読書メーター KADOKAWA Group

空白の意匠:初期ミステリ傑作集(二) (新潮文庫 ま 1-72)

感想・レビュー
28

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
takkan
新着
ネタバレどの作品も素晴らしい出来だと思う。
0255文字
雨の音
新着
いろんな括りで読む、何度か読んだ短編が入っていたけど「知ってるしー」とならへんのだな、これが。戦後の昭和、まだ貧しい日本の空気感がワタシは好きや。松本氏が新聞社の広告担当だった経歴からか、新聞を作る側の話が割とある。「紙の牙」のえげつなさにはゾッとする。お金になれば何でもやる、理性が歪んだ人→資本主義が生み出したモンスター?お金にきれいも汚いもない、という考え方がある。そんな仕事をして、家に帰って家族の顔がよく見られるな、と感じる事がある。清濁合わせ呑みながら生きて行かねばならぬ。ワタシの矜恃は…
0255文字
konoha
新着
初期ミステリ傑作集だけあり、どれも面白い。男女の愛憎や人間の欲が引き起こす事件を描く。シンプルで力強い文章が心地良い。映画のような「白い闇」が好き。妻は夫が失踪し寂しさに流されると思いきや、犯人と対峙する強さがある。「空白の意匠」は新聞社の広告部と編集部の攻防。同じ業界で働いていたので広告の段数が懐かしい。広告部長の植木の気持ちが痛いほどわかる。ネットがない時代、新聞や電報で知って行動すると時間がかかる。だから伝わる思いや躍動感があった。「一年半待て」などタイトルもかっこいい。
hon

なるほど。考えてみたら清張ってこのはさんにぴったりじゃん。骨の髄まで楽しめるんじゃ?一も読んだの?

06/18 00:36
konoha

宮部みゆき好きとしても松本清張は押さえなきゃですね笑。点と線しか読んでないので、これから色々読んでみます!

06/18 08:50
0255文字
鈴木かもめ
新着
清張の短編はとにかく良いですこの一冊は既読g多くて、考えてみれば清張の短編は数に限りがあるわけで、各文庫で取り分ければ同じ重なる物出ますよね、しかしこの本の『遠くからの声』は、何時もながら女性心理の悲しい面をスコーシ見せて、引き込まれます。 このどうにも解決できない悲しさが、清張の醍醐味です。
0255文字
そうたそ
新着
★★★★☆ とにかく傑作揃いの初期ミステリ傑作集第二弾。八篇が収められているが、どれもハズレなし。むしろ、松本清張初心者にはこの一冊から入るのをオススメしたい程の傑作が揃っている。とはいえ、「なぜ星図は……」では文庫未収録の作品も入っていたが、こちらは既に著者の他の傑作短編集等に既に入っているもので、清張の作品をそこそこ読んでいる人ならば、どれも既読だろう。だが、何度読んでも面白いものは面白い。短編ながら長編並の読み応えのある表題作、一人の女の人生が凝縮された「一年半待て」等々、とにかく素晴らしい一冊。
0255文字
うさえ
新着
清張作品の主人公は、大概が市井を生きる平凡な人物なので、ふとしたきっかけから追い込まれていく彼らの人生を、到底他人事とは思えない。しかもほとんどがバッドエンドだ。社会はいつの時代でも理不尽極まりなく、かと言って、抵抗しようにも完全犯罪は成功しない。初期作品群にして、すでにこの完成度。ドラマ化するなら、女性の主役は大谷直子か中野良子だなぁ。
0255文字
かすみ
新着
それぞれの話に特色があり、面白かったです。ミステリーとは違うものもありましたが、これも良かったです!
0255文字
くりたろう
新着
短編集
0255文字
olivier
新着
ネタバレ『空白の』同じサラリーマンとして全く笑えない話だった。編集局長が広告をなめているのであれば即時に上層部に報告し、訂正や謝罪記事の相談をすべきであったし、弘進社へはただ謝るだけでなく「お詫びとして本年の広告費用は一切免除」等、取引できる内容を提示すべきだったと思う。『紙の牙』の課長より、植木部長のほうが世を儚みたくなるような気がしてならない。たかるしか脳がない市政新聞こそ、糾弾してほしい。『支払い過ぎた縁談』凄い面白かった。幸子さんの気持ちわかるよ。自動車に乗ったイケメン御曹司に求婚されたら、堕ちるよね笑
olivier

『白い闇』不気味で怖かった。作戦であろうと思いつつ「霧の中2人でボートにのっちゃうの⁉」とドキドキ。『遠くからの声』妹と駆け落ちするかと思ったが、そこまでの度胸はなさそう。『巻頭旬の女』さち女さんも奥さんも可哀想すぎないか。何故、山梨の道ばたに捨てられなければならないのか。

