落の一途を辿り、製造装置や部材の分野ではトップの位置にあるものの、安泰ではない。そうした産業の動向や関連する多数の企業の位置づけが一通りわかる、実に為になる本だ。
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zen
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ネタバレむずい!・半導体は「産業のコメ」 ・高度経済成長期の「産業のコメ」は「鉄鋼」であったが、その後の情報社会では「半導体」に取って代わった。 ・多少なりとも知的な機能を持ったモノであれば、半導体は必ずといっていいほど使われている」であり、コンピュータ、スマートフォン、家電製品、クルマ、ICカード、電子ゲーム機、社会インフラ、通信、医療、IoT(モノとモノのネットワーク)、ドローン、AIなど枚挙に暇がない。また、あまり知られていないが半導体は武器にも内蔵され、その高機能化・高性能化に寄与している。
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上田
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半導体の種類の解説や、半導体関連企業の解説が豊富だった。半導体の製造工程についても説明が豊富だった
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あっちゃんのパパ
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評価=1:この評価はあくまでも自分のためになったかと言う観点でのものである。タイトル通りの内容だった。
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kentake
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エヌビディアの急成長や、TSMCやラピダスの新工場建設など、半導体に関する話題が毎日のニュースに溢れているが、半導体とは何か/どのように作られているかについてはあまり知られていない。半導体の仕組みや製造工程について、詳細に解説された本書は、半導体に関するニュースを理解する上で大きな助けとなる。 かつて世界の半導体技術をリードしていた日本の世界シェアが、1986年以降2次にわたり締結された日米半導体協定を契機として大きく低下してきた事実は、当時最先端で活躍していた著者にとって如何に無念であっただろうか。
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aby
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半導体の構造や機構の説明は難しくて理解できなったが、業界のプライヤーの理解はできた。前工程を受託するファウンドリー、後工程を受託するOSAT(台湾のASEが有名)等。その他、半導体の設計を自動化するためのハードウエアとソフトウエアを提供するEDAベンダー、確認済みの優れた設計資産(IP)等を提供するIPプロバイダーが存在する。
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Humbaba
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昨今においては機械式のものはどんどん少なくなり、コンピュータにより制御しているものがほとんどとなっている。それらの制御に使われるのが半導体であるため、半導体が使われる範囲は想像よりもはるかに広い。一言に半導体と言っても様々な種類があり、用途に応じて使い分けられている。いずれにせよそれらを適切に用いることで多彩なパフォーマンスが発揮できるものが我々が簡単に購入できる価格で提供される。
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はるわか
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トランジスタ→IC。キルビー特許、ムーアの法則。半導体メーカー/製造装置メーカー/材料メーカー。電気的特性、エネルギーバンド、電子回路。機能:メモリ、ロジック。工程:設計~マスク、前工程、後工程。技術展望、TSMCとラピダス。主なメーカーの特徴。
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きっしょう
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半導体業界の歴史や半導体の仕組みなどが平易に説明されている。個人的な興味は終盤の「半導体産業の今後と日本の立ち位置」「半導体業界の主なメーカーの特徴」であることがよく分かった。
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榊原 香織
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分かりやすく書いてくれてると思う。 思うけど、技術的なことはやっぱりよく分からなかった。 ウエハーと聞くと、ウエハースしか浮かばない。 TSMC,ASML.せめぎ合っている企業名はとりあえず分かった。日本がダメになり、今、盛り返そうとしてるのも分かった
洋書好きな読書モンガー

NHKでASML社(オランダの現在世界トップの半導体製造設備開発製造会社)の特集をしてたけど、日本メーカーは勝てないなと思った。世界中の国、人種、性別問わず一番優秀な学生を採用するという人材募集のやり方。日本の大企業数百人規模で大卒採用するけど、ASML社の採用基準に合格する人は何人いるだろう?

08/28 21:05
榊原 香織

何でオランダ何だろう、と思ってましたが、その話聞くとオランダならではな気が

08/28 22:08
4件のコメントを全て見る
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とりもり
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半導体業界を網羅的に、かつできるだけ易しく解説しようとした熱意は感じられるが、いかんせん前提知識がないと理解できない箇所の説明がないところが多く、半導体に関する一般的な知識がない人が読むと消化不良を起こすと思う。その意味では「教養」は言い過ぎかと。但し、半導体を巡る日本の「失われた30年」に対する著者なりの忸怩たる思いはひしひしと伝わってくる。極論すれば、自社技術への過剰なこだわりによるユーザーニーズの見誤りという一点において、これは日本企業の宿痾とも言えるのでは。歴史から学べるものは多いな。★★★★☆
Vanc

