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〈他者〉からはじまる社会哲学: 国家・暴力・宗教・共生をめぐって

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heaven of 20
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この本の思索は〈他者〉という審級を考えることから始まる。社会というものがいかに他者との相互承認によって芽生えていくか、そこは承認の問題についてアクセル・ホネットとかが考えていることなのだろう。国家の問題も、そして戦争の問題も考えられている。共感や共同体についても扱われている(渡邊雅子さんの『論理的思考とは何か』のなかでは特に日本では作文教育の観点から共感が重視されている風土とされる)。自己免疫の問題は扱われていてそれは面白い。非自己と思って自己を攻撃してしまう。社会哲学について知ることのできる良書。
0255文字
どら猫さとっち
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他者とは何か?社会とは何か?国家や戦争などの暴力、宗教に共生をめぐり、社会哲学は生まれた。古今東西の哲学者たちは、社会を他者と向き合うにはどうすればいいか、そこから見えてくるものは何かを考えてきた。これらの思想をわかりやすく解説した、「労働の思想史」に続く哲学案内。人は社会や他者によって、支えられ作られる。それがいいことであれ、悪いことであれ、考えた先に人間の真理が見つかるのである。
0255文字
あしぶえ
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共同体のあり方について西洋哲学の変遷を紐解く。ロシアのウクライナ侵略、パンデミックでの市民権の制約など今に潜む共同体の陥穽に警笛を鳴らす。オリンピックの後は尚更だ。
0255文字
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〈他者〉からはじまる社会哲学: 国家・暴力・宗教・共生をめぐって評価55感想・レビュー3