03/22 19:39
0255文字
sig05010426
新着
松本清張初期の短編集との事だが、どれも面白かった。 特に最後の表題作、地方新聞社の広告部長の苦悩を描き、どうなるのかハラハラさせて最後の結末は?思わず引き込まれてしまう。 もはやミステリーの枠は超えているが、どれも外れなく安心して読める。
0255文字
yama1000
新着
厳選された短編集だけあってどれも面白い。全ての短編が既読で、作品によっては何回も読んでいるが、名作揃いである。
0255文字
ココ
新着
濃い短編が8話。半分は映画やドラマの映像で見た記憶があるが、本書は別物・新鮮だった。「松本清張」を映像で良しとして読んでこなかった今までに【喝!】を入れられた。読みたい欲望がメラメラ音を立てている。
0255文字
Akiko  Nakano
新着
なんと、氏は750冊も刊行しているそうです。完読は無理かもしれませんが・・。昭和の香りがぷんぷんの清張作品にどっぷりはまっています。昭和の欲望の濃さがいいわー。
0255文字
源氏星
新着
またまた清張。どれも最後どう締めくくるのだろうと気になるものばかり。「一年半待て」「地方紙を買う女」はドラマでも見たことがあるが、はるかに小説の方が良い。原作に必ずしも忠実ではないし…。
0255文字
KEI
新着
8編の短編集。どの作品も遜色なく面白い。松本清張氏の本は長編を多く読んで来たが、短編も短編もこれほど面白いとは… 帯に「悪事は絶対にバレる」の言葉そのものだった。「地方紙を買う女」地方の新聞を購読する際に理由を記入したのが失敗だった。書かなければ完全犯罪になったのに。連載小説を書く作家が理由に興味を持ち始め、探偵になり解決した経過が面白かった。初期の作品との事で時代を感じさせてはいたが、全く問題は無かった。
0255文字
のぼる
新着
読友さんに刺激されて、3冊め。 傑作選を読んでいるので、既読の作品もあるし、60年以上も前の作品なので、もちろん古さを感じはするが、それでもやはり面白い。 そろそろ長編も読んでみようと思う。
0255文字
ko-sight
新着
昭和32~33年の短編8作品。時代感が違うも心理描写はさすが。
0255文字
たつや
新着
松本清張がこんなに面白いとは、まだまだ未読の文豪も多いので、今後の食わず嫌いを克服する事が楽しみだ。「地方紙を買う女」がすこぶる、好みで面白かったです。作家目線に変わってからの探偵モードがドキドキしました。
0255文字
じいじ
新着
コロナ禍、久々に本屋に寄ったら、松本清張の再版モノが平積みされていて、読んでみたくなった。初期のミステリー8篇の短篇集で、どの話も面白かった。表題作の【空白の意匠】は、舞台設定が懐かしい新聞社・広告業界なので忘れていた昔を思い出した。
KEI

じいじさん 面白い本のご紹介ありがとうございます。

11/14 08:18
じいじ

KEIさん ご満足いただけたようですね。松本清張の短篇もおもしろい作品がたくさんありますから…ぜひ! 清張ブームの再来で、再版の活字が大きくなったので読み易くなりましたから、私も清張を愉しんでいます。

11/14 08:44
8件のコメントを全て見る
0255文字
アッシュ姉
新着
さすがの傑作選。最近読んだばかりの短編も含まれていたが、じっくり読み返して愉しめた。帯のとおり清張作品では悪事は絶対にバレるのだが、悪事に手を染める人間の愚かな欲望や、露見していく緊迫感がたまらなく面白いのだ。
0255文字
タイ子
新着
清張さんの初期作品8作。TVドラマで何度か映像になった作品もあるが、やはりどの作品も面白い。「悪事は絶対にバレる」帯の文句そのもの。「地方紙を買う女」地方の新聞を購読する際に理由を記入したのが運のツキ。連載小説を書く作家が理由に興味を持ち始めた。ネット購読ならもしかすると完全犯罪だったかも。「紙の牙」不倫旅行現場を目撃された役所の男。目撃したのは役所に物品を入れている男。ねちねちと脅されながら意のままになるしかない。その果てに…。清張さんの書く恋愛事件、政治経済、核心を突いてるだけに時代を超えて楽しめる。
タイ子

ちょろちゃん、「地方紙を買う女」はドラマ化もされたよね。清張作品の背景が好きで、オチがまたいいのよ。そうそう、たまに読みたくなるよね♪

06/19 17:26
タイ子

やもさん、清張さんの世界味わって♪

06/19 17:45
4件のコメントを全て見る
0255文字
小物M2
新着
〇「一年半待て」〇「地方紙を買う女」○「遠くからの声」○「白い闇」○「支払い過ぎた縁談」○「巻頭句の女」○「紙の牙」◎「空白の意匠」
0255文字
ボタン鍋
新着
中間管理職って時代を問わずに損な役まわりやね
0255文字
red falcon
新着
収録作品8篇のうち6篇が既読の傑作短編集(一)~(六)から選抜されていた。失敗した。解説の最後に小さな文字で「本書は文庫オリジナル作品です」というのはそういうことだったのですね。気を取り直して『空白の意匠』を再読しながら今でもあるぞと感心しきりでした。
0255文字
佐島楓
新着
ネタバレ久しぶりの松本清張。んん~やっぱり良い。人間の欲と暗部をバッサリ一刀両断。そして最後のどんでん返し。短篇集なのに長篇を何冊も読んだみたいな満足感が味わえる。デバイスその他が古いのは仕方ないし、昭和を嗅いだことのある世代でないとわからないだろうことも多々ある。でもそのゆっくり流れる時間でないと成立しないトリックの数々よ。ハンディな携帯電話の登場がミステリにもたらした影響を改めて思った。
0255文字
い
新着
淀川長治風に「こわいですね、こわいですね」って。清張作品は人生の戒めだ、なんて読後いつも思ってるけど、収録されている作品、ほぼ違う本で読んだことあるのに内容全然覚えてなくて、ほんとに戒めになってるのかしら。そしてやっぱりタイトルかっこいい。
0255文字
kenpapa
新着
流石に60年以上前の作品集なので、設定は古臭い。結末も途中で分かるし。それでも清張は楽しめる。
0255文字
全28件中 1-28 件を表示
空白の意匠:初期ミステリ傑作集(二) (新潮文庫 ま 1-72)評価90感想・レビュー28