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AI法廷の弁護士 (ハヤカワ文庫JA)

感想・レビュー
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fuga
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ネタバレ最後の方の追い上げが凄かった。3、4章辺りから一気にキャラに感情移入した。機島のメンタルが落ち込んでる時、翠、唱歌、宮本、軒下には何かを成す能力があって自分にはないみたいなこと言ってたけど、流石に軒下よりかは優秀でしょ、雄弁...。
0255文字
山ろく
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「法治国家において気に入らない相手を殴るのに最も強力な棍棒は勝訴」。裁判の迅速化のためにAI裁判官が導入され、訴訟件数が8倍にもなった近未来の日本で、勝訴のためなら法をも犯す自称魔法使いのハッカー弁護士が、AI裁判官のバグを発端に、その背後にある謎に挑む(巻き込まれる?)。私のデジタルリテラシーの低さのせいで解決部分はやや消化不良気味。登場人物は皆エキセントリック。感情移入がしづらく感じたのは、そんな人物たちによる頻繁な視点の交代が一因かも。SFガジェットによるアクションが脳内でうまく映像化できずに残念。
山ろく

「なに考えてんだか」という裁判官が実際にいるにはいるが、判例がブレることが社会の硬直化を防止するという効果を一面でもたらしているというわけか。う~ん。

02/20 22:41
山ろく

AI裁判官の判決に「ゆらぎ」が自律的に組み込まれることで結果として社会に一定の方向性がもたらされる、ということになれば、やはりAIと人間という根本的な問題に立ち戻ってしまうのか。

02/21 07:23
3件のコメントを全て見る
0255文字
おおぐし
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検察側の証人の豹変ぶり、物体を尋問、これはまさか……と思っていたらやっぱり!!!ずっと前から積んでたけど、仕事でAIをかじり出した辺りで読み始めて正解だった。負け犬語の講習ですか?
0255文字
すらりん
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皮肉と悪口が面白い。
0255文字
アヤリョウ
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逆裁もリーガルハイもスペース金融道も摂取しているのでうれしくなる。ややポップすぎるような気もするがおもしろかった。
0255文字
みんみん
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とても面白かった!「SFミステリー」というジャンルに期待している通りのストーリーで良かったです。主人公がかなりクセの強いキャラクターだったり、全体にギャグが散りばめられた軽いノリだったり、AI関係やマスターキーといった技術関係の知識が必要だったりと人を選ぶ作品かも知れませんが、私はとても楽しかったです。AI裁判官に対して検察側が不正を働く抜け道の存在と、その存在意義まできちんと触れられていて、青春小説を読み終えた後のようなスッキリした読後感です。
0255文字
set-you
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キャラクター、描写、いささか、ラノベっぽさが強すぎる気もしないでもないが、なにを学習させるかと言ったAIの問題点などをしっかり踏まえた形で、リーガルサスペンスとしても、キャラクターのドラマとしても高水準で作られていた印象。それにしても、日進月歩が早すぎてAIをモチーフにすることの大変さを思う。
0255文字
yamado
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AI裁判官を導入したSF法廷ミステリーなのですが、実際にありそうな社会実情や詳しい情報システム関連の知識をうまく織り交ぜているので、将来こういう裁判があるのかなぁと思わせるような面白い小説でした。 専門用語が結構出てくるので、少々難しいかもしれませんが、話の合間に結構な頻度で盛り込まれているギャグのおかげで個人的に読みやすいと思いますし、AI導入に対する疑義を取り上げる社会的な側面もあるので、ぜひアニメとかドラマで映像化してほしいなと個人的に思いました。
0255文字
スプリント
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過去の判例から判決を下すだけなら近い将来AIに取って代わられるだろうなと思ってしまう題材でした。 抜け道や裏技やハッキング対策が必要なのでそう簡単ではないのでしょうけれど。
0255文字
時計家
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ネタバレ面白かった。脳内シミュレーションができる特殊な人間も出てくるのに、そちらは得意科目が道徳で全然AIっぽくはないのが興味深い。 弁護士としても人間としても問題のある主人公で、AIに良心がないという話と合わせて、そもそも良心とは何だろうと少し考えてみたくなる。
0255文字
papako
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裁判官つながりでこちら。面白そうって思ったんですが、とにかく読みにくい!テンポが合わず苦戦した。こういうSFもので、技術的な文言が多いものは、その部分をしっかり理解できるか、理解せずに流し読みしても大丈夫なら楽しめるのだけど、これはダメだった。コミカルを狙っているのだろう部分も自分には合わなかったなぁ。機島と軒下の関係はよかったけど。セリフの裏を読めってことか?こなれたら好きなのになぁ。
0255文字
いろどり
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裁判官がAIという設定は、将来的にあり得るのかもしれないと思い、読み始めた。 主人公の勝つ為には、整形までするような貪欲なキャラは面白いと思った。 殺人事件のトリックがどうやって行われたのか、またその事件を解決する為の証拠集めや論争など、次の展開が気になり読み進められた。 AIのバグを起こさせる動機もなるほどと思わされた。 途中の専門用語とかは正直、難しかった(笑)
0255文字
いとのり
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AIが裁判官をする世界でAIのバグを頼りに連戦連勝する弁護士の話。最初は単なるコメディかと思って楽しく読みすすめたが、AIに依存する世の中がいいのかを問うような展開となり、そうだよなぁ、と感じた。AIか人間かどっちに裁かれるのがいいのか。いい問題です。
0255文字
イシカミハサミ
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裁判官がすべてAI化というある意味でのディストピア小説。 実際に起こるか起こらないかは絶妙なラインとして、 実際に導入されたら何が起こり得るか、 というIfとしては興味深かった。 なかなか破天荒な主人公の造形だけれど、 法廷のシーンはもうちょっとガチンコじゃないと読みごたえとしては物足りない。 検察側も最高のパフォーマンスをしての勝利、という演出がないと なかなか法廷ものの醍醐味は味わえない。
イシカミハサミ

