読書メーター KADOKAWA Group

生命活動として極めて正常

感想・レビュー
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冬鹿
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現代チックなナンセンス風刺SFで面白かった。超高齢化、労働環境問題、管理社会などテーマは重いのにあまりにポップでかなり新鮮だった。
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鷹野郷 善後
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初読みの作家さん。表題作を含めた短編集で、どの作品も近未来ではないが現実の延長線上のありそうで、ありえないSF込みの作品集。 設定も秀逸だし、登場人物たちのセリフや展開も独特で面白い。こういったジャンルもあるのだな、と痛感し、こういう物語を作れる作家を本当に尊敬する。最も好きなのは、最初の「バズーカ・セルミラ・ジャクショ」。人がレーティングされる時代、通貨はその人の信用度に拠る時代。突如、主人公の信用度がゼロになり、通貨が使えなくなるが・・・。
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TorysGirly
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例にもれず、ブログファン。 高校の頃ラノベは読んでたが、それ以降はほぼご無沙汰、なろう系はノータッチだったので、少し心配だったが、文体やら過剰にハイコンテクストなネタは(「追放~」)以外ではほぼ無く、安心して読めた。それでいて突然突拍子もない言動をしたりするのだが、何故かそれが不自然ではなく、自然に感じられる。それぞれ社会風刺になっているのもわかりやすいが、「手のかかるロボ~」「追放~」だけは良くわからなかった。
TorysGirly

面白くて笑いをこらえられない所が頻繁にあり、外で読んでいても笑ってしまって変な人だと思われたかもしれない。罪深い。

02/28 17:51
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まちまち
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図書館より。軽く読めたけど所々面白い文があった。キャッシュレスの話は一部現実だし、ダイヤの話も良かった。ギャル短歌と、統計短歌(?)も良い。
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tencoz
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もともと著者のブログのファンだった。かなり知的水準が高く、かつユーモアのある文章を書く方だったので「小説書いても絶対面白いだろうな」と思っていたら本当に出版されて嬉しかった。高度な言語化能力を持ちながら、一般的な感情への視点を外さないバランスが素晴らしい。SFだが実際過去に流行った音楽などが取り入れられ、現代と地続きな奇妙な感覚を味わえるし、それが惚けた可笑しみとして魅力を増している。私は特に「老ホの姫」が好き。固い印象の地の文とポップな会話文とのギャップが楽しく、歌野晶午の作品のような鮮烈な印象が残る。
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shimuratakeda
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かなりおもしろい。安っぽくいえば”乾いたユーモア”てやつなんだろうけど、そこここにトボけた味わいがあるし運良くそれがおれとも合った模様。これがちょっとズレてるとサブくて読んでられないのでラッキーだ。ちょっとイカれた世界で不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまいたい人はまずはカクヨムで試し読みからどうぞ。
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にしきみ
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ネタバレ海老さんすてき
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ねぼすけ
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なかなか面白い本だった!物語の設定から方向性は不条理系の作品かなーと思っており、大体当たっていたが本の内容は予想以上に面白かった。(不条理系って自由度が高い分相性悪いとスべりまくるんだよなぁ…)本作は7編の短編が収められており、自分は「踊れシンデレラ」と「老ホの姫」が面白かった。作者の方は2024年現在38歳だそうでなんとなーく2000年代、2010年代のサブカルチャーの空気感がどことなく漂っていた様に感じた。近未来や童話の世界などに絶妙に盛り込まれる懐かしさを感じるサブカルチャーがなんとも良いかと
ねぼすけ

著者のブログにて発売に至った経緯が書かれていて、出版社とのやり取りや各短編の初出年とか書いてあるのだがバズーカ・セルミラ・ジャクチョとか2016年が初出だそう!この時代ってまだPayPayすらなくて電子決済もUberも未来の話だったはずなので、あの当時読んでいた人は今読むよりずっと先の未来に感じていたのかもしれない。まぁ仮想通貨はあったからちょっと考えれば電子決済ぐらい取り込みますわな。消費者のレーティングの方は果たして…?(EUがこういう個人情報に関しては規制厳しいから難しそうだけどw)

