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ウナギの罠 (海外文庫)

感想・レビュー
71

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Ryo0809
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1960年代の作品で、スウェーデンの片田舎で起る密室殺人を描く。富、権力、男女の恋情などが絡みあって、誰一人として知らぬ者はない嫌われ者の地主。コミュニティ内の閉塞感などから生まれる人間関係。ウナギの粘質感と息苦しい生活感が交錯するように事件は起きる。やがて、地道な捜査を進める刑事の前に明らかになる密室事件。果たして、これは解決できるのか…と、思わず臨場感に惹き込まれる。伏線は数々準備されているのだが、なかなか気づかない展開は良く出来ている。
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mikechatoran
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小屋のような密室の「ウナギの罠」で、嫌われ者の地主が殺された。誰がどのようにして殺したのか.....とてもおもしろかった。60年代の作品だが、古さを感じさせない。「密室」トリックが主眼とはいえ、人間関係も推理の過程も丁寧に書き込まれ、楽しめた。猫がかわいそうすぎるw/ 現代の北欧ミステリーとはまったく異なる趣
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ガットウ
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★★★★4.1点。1960年代スウェーデンの密室モノ。逆に新鮮!
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tomo6980
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ネタバレ密室がやりたい、というより謎解きがやりたい人なのだよ、きっと。もちろん、トリックは無理もありつつ面白いけど(猫の使い方とか)、密室なことが明らかになるのは400ページ中、300ページの所なのだから。人間関係のもつれだけでなく、犯行は取水口が閉じられる前なのか後なのかとか、犯行は罠の中なのかどうかとか、それを決定するややこしい理屈を面白がっているようだ。
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たけのうみ
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4
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オガT
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ネタバレ密室殺人の謎解き。本当に横溝正史的な感じ。複雑な人間関係がたくさん出てきて、名前を覚えるのがちょっと大変だった。動機はみんなにあり、むしろトリックが主役。でもこれって無理でしょ(笑)。
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ロンリーランナー
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ネタバレ2025年このミス5位、本格ミステリ2位。 1967年発表の作品で少し古臭い部分もある。特に事件が始まるまでの人物描写の部分が長く、読み進めにくかったが、事件が起きてからはなかなか面白かった。 序盤思わせぶりだった牧師は結局終盤は登場せず。ちょっと気になった。
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やー
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最後の最後まで謎を引っ張って、ややそこまでやるか?的なものはあれど、十分楽しめた。集落内という狭い世界の中での恋愛や、地主、借地人の上下関係、どす黒い部分も見えはしたけど、現代の北欧ミステリと聞いて想像するほどのじめじめした感じはなかった。
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かりめろ
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”スウェーデンのディクスン・カー〟と称された作家が1967年に発表したいわゆる発掘もの。大きな箱型のウナギの仕掛け罠のなかで、若い娘との結婚を控えていた地主の死体が発見される。入口には外から南京錠がかけられ、その鍵は被害者のポケットに。密室殺人を完璧にやってのけたのは誰か。元カレ、元カノ、妙齢の男女の関係が複雑で、旅行中に手をつけたものだから時間がかかったけど、登場人物のそれぞれが証言する断片がどうはまっていくのか、面白かった。
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Kom
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傑作だった。インパクトのある密室トリック一発ではなく、人間関係や検討結果まで非常に丁寧で、予想以上だった。馴染みのないウナギの罠にきちんと図があるのもありがたい。
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しゅー
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★★★「スウェーデンのディクスン・カー」登場!最近の北欧ミステリは装飾過多だけど、60年代に出版された本作品はシンプルに楽しめる謎解き。冒頭からチェーホフか何かの演劇のごとく、会話によって描かれる村の人間模様。せまい村社会での男女のいざこざ、都会に出た兄と村に残った弟。最初は謎の焦点がボンヤリしているのだが、見えてくると極めてシンプルな密室。あまり説明もなく「ウナギの罠」と言う言葉が出てきて戸惑ったら、115頁辺りの図を先に見れば大丈夫。警察小説なのに関係者を集めての謎解きでワクワク。このトリックは豪快。
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橙なオレンジ
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まあ、古典やね……
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Akko1454
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今年3冊目。推理不能の密室殺人!!どうやって解くのかと思ったら……! 全然関係ないけど、「年下の弟」というパワーワードがずっと頭に残っていました笑