終盤だいぶまともになる、というか、 おそらくはその伸びしろを含めてエンタメとして描いているのだろうけれど、 個人的には、少なくとも法廷のシーンに関しては、 最初からフルスロットルの方が好み。

11/01 01:03
0255文字
イト
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ネタバレ自信満々、不遜なAI弁護士。勝つためならなんでもするような様子にドン引きしながら読み進めるとなかなか憎めないところもありハマって行きました。AI相手のコミュニケーションエラーを使って判決を引き出したり、裁判にAIを導入する際の問題点が扱われていたり、AIの専門知識があるからこその解像度の高さで面白かったです。
0255文字
しんだもずく
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めちゃめちゃ面白かった AIが代わりに裁判官を行うようになった世界で、AIの裏をついて無罪を勝ち取る悪徳(?)弁護士が主人公。主人公が技術屋ではなくなった分デビュー作と比べると技術的な専門用語は少なくなり、リアリティラインも若干下がったようにも思えるものの、それらはいい意味でエンタメ要素になり、物語の面白さを加速させている。テンポもよくギャグからシリアスまで隅々まで気を遣った文体も、法廷を舞台にしながらも物語のスケールを大きくしていく構成もとにかくよくできていて、見せ場! という見せ場もとにかく楽しかった
0255文字
そめちゃん
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AI裁判官が判決を下す世の中で勝ちまくる弁護士の話。勝つということは何かしらのハックをしている訳だが、日本は空気の研究でもあるように目的と手段を履き違えるときがある。なのでAIで世の中を良くする目的があるのに、AIを運用する手段が目的になってしまうかもしれないことはこれからの世の中でも、自分の仕事でも注意しないとなと思った。
0255文字
玉瑛
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ネタバレ前作の「10億ゲット」と同様にAIもののバディもの。 今回はAI裁判官と戦うお話。SFにおけるAIというと、もっと全知全能な感じがするが、本作では割と生々しいリアルめなAIが登場する。アメリカのAIを翻訳して日本法を学習させただけ、とか東西フィンテックの話とか、日本の大手IT企業あるあるを旨いこと物語的に派手に演出していて作者の技量が伺える。派手な展開の裏にあるリアルさとAI裁判官というSFらしさが混ざり合って非常にエンターテイメントとして面白かったです。
0255文字
alleine05
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ネタバレまあまあ。AI関連をはじめとして技術的な話は頭がついていけないところもあったが、コミカルなやりとりは面白かったし、終盤の絶望的敗北的状況から正義感や情ではなくエゴを芯にして逆転する展開はすごくツボだった。
0255文字
クララ
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AIが裁判官になった世界線の話。近未来というよりも、もはやSF。ちょっと苦手でした。
0255文字
オキアミ
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ハッカー弁護士vsAI裁判官。AIのバグや仕様の穴をついて裁判を攻略していく話。出てくる事件がテクノロジー絡みな都合上、証拠集めのためにハッキングを駆使していることが多い印象です。個性の強すぎる登場人物とそれに対するツッコミが秀逸で楽しかったです。
0255文字
サイトーマン
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ネタバレ裁判官がAIとなったため、見た目や声を整えて弁護の点数を上げる機島雄弁は自称「魔法使い」のハッカー弁護士。殺人容疑で弁護することになったのは、頭の中でシミュレーションし、答えを知ることができる特殊能力を持つ軒下。この出会いが、機島が弁護士となった理由である錦野唱歌の事件の真相を暴くことになる。AI裁判官の癖を利用して勝訴を導く機島だが、旧友の宮本検事と錦野事件の真相の前に弁護士としての足元をすくわれるようなピンチを迎える。「こう来たか!」と思える良作。
0255文字
コンビニ人間part2
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眠れない夜専用の本。読むと直ぐに眠くなるので
0255文字
The lost FRIGATE
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〈★★★★☆〉クソダサ改変タイトルの前作から変わってまともなタイトルの本作。内容は相変わらず面白いが、登場人物のノリが前作と同じで、代わり映えしない。また、初っ端の話はハッカーぽい感じのトリックが良かったが以降はそんなでもない。
0255文字
阿吽