11/02 10:31
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山澤 穫
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バズーカがすごいです。 ぽょ〜としか言えません。
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びしょびしょのスイーツ
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正常と狂いが絶妙な塩梅でないまぜになっていて、めちゃくちゃ面白かった。でも読んだ後はハートウォーミングではないけど、ちょっといい気分にはなるような不思議な作品だった。ぽよ~!
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かさい
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新海誠が帯にコメント寄せてるの珍しい気がして拝読。 日常的なものに見せつつぶっ飛んだ世界観を炸裂、って感じの短編集。 体育会系のシンデレラの話と、異常な確率で人身事故に遭っちゃう運転手の話が好きでした。
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つくし
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わけわからん読み心地なのに、知ってる、わかる、不思議と理解できてしまう感覚。ぶっ飛んでるけど極めて正常でした。こんな、ポイントを斜めに押さえながら破茶滅茶やっちゃう小説はたまに読みたくなる中毒系。
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にゃんた
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以前、ネットでオススメ記事を目にした本書。たまたま図書館で見かけたので借りて読んでみた。なんというか、真顔でジョークを飛ばしてくるような短編集。純文学好きな読書家が読んだら、顔を真っ赤にして破り捨てそうだけど、私は好き。
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ゆに
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図書館初読初読み作家さん。しかし、全部は読んでません。今日図書館そばに行く用事があったので一旦返却。アシモフのロボットシリーズの何がを思い出すような話やら、老人ホームの人気者(しかも女の子枠)の話やらバラエティに富んでます。もう一回見かけたら借りると思う。
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skr-shower
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他地区図書館本。初読み。捻じれ方が不思議。
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harumi
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ネタバレ作者の八潮久道さんのことを全く存じ上げずに読み始め、面白くて一気読み。「贅の饗宴」という名前になぜかツボり、その名前が出てくる度に吹き出してしまった。奇想天外な世界での物語が多いが、今の世の中ともそれとなく繋がっていて、登場人物もごく普通な人がほとんどで(「老ホの姫」の旭さんなど大変立派な方)わかりやすく、気持ち良く読めた。「老ホの姫」も良かったし「命はダイヤより重い」はいろいろ心に刺さりました。
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ツルネジ
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著者のブログを読んでいると、自身の興味を掘り下げて調べて思考している様子が窺える。 その思考を通してピンポイントで世界への解像度をあげた成果が、本作の世界観が突拍子もない一方で説得力があるという魅力に繋がってると感じた。
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辛子二個歩
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社会の仕組みをいじって笑かそうとしてくるところが面白い。ディストピアっぽくて暗くない。老ほの姫の高専柔道を取り入れてくる場面が好き。
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5263
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いっけん荒唐無稽に思えて、でも近い将来そうなってしまうのではないかと思てしまう奇妙なエピソードの短編集。 「命はダイヤより重い」は、ほんとにそういう制度があるのではと調べてしまった。心が重たくなるホラーなのだが、最後はカラッと終わらせてくれて後味としては良かった。 ディストピア的世界観の中で、憎めない人情味が最後に顔を出す展開が多く、癖になる独特な読書体験だった。他の作品も読んでみたい。
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Q人
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読みにくいところもあったけど、総じて面白い。特に老ホは人間観察が鋭くて、そして笑える。命はダイヤよりは刺さるところが多い。おかしいなと思っていても、何となく流されてしまい、目をつぶっていることあるよなぁ。
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melonsoda
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信用してはいけない方の「大森望氏絶賛!」でした。三方行成や名倉編と同じカテゴリに分類します。
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ヒロ
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Mより。これはまたケッタイなものを。既知の現実や物語が妙にねじれている物語、というのか。こういう作家さんたちも今から出てくるんだろうな。
