読書メーター KADOKAWA Group

フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

感想・レビュー
30

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
中桐 伴行
新着
高校の頃だったか、精神分析学ってなんかかっこいいなと思って夢判断を買った覚えがある。しかし全くわからなかった。何を言っているのか全く分からず、はじめの方を読んだだけで諦めてしまった。学生時代、精神科って面白いなと思った時期もあったが、実習に行ってみると閉鎖病棟で投薬しているだけで、良くなっているのかどうかわからない。外科の回転が速く「治している」感にほだされて、今の科を選んでしまった。仏教の唯識をかじって、今回これ読んで、今、夢判断読んだら面白いのかもしれないな。
0255文字
kescar01
新着
夢=願望。無意識はおぞましい。エディプスコンプレックスと幼児期のセクシュアリティについての記述は、放送より詳細。フロイト:夢は解釈されるべきもの、ラカン:夢こそが解釈を行う
0255文字
TAMIL
新着
「汝自身を知れ」、デルフォイのアポロンの神殿の入り口に刻まれた格言の一つ。自分が何者であるかを知りたければ、自分が何を求めているのかを知らなくてはならない。要望とは,フロイトの言葉で言えば願望。それを知る最も身近な手がかりは夢の中にある。その夢から出発して、自分の願望に辿り着く方法を教えるのが、フロイトの夢判断である。
0255文字
7010R
新着
以前からフロイトと『夢判断』の名前だけは知っていたが、今月読んだ京極夏彦の『狂骨の夢』と江戸川乱歩の『江戸川乱歩全集 第一巻』で触れられており、こりゃあ読まなあかんと思って読んだ。易しく分かりやすく要約されているのだろう、と思ったら想像以上に難解だった……。ただ、夢に現れる顕在内容と潜在思考、無意識と前意識ー意識の関係などは、朧気ながら、本当に朧気ながら少しだけ理解できたかな……と思う。
0255文字
よしお
新着
無いものが有るとわかると発展していくのだなと思いました。数字のゼロだとか空気だとか無意識だとか。分析的で難解でした。読みながらリビドーとかデストルドとかペルソナとか二律背反とか、さまざまな単語が頭をよぎりましたが、結局のところ、その機能すべてが「心」なんでしょうね。
0255文字
白いカラス
新着
フロイトの残した功績は大きいですね。「自我」「エス」「超自我」「エディプスコンプレックス」など学生時代の心理学を思い出しました。
0255文字
lila
新着
あまりにも有名なので要所要所は知っていますが、フロイトが一貫して知りたかったこと、求めたものを追う構成で面白かったです。 快原理と現実原理の解説を読んでなるほどと思う。 刺激の低下による快、二次過程の一面として遠回りにより確実に実現する手段を得る、こんなふうに心の事象を整理できるとは偉大すぎる。
0255文字
ねこ
新着
ネタバレ番組を見ながら読了。とても抽象的で難しかったが、少し理解できた気が。内容はとても興味深く面白かった。意識のある自分は自己の一部であり、裏側には無意識の領域が広がっている。しない方がよいことは普段無意識に追いやられて抑制されているが、夢で意識がなくなった状態で検閲が緩くなると現れる。そしてすぐ忘れてしまう。夢の分析を自分でしっかりすれば、自分の理解が深まるように思うが、無意識の領域は殺伐としていて踏み込むと苦しく覚悟がいりそうだ。
0255文字
キク
新着