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かやあ
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ウナギの罠。まず構造の理解が難しい…けれども密室の謎が解けるトリックについては鮮やかで、説明がわかりやすかったこともあってかなり楽しめた。犯人に至るまでの過程、田舎特有の人間関係。そのあたりまぁありきたりという印象。
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Shun
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海外篇”このミス”で知ることとなったスウェーデンの古典ミステリ。書かれた年代の旧さが気にならない密室ものの殺人トリック、というのも殺害された被害者が発見されたのがタイトルにもなっているウナギ漁で使われる檻という珍しい装置であるからかもしれない。あまり馴染みのない物体であるのもそのはず、同じウナギを食する文化の日本では見られない漁法だからだろう。果たしてこのウナギの罠でどのように密室殺人が行われたのか、道中の伏線も含めて伝統的な密室ミステリを読む愉しさを感じられる作品でした。
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roki03
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ウナギの罠という密室で起きた殺人事件のお話。 スウェーデン人ってウナギ食べるの?ウナギの罠にそもそも人が入れるのがよく分からないんだけど…と、いろいろカルチャーショックも受けながら読みました。事件を担当する刑事がなかなかクセ者で、良かった。他にも彼が出てくる事件があれば読んでみたい。 どうやってスウェーデンの方はウナギを食べるのか、本の中に出てくれば良かったなー。
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洋梨いちご
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久しぶりの北欧ミステリーだったが、最近のものではなくて、1967年の作品。密室の謎もだが、田舎特有のしがらみと複雑な人間関係に早く犯人が知りたくなり、すぐ読み終わってしまった。終わり方もちょっと好み。面白かった。
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だるま
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『本ミス』で上位にランキングされていたので急いで借りた。「スウェーデンのディクスン・カー」と呼ばれている著者。読んだけど、カーのイメージは無いなあ。不可能犯罪物ではあるけどね。ウナギ漁の為の木製の小部屋の中で殺されていた地元の大地主。鍵が掛かった密室であったが、警部は犯人が鍵を掛けたのだろうと推測。やがて鍵は被害者のポケットから見つかり、合鍵も存在しないと分かる。この辺の流れがゆったりしていて、カーの様なインパクトは感じられなかった。それでも、犯人当てミステリとしては優秀。トリックもユニークだった。傑作。
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K
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ネタバレウナギの罠を使った密室殺人事件というのがなんとも面白い。スウェーデンでもウナギ食べるのね。蒲焼?ではないよね。この作品の肝であるウナギの罠が絵でも示されてるのにあまり仕組みがよく分からず。そのせいでトリックもえっ?どういうこと?という感じだった。でもまさかあの生き物が鍵を握っているとはね。
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さいちゃん
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ウナギの罠?ということで密室殺人の舞台となるセットがイメージできなかった…が作中でちゃんと解説されてました。 スウェーデンの田舎の村社会がよく描かれていて、どちらかというとその村に住む人たちの人間模様が明らかになっていく仮定がよかった。翻訳物だからこそのちょっとした読みにくさはありつつも、今から60年も前の作品とは思えない。
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雪紫
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その川に建てられた小部屋はウナギ取りの罠。殺される動機たくさんな地主がそこで死んでたが次第に密室殺人としか思えない状況になり始めて・・・。罠こんなにでかいの!?「有閑倶楽部」にスウェーデンは出てもウナギはなかったなぁ。と思いつつ、容疑者達のギスギス?あれで仲良くしてる方?という距離の近さでキャラがわかりやすく、じっくり表現してる。密室はここの感想見て「あれ」を密室に使うのかと思ったものの・・・なかなかに独創的かつ、仕掛けた理由もしっかりだけど予想以上にエグかったわ。地主以外被害者出なくて良かった・・・。
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あ。
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ネタバレ猫好きからしたら最低の密室トリック
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月夜
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ネタバレ図書館利用。読んでいれば犯人とその動機は分かる、でもやり方が分からない。包む?うーん、でもどうやって外すのかと思ったら。嫌がらせでやっただけじゃなかったのか。そうなって当たり前みたいに推理してたけど、一緒に溺れてあっちゅう間に犯人分かる展開もありそうだったような。癖ありの登場人物ばかりで人間同士のやり取りも面白かった。老姉妹とか好き。何か憎めない。まあ身内や近所にいたらちょっと、だけど。
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ざるこ
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ネタバレ登場人物が多くて混乱しそうだったけどスウェーデンの狭い田舎町が舞台で皆、関係も距離感も近いから覚えやすい。序盤から人物描写が詳しく展開。中心にいるのは大地主フレドネル。この相当な嫌われ者がウナギの罠の中で死体で見つかる。ありがたや図解付きなんだけど3m×2mの大きな罠でいわゆる密室。容疑者だらけ。犯人はなんとなく想像ついたけどトリックはなるほど!ネクタイ派手なドゥレル警部が親切丁寧に解明してくれてわかりやすい。性格に難ありな人ばかりで推理が楽しい。ダンスパーティーの修羅場が何気におもしろい。表紙絵も素敵!
maja