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尖ってんねぇ~ 解説の影響を与えた書籍は納得 それとともに頭書きの登場人物が中身に入らない絶妙な紹介だと読み終わってから気付いた 面白い!
0255文字
su-to
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AIが裁判官をするそのうち現実世界であり得そうでありえないような…作品。正義や倫理など関係なくAI裁判官をどう攻略していくのか…まるでゲームをプレイする感覚に感じた。 リアルの世界の裁判も抜け穴探しのゲームなんだろうか…と読み終えた後考えてしまった。
0255文字
ともパパ
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ネタバレ書店で見るたびに買おうかどうしようか迷っているうちに、新聞の文芸欄で紹介されたのを機についに購入。AIが判決を出すようになった法廷で、あの手この手(イメージ戦略と抜け穴探し)で無罪を勝ち取る弁護士が主人公。前半は笑いもあり、期待通りのおもしろさだったが、後半はSFらしい(?)理屈っぽさと難解さが目立ち、個人的にはあまり好ましくなかった。
0255文字
九曜紋
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「AI」と「法廷」のふたつの単語が含まれるタイトルは、かつて法学の徒であり通信会社の社員だった私のココロを掴むにはじゅうぶん過ぎる。同様の作品としては中山七里の「有罪、とAIは告げた」を既読であるが、本書はよりSF色が強い。作者が元エンジニア、という出自によるものだろう。裁判官をAIに置き換えることができるのか?という問いはまだ喫緊の課題として俎上にはあがってはいないものの、生成AIの進化により、いずれは真剣に議論される可能性は高い。そのとき、裁判というか、法学という学問は工学に近づくのではないだろうか?
0255文字
huraki
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人間の代わりにAIが裁判官を務める近未来の日本。不敗の弁護士・機島雄弁が担当した事件を描く連作短編集。正義や倫理を犠牲にして最短距離で、最適な手順で勝訴する。無罪を勝ち取るためなら手段を選ばない機島と、助手の軒下をはじめとした個性的なキャラクターたちによる遣り取りがコミカルで面白い。感情や偏見を取り除いた公正な機械による裁判システムの穴を突き、局面をひっくり返す逆転劇と機島の活躍が痛快だ。ぜひともシリーズ化してほしい。
0255文字
かおる
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重過ぎず、ライト過ぎず、程よくシリアスで程よくコミカルなエンタメ小説でした。表紙イラストはラストの法廷シーンでしょうか。
0255文字
桜
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ばそこん的な話は理解が及ばずでしたが面白かった! 裁判官がAIになった世界。 「裁判官(統計的に)」が好むフォルムを装い、「裁判官(システム)」の不備を突いて無罪を勝ち取る機島。「違うだろ!」って引き戻す道徳センセイ(笑)軒下も良い味出してる。 出来ればシリーズ化してほしいけど(⁠ ⁠╹⁠▽⁠╹⁠ ⁠)
0255文字
透矢
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面白かった!プログラミング的な話とかIT技術の話とかはもはやついていけないけども、それでも面白かった! ちゃんとミステリだしちゃんとバディものだし主人公ダークヒーローでもなくてちゃんとした人だった! 綺麗にまとまっているけど、続編出ないかなあ
0255文字
ハワヤカ
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 新世代の逆転裁判と言ったところでしょうか。テンポも良いし、キャラが一癖も二癖もあって読み応えありました。AIが題材になるとどうしてもAIの是非に話が行きがちですが、そんなことはなく、この人工知能ある世界をどう活かしていくのか?という方面だったのも良かったです。逆転裁判に近い劇場型裁判も読んでいて飽きがなかったし、面白い作品でした。
0255文字
よっち
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複雑化する訴訟社会にあって、AI裁判官が導入された日本。あくまで機械として冷徹に分析する不敗弁護士・機島雄弁とこの国の正義をめぐるAI法廷ミステリ連作集。AIの穴をついて勝訴するハッカー弁護士の顔も持つ悪徳漢・機島が助手の軒下と組んで挑む、被告人を裏切りながら勝訴した殺人事件、脳波義足事故を巡る真相、不正データ使用リーク事件の再審請求、そして陥れられた軒下とマスターキー裁判。苦い過去の事件の真相やAI裁判官の疑惑も追いながら、思ってもみなかった方法で盤面をひっくり返してみせる展開は痛快で面白かったですね。
0255文字
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