録画していた分を観終わった。京大教授の「精神分析は運命的な不幸を、ありふれた不幸にするためのものなんです」という発言に、伊集院が「すごく残酷で、すごく素敵な言葉ですね」と返していた。京大教授もすごいけど、伊集院はたまにホントにすごいことをサラっという。糸井重里と南伸坊と伊集院光って、「超一流の素人」なんだと思っている。その分野の一流の方との対話で、ありえないくらい正しい生徒になってくれるので、むずかしい内容の講義を「僕らがわかる講義」に変換してくれる。一流のプロとおなじくらい、超一流の素人は大事だと思う
0255文字
ひろみ
新着
眠って見る夢と、大志を意味する夢が同じ言葉であることに、番組でも言及していました。自分の無意識、本当の?隠された「夢」に出会える場が夢なんですね。 怖い夢も見ますが、楽しい夢、会えない人に会える夢、そして訳のわからない夢、、動物も夢を見るのかな。とにかくヒトが夢を見られることが素晴らしい仕組みに感じました!
0255文字
youmaysay
新着
解説書のはずがかなり難解で、まさに夢のようにふわふわとわかったようなわからないような説明が続く。答えのない理論をこじつけて辿っているようで自分はどうにも好きになれない。
0255文字
さくらそう
新着
私はあまり楽しい夢は見ないが分析すれば自分の願望が分かるのだろうか?夢を覚えているのも難しいことだが また夢を見たらやってみたい。
0255文字
どりーむとら   本を読むことでよりよく生きたい
新着
内容は難解で、すべてを理解するのは困難でした。私が理解したことは、人間には日常的に意識されない「無意識」というものが存在し、その無意識がその人の行動を左右するということです。その人の無意識を解明するためには、その人が見た夢の分析が一つの手がかりとなるということです。フロイトは自分が見た夢を例に挙げて、自分の無意識がどのように機能しているかを本の中で解説しています。しかし、その解説を読んでみても、自分の夢にはそれを応用するのは難しそうです。深く学んだ専門家でなければ理解するのは難しいのかもしれません。
0255文字
イリエ
新着
こういう内容だったんですね。もっと難解なイメージがありました。いや、このテキストも私には難しいですけど。夢ってそういう側面もあったのかあ。明日へのヒントかもしれないんですね。
0255文字
れいまん
新着
Eテレの番組のテキストで精神分析を論理的に発展させた功績は大きい。キリスト教社会なので神学的なアプローチしか無かった時代。わたくしとしてはフロイトのいう無意識の領域は仏教では、九識論があるので、それ程新しいとは感じない。
0255文字
茶々丸
新着
放送に合わせて約1ヶ月かけて読了。正直、理解にはほど遠い。 とりあえず、 ・夢を見るのは「身体」ではなく「心」 ・一切の夢は「願望充足」 ・夢は「眠りの守護者」 ・夢は心に備わった根源的傾向性である「快原理」のもっとも身近な現れ方 という4点を抑えておけばいいのだろうか。 「“無意識”というのは本来はおぞましいもの」 「AIは夢を見ない」 という点にも目がとまった。 あとは、本書を読み出してから睡眠時に夢を見ること(見た夢を覚えていること)が増えたような気がする。。。
0255文字
夜間飛行
新着
夢は抑圧された願望の偽装された充足である、とわかりやすく書いてある。その抑圧された願望の代表として、《異性の親への性愛的願望と、同性の親に対する攻撃的な願望から成る》エディプス・コンプレックスというものがあると。私はこの概念に拠る『ハムレット』の解釈が、フロイトの『夢判断』の中で一番好きだ。なぜなら、父を殺したクローディアスは、ハムレット、お前自身なのだ、と言い切るフロイトもまた、自分のことを言っていて、これがすとんと腹に落ちるからだ。他人事ではない、自分事だ…と考える所が精神分析の原点ではないかと思う。
こちょうのユメ