そうですよね 図解あってもなかなか仕組みがわからなかった!猫のコトは抵抗ある人多いと思うなぁ(ꐦ°᷄д°᷅)

10/19 11:28
ざるこ

でも犯人のおかげでフレドネルからの借金チャラになるんやったら…めでたしめでたし。で、よいのかな(笑)みんな精神的に楽になるから犯人に感謝や😂

10/19 23:10
4件のコメントを全て見る
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雨
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ネタバレウナギ漁のため仕掛けられた罠の中で大地主は死んでいた。文章を読んでも罠のことがさっぱり理解できなかったので、図がついていて良かった。鉄の棒を振り回すことはできないとはいえ大人ひとりがゆうに動ける小部屋のようなサイズであり、スウェーデンってそんなにウナギを大量に消費してるの? と密室の謎と共にそちらも気になってしまった。隣人の動きは監視するとか、噂はすぐに広まるとか、田舎の人間関係のごたごたが楽しい。
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コチ
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ネタバレ地主がウナギの罠の中で死体となって発見される。殺人と断定されるが、動機とその手口は?犯人が第2の犯行をも準備していたのは相当な執念であったのだろう。計画が成功しても彼女が彼に惹かれることはないのだが、恋は盲目。罠を使ったトリックは、そんなにうまくいきますかってくらい運任せ且つ残酷でいただけない。にもかかわらず、捜査指揮を執るドゥレル警部の魅力にじわじわとハマっていった。陰鬱な内容ではあるが、そこはかとなく漂うユーモアが感じられ、全体として完成度が高い。ところで、暴れる雄牛に乗ったあの人はどこへ(笑)?
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yum
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1960年代が舞台というので古さがあるのでは…と思いつつ読んでいたが、絡み合う人間模様がちゃんと描けていてなかなか面白かった。わたしがイマイチ罠の細かなところが理解できていなかったのが残念。映像で見たらもっとよかったと思う。主人公のドゥレル警部のオサレがユニークでこれも映像で見たかった。ラストシーンはなんだか昔の映画のようなさらっとした終わり方で好きだな。
みみみ

私も罠の細かいところがわからへんかったわ.

09/01 09:25
yum

せやんね だいたいは途中のイラストでわかったけど取水口の仕組みは最後の説明でやっとわかったし 警部さん、どうせイラスト描くならもうちょっと描き込んでくれんと、と思ったわ