ナイスレビューですね。私も今、アメリカ人が纏められた半導体の本を読んでいますが、数年しか続かなかった「Japan as NO.1」の理由は、経営者と政府の無策が日本を奈落の底へと導いた。内製化に拘り、需要もないのに新工場を次々に立てて自滅し、韓国と台湾の台頭で、二度と追いつくことは無いらしい(テレビでも同じ過ちを繰り返したが)。またアメリカ国内の新技術の将来性に投資するフロンティア精神。工場はオフショアしてしまったが、肝心の設計はアメリカがNO.1を維持しており、底力がありますね。残念でなりません。

08/24 09:59
とりもり

コメントありがとうございます。 日米半導体協定に凋落の理由を求める風潮が多いですが、この本はその影響も肯定しつつ、本当の原因は他にあるとしているところが潔いと思いました。 この失敗から学べることは多いので、ぜひこれからに活かしてほしいですね。

08/24 18:37
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Salsaru
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教養としてはこの程度の知識はマストなのだろうが、それまで解説されてない用語が出てきたところで、技術面は文系の私には難しかった。バリューチェーン、経済やマーケット以外は、私はあまりにも基礎知識がなさすぎた。
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ctr-wan529
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半導体業界について丁寧に説明されておりとてもわかりやすかった。半導体とは、から入らず、半導体産業の業界図から入ってくれていることも、わたしにとっては興味をもちながら読み続けられたポイントだったように思う。なんとなく聞いたことある会社名が出てくるたび、あーここにいたのか!とスッキリしながら、読むことができた。技術的な部分は難しくて読み飛ばし、、、またここについて知りたくなったとき、戻ってこよう。
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リットン
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半導体産業の中に、どういう棲み分けがあって、どういう企業がいるのかという部分は、普段新聞とかで目にする企業が、そういう分類なのか、とわかって面白かった。ただ、半導体とは?半導体がどういう工程で、どういう素材で作られるのか、みたいな話は、高校化学さえ履修してない自分にはちんぷんかんぷんだった。
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mochizo
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正直半分も理解できませんでしたが、半導体の重要性は理解できました。今後この分野で日本が伸びるかはわかりませんが。
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奈良 楓
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丁寧とは思いますが業界人でない私には難しかった。ベテラン社員のから引き継ぎ書のような本。アメリカにしてやられた日米半導体協定に対する口惜しさと理不尽さがひしひしと伝わります。
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紫の煙
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技術の専門的なことはさておき、半導体に関する本を何冊か読み、業界、各国の思惑、今後の見通しなど、関心のある事が勉強になった。著者は、1944年樺太生まれの方だが、日本電気で半導体に関わってきただけあって、知識が豊富で、思い入れも人一倍であろう。半導体業界には、世界の景気をこのまま牽引して欲しい。
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ikura190
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知らないことを少しわかった。
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ゆうちゃん
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元半導体技術者目線での見解多数。国内から海外まで取り扱い、ここでしか知れない情報もあり。
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ポポロ
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何度か関連書も読んでいるけれど、この分野を知っておく必要があると思い。流しで把握したけれど、あと何冊か読んでみるかなぁ。
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くま太郎
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1986から10年間、日米半導体協定 2020 経産省 半導体デジタル産業戦略 千歳市 ラピダス 次世代半導体国内量産新会社
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つん
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著者はNECの半導体事業グループの主席技師長などを歴任。半導体とは何かから、業界構造、発展の歴史、製造プロセスなど、分かり易く説明されている。原点は電流を増幅するトランジスタの発明、それがIC(集積回路)を生み出した。半導体メーカー(IDM・ファブレス・大手IT)、前工程のファウンドリー、後工程のOSAT、EDAベンダーとIPプロバイダー、装置・材料メーカーなど各社の立ち位置を理解。微細化の要EUV露光装置メーカーのASMLの重要性、ラピダスの無謀(そうは書いていないが)など色々学べた。
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いぶき
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章立てがヘタだなと思う。「半導体とは」が出てくるのは第5章でようやく。日進月歩でトレンドも勢力図も変わるのに、最初に"今時点の"代表的な企業名を紙数を割いて並べたてられても、業界マップで見た方が詳細まで理解できそうだから情報としての重要性を感じないし、"消費期限"の近そうな本だなと感じる。半導体について、それがどんなもので何がすごいのか、ということよりも、企業ごとのシェアや知名度のほうが、著者にとっては情報としての価値が置かれているものなんだろうか。それは単なる事情通であって教養ではないと思うが。
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よっち
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新型コロナ流行直後の半導体不足や米中覇権争いが激化して世間で注目された半導体。そのしくみや基本構造、作られ方まで、元技術者の著者がわかりやすく解説した一冊。業界の中心となるIDMや自社用半導体に特化した大手IT企業、「前工程」「後工程」に分かれた製造装置業界。工場を持たないファブレス企業や製造工場としてのファウンドリー・OAST、それらを取り巻く業界の構造。半導体とはどういうものか、半導体素子や集積回路の解説、これからの展望と日本の立ち位置、主なメーカーの特徴など、ざっくりと全体像が把握できる内容でした。
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