こんにちは。自分は昔から対人関係がうまくいかず、悩んでおりました。偶然、伊丹十三の『自分たちよ!』を読み、非常に納得しました。それ以降フロイトや、精神分析学関係の本を読みあさりましたね。ある程度症状については理解できました。またユングも知り、世の中の人間の存在と苦悩も多少わかりました。でもこの分野いまでは、脳科学に移っていますね。治療も投薬になっているようです。ちなみに自分は社会不安障害でお薬もらっています。

04/27 18:50
夜間飛行

こちょうのユメさん、ありがとうございます。伊丹十三さんの『自分たちよ!』は未読なので機会があれば読んでみたいと思います。私は今6人目のカウンセラーに月一回話を聞いてもらっています。この先生はユンギアンで、夢や箱庭や絵画による分析ですが、一回話が合わなくなって1年以上中断しました。私の場合、不安障害ではないせいか、薬を毎回出してくれたのは4人目の先生だけでした。対人関係がうまくいかないのは自分のせいではないし、周りの人のせいでもない…と思っています。喩えていえば、解きづらい結び目を解くような感覚でしょうか。

04/27 23:28
7件のコメントを全て見る
0255文字
blackstone
新着
う~ん、難しい!それでも思ったことは、「エディプス・コンプレックス」とは「最初の性的な心の動きを母親に向け、最初の憎しみと残忍な願望を父親に向ける」。これは「男児ケース」でフロイトは女児の場合は、その裏返しだと考えていたが、今日の精神分析家達の一般認識は「女児にとっても最初の性的対象は母親(である)」…。研究が途中じゃないか?その続きに『そして、最初の憎しみと残忍な願望(=思春期になった娘が「なんで、私の洗濯物と一緒に、お父さんの下着を洗ったの!!(怒)」)を父親に向ける』。うん、これで完璧だ!w
兵士O

パパの下着と娘の下着(!)混ぜるな危険(!!!)

04/24 18:46
blackstone

いや、娘は「(娘の)下着」以外でも許しません!!w

04/24 19:13
0255文字
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
新着
放送が決まった時、「フロイト? 古いんじゃないか?」と思ったが、その斬新さ、今日的意義と射程について明快に説かれていた。とはいえ、基調としては私には難解に思われた。
0255文字
タイガ
新着
新年度に入って、ようやく自分の読みたい本を読めました(笑)。精神分析という学問は、理論や内容の理解が難しく、興味があっても手を出しにくいですが、これはわかりやすかった。精神分析本は、症例の話が面白いのだけど、夢の要素を解釈して、分解して理解していく展開はマジですらすら読めちゃう。時間つくって底本も読みたいのです。
0255文字
rockwave1873
新着
夢は、「抑圧された」願望の「偽装された」充足である。無意識とは「抑圧されたもの」の場であり、無意識を生み出すのは抑圧です。その抑圧が、一次過程(不快を回避し、快楽を追求する基本的な傾向『快原理』)から二次過程(現実と折り合いをつけるため、快の自動的な追求を制限し、現実の中で自分が置かれた状況を吟味することを促す原理。人生の経過とともに快原理より優勢になる『現実原理』)への移行を促す張本人であるとすれば、無意識とはすなわち、一次過程の支配下にあるがゆえに抑圧された快表象(過去の満足の記憶)の集積体である。
0255文字
石橋陽子
新着
夢には意味があり、夢は無意識の造形物の典型である。神経症の症状は無意識に溜まった記憶が象徴的に回帰したものであると考える。無意識である夢の研究が神経症治癒に向けての第一歩だと疑わなかった。随所に具体的な例が示されており理解しやすかった。神経症の症状の根底にあるのは常に性欲動であるとのこと。夢を研究すれば、自分の無意識下で考えている問題や潜在的感情等考えることが出来るのではないかと思い、『夢判断』を追って読みたいと思う。自分自身の最良の手引書らしい。
0255文字
兵士O
新着
僕が観たAVの中にママ友のものがあります。実の母親がいる4人のママ友の中で、その息子が憧れていたママ友を目隠しで探すもので、乳首や陰部を弄ったりして探します。息子が探し当てそのママ友と交わっている時に、実の母親は彼女に取られるくらいなら私が犯された方がいいと喘ぎ、司会者はそこで実の親子をまぐわらせます。近親相姦というのはタブー視されていますが、僕を含めてこれを観る輩がいるという事実。中年の僕も老いた母親の背中に直に軟膏を塗るのを拒んだりすることからも、異性として意識している。この本はそれを理論化している!
blackstone