09/01 09:37
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tekka
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密室トリックは見破れなかったし、「なぜ密室にする必要があったか?」の理由にも気づけなかった。少なくとも、ヒントがあったトリックの方については、どうにか当てるべきだった。くやしい。
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みみみ
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小さな集落の濃い人間関係を軸にした正統派の密室ミステリ.巨大ウナギ罠がもっと理解できれば面白さも倍増したかもしれない.早いうちから犯人はなんとなくわかってしまうが,十分に楽しめたので次作があるのであれば読みたい.
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氷沼
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『誕生パーティの17人』がそこそこ有名なスウェーデンの作家による密室モノ。 本格密室モノかと思って手に入れたけど、密室の謎そのものよりも人間模様に重きをおいた作風。 なので、地味である。 密室トリックを解くことに楽しみを見出だせる人にはいい作品かもしれない。
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ヨッシー
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新刊22冊目 評価★★★★☆(★★★★★でも良いくらいの気持ち)
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Tapio
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ネタバレ土用の丑の日に読み始めた。密室殺人のミステリー。筋書きとしては、憎まれ役の地主が誰かに殺される。怪しい人物ばかりなので、誰か犯人か想像が難しく、しかも関係者の供述がころころ変わるため、最後までわからないのが残念。ミステリーとしては、ちょっと邪道。密室のトリックは、うーん、ある動物の行動が関わって成功が100%保証されたものではなさそうなので、これもちょっと残念。ストーリーとしては、それなりに楽しめた。★★★☆☆
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moon-shot
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ネタバレ作者はスウェーデンのカー(!)と呼ばれる人だけあって、本作もかなり気合いの入った密室殺人事件。小さな独房ほどもあるウナギの罠の中で、嫌われ者の地主が殺される話。トリックは何となく予想がついちゃう面もあるものの、部分的にはなかなかの独創性です。手掛かりはかなり大胆に開示されてますが、犯人の意図を完全に見破るのは難しいと思います。後、あまり言及されてないけど、密室にした理由が案外珍しいのではないか。密室ファンの方は読む価値有りです。但しこのトリック、非難する人も多いだろうなあ(宮部みゆきさんなど激怒しそう)。
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ベルディ
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昨年の『厳冬之棺』に続き、今年も海外密室ミステリがアツい😆豪華絢爛三連密室『厳冬之棺』と違って納得のいく一本密室勝負!映像として容易に想像できるというか、密室のHowでここまで納得感のあるのは久々でした。登場人物の多さ・やや冗長な展開・苦手な翻訳文を補ってなお余りある密室トリックが魅力的。 ヤーン・エクストレムの既訳作品があと1つあるそうで、そちらも読んでみたい。てか全部翻訳してくれ。
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ヒサヒサ
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かなり古い作品のようですが、古さを感じさせない丁寧に作られた作品だと思います。
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ふう
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ウナギを捕る大きな部屋のような罠の中で死んだ嫌われ者の地主。動機を持つ容疑者はごまんとおり、おまけにこの巨大な罠は密室と化していたってちょっと惹かれる内容。おまけにこの作者「スウェーデンのカー」と言うらしい!…けど、うーんどうだろう。登場人物のキャラが掴みづらく、探偵役の警部も今一つで、途中からはただただ”長い”とすら思える始末。密室も計画性のある割にはかなり強引でよくまあうまくいったよなという感じ。なんかちょっとかったるい読後感だった。
ふう

絶対あの白い方と間違える人いるだろうから「うなぎ」にすればと思ったが、そうすると蒲焼の甘い香りが漂い、なんとなく時代劇のタイトルみたいになっちゃうのでやっぱり却下。

07/22 12:38
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
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原作は”Ålkistan”というタイトルで1967年にスウェーデンで刊行された。個人的には、小さいコミュニティの息苦しさの描写が、少し前の日本、もしくは今も残る地方の慣習を想起させて切なかった。隣人の目を気にして生きなければならないのは苦しい。金にもの言わせる地主と、借金のために地主に従うしかない住民という構図は、ひと昔前の日本の小説や映画によくあったが、北欧でもその構図が生きていたとは。 1971年にハヤカワミステリマガジンに掲載されたミステリー研究家の松坂健の解説も、訳者あとがきもよい。
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abk1
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後書きにあるように、亡くなられたミステリ研究家、松坂建氏が1971年のミステリマガジンで紹介した作品が50年越しで出版された作品、 コテコテのミステリで、あるキーアイテムがちょこちょこ顔を出すのが〈最後まで読むと〉笑える。 2024,30
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M H
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私には登場人物表を(なるべく)読まないというゆるゆるなポリシーがある。それを断腸の思いで(大げさ)放棄したのが本書。ウナギの罠の中で嫌われ者の地主が殺される密室トリックを表看板に、人間関係は複雑で人数も多い。嘘や隠しごともあるし、油断ならないのだ。みんなに動機があるって言うは易くて難しいことだろう。密室のトリックは計画の実現性その他がよくわからなかったが、最後まで面白かった。長年眠っていた作品とは驚き。
mippo

ゆるゆるなポリシー(笑) それでも放棄させられたと聞くと、強敵だなって感じが伝わります。

07/07 15:43
M H

それ、ポリシーじゃない(笑) 短い間にたくさん人が出てきて誰…と。把握できると後半は一気にいけました!

07/07 16:41
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時短
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ネタバレスウェーデンのカーらしいがいうほどカーか?密室が後半に完成する鰻罠の殺人事件。トリックはおいといて動機とか構成はオーソドックスだと思う。嘘から出た実になりかけたニアミス事故。ぶつかったらどうなってたか。犯人こんなトリックなのにかなり手際がいい。最後なんで牛でひいたの?
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ウナギの罠 (海外文庫)評価100感想・レビュー71