兵士○さん、こんにちは。また役にたちそうな記事を見つけました。(ブラストには難し過ぎて理解出来ませんでしたけどw)研究の一助となれば幸甚です。 https://gendai.media/articles/-/129305?imp=0

05/07 13:51
兵士O

ブラストはん、もう、この本の研究はオラとうにやめてるぞい……。(m´・ω・`)m ゴメン… それよりも山本祟一朗センセーのうるしちゃんの可愛さにぞっこん💛 小難しいのは置いといて、レッツ エンジョイ ラブコメ(#^^#)

05/07 15:20
46件のコメントを全て見る
0255文字
Mishima
新着
中学生の頃『夢判断』は愛読書だった。フロイトは神経症の患者を寝椅子に横たわらせ脇の椅子で会話をした。患者は知らず知らず夢の話をしたという。夢とは無意識の宝庫らしい。我が読書歴を振り返ると無意識の要素を物語に注入したものに強く惹かれている。無意識とは影のようなものであり日常生活が綻びぬよう意識が番をしているのだという。村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』では影を剥がされた人間のみが壁の内側で暮らすことができた。安部公房は自分の見た夢を詳細にメモしていたという。無意識は自分の裏側を知れる。
0255文字
ラモンキー
新着
朝起きた後、見た夢について思い出すだけでなく、もう一段深く考えたくなる一冊。 夢は「抑圧された」欲望の「偽装された」充足であり、潜在思考が夢の内容として翻訳される工程で、無意識的なものを無意識のままにとどめようとして歪曲される。 抑圧された願望の例としてエディプスコンプレックスがあるが、それを性的発達の標準とみなすことは近年の社会文化的状況にそぐわなくなってきている。むしろフロイトのスタンスとしては無意識における願望の両性性に注目すべきという第3回が特に興味深かった。
0255文字
okhiro
新着
ネタバレ結構難解だった。第4章にあるフロイトの理論に起因するラカンの考えに興味が引かれた。「子供が火に焼かれる夢」をめぐるフロイトの解釈は子供の生きた姿に会いたい、もっと眠っていたいという2つの願望だがラカンは「じゃあ何で父親は起きたの?」という問いかけである。私は「いつまでも眠れないでしょ」というありきたりの回答しか用意できないが、ラカンは外的現実や心的現実でない第三の現実すなわち「現実界」が目覚めをよんだとする。この現実界という概念を今後調べたいという気持ちになった。
0255文字
りっとう ゆき
新着
100分de名著「フロイト 夢判断」のテキスト読んだ。今まで男性目線で語られがちだった(気がする)エディプス・コンプレックスが、放送でどう説明されるのか、少し期待。
0255文字
シンプルねこ(うみねこ)
新着
「欲望とは、フロイトの言葉で言えば『願望』です。それを知る最も身近な手がかりは『夢』の中にある。その『夢』から出発して、自分の願望に辿り着く方法を教えるのが、フロイトの『夢判断』なのです」 この部分が興味深かったので、番組を観た後再読したい。
0255文字
ころこ
新着
フロイトによると、夢は単なる願望充足ではなく、夢は「抑圧された」願望の「偽装された」充足である、という。この「」の部分がフロイトの発見であり、本書の論点になっている。人間の無意識は20世紀の文学や哲学において重要なファクターになるので、本を読むひとには必須の知識だ。読み易い本は俗流の心理学だったり、正統的な本は難解だったりするので、案外に類書は無いのではないか。番組に興味が無くても読む意義が十分にあると思う。特に第4回が理論として明快で、まとまっている。
0255文字
GELC
新着
無意識は我々の願望の根源のようなもので、それの表出である夢を分析することで、自分が何を欲しているかより理解できるようになる…という概観はおぼろげながらつかめたが、細部は難しすぎてほとんど理解できず。放送を待ちたい。
0255文字
全30件中 1-30 件を表示
フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)評価60感想・レビュー30