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Mits
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真面目に素の顔でボケる芸風だ。これは面白い。 ジェネレーションギャップとよく言うけど、社会の主流文化や常識そのものが時代とともに変遷するものなのはわかっていてもなかなかこうは書けない。今の若者が老人になったとき、彼らが今の老人と同じメンタルの持ち主のハズがないのだ。当然、自分が老人になったときも自分は「自分」のままであり「老人」になるわけじゃない。当たり前のことに気づかされてなんだか安心した。
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rosetta
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★★★☆☆カクヨムからデビューした作家さん。なるほど、突拍子もないワンアイデアの短編集はいかにもって感じ。文章はレポートのようで熟れてないけどそれも計算のうち?どれも面白かったが、男ばかりの老人ホームでアラエイの爺さんが男子校のノリで姫ポジションとる話がキモカワで印象に残った笑 次回作も出たら読みたい
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K
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ネタバレちょっとズレてるだけだけど思いつかないようなことが書かれた短編集。面白いような怖いような癖になる感じの一冊。『老ホの姫』が良かった。老人ホームの姫がおじいちゃんでどちらが姫になるかを柔道決闘で決める?どうしたらそんな発想がら出てくるのやら。
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安藤
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ネタバレ短編集で1つの作品ごとに全然違う世界観で面白い。 わかりやすいのが好きなのでやっぱり「老ホの姫」が1番楽しかった。老人ホームに居る姫と新参者の戦いが可笑しくて終わりもよかった。 次点で踊れシンデレラ、ダンスで地区優勝したのちに甲子園を目指す。魔法使いが近所のダンス好きお節介になってるのが笑える、草野球で勝手に指示してくるジジイいたな〜。
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けい
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選曲がなんだかバシバシ刺さるなぁと思ってたら著者と同じ年に生まれていた。「老ホの姫」と「命はダイヤより重い」がよかった。時々挟まれるギャル短歌がいい感じです。全体的に日常からのずれと、しかしながらのリアリティ。『優希の極上の「かわいい」が発動すれば、(いけー!)と思い、旭がなびかないと(くうーやっぱダメか!)と思う。』(P84)
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ますみ
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★3★
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すあま
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ブログの人。作品から著者を知るパターンはあるけど、著者を先に知ってて作品を読むパターンって初かもしれない。(いや知り合いではないけど) ブログを読んでる時は一般の人だと思ってるから一言一句に感銘を受けてたけど、書物だとプロと思って読んじゃうから良い表現もするっと読み飛ばしちゃってるなと思った。ただそのするっと読ませることができるということが、すごいことなんだよね…。 書下ろしの「命はダイヤより重い」、そういえばブログで人身事故のこと書いてたなとか、自裁についても書いてたな。とか思い出した。長編が読みたい。
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月夜のコオロギ
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著者が出版の顛末についてブログに書いていたのを読み、楽しみにしていたのがやっと読めた。衒ったところのない、非常に好感のもてる社会人(ブログからの印象)の著作が斯様にウィットに富んでると、御本人の底力を感じる。現実のかすかな非日常的な揺らぎをこうして言語化される爽快さ、とでもいうのかな。「老ホの姫」には大笑いし、「バズーカ・セルミラ・ジャンクショ」、アメリカでは似たようなことが時々起きてるなと思い出した。 著者がここにおいでのようなので、どうか今後も元気に書き続けて頂きたく、よろしくお願いいたします。
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Roko
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八潮さんの作品を読むのはこれが初めてなのですが、読みだしたらどうにも止まらないのです。どれも、本当は怖い話なんですけど、それだけではない何かがわたしを引き寄せていきます。そんなこと本当にあったらどうしよう?不条理だけど、近未来にはそういうこともあるかもしれないと思えてしまう感じ、それがとても魅力的でした。一番気に入ったのが、店側だけでなく、顧客側もレーティングされるいう「バズーカ・セルミラ・ジャクショ」。これは凄いなぁ。
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mirie0908
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twitterかなにかで見かけて何気にポチッたがこれは面白かった。ネット監視社会や臓器売買、ブルシットジョブ的クソ会社で軽すぎる命、かと思えば歪んだ童話世界や老人ホーム。シーンはいろいろだが総じて滅び文学的。でもそれらがポップでパンクな文体で疾走していく。この作者まったく知らなかったがカクヨムでずっと活動されてた方なのね。いいと思う。
mirie0908

出版までの顛末とかブログも書かれてた。。面白かった。 https://yashio.hatenablog.com/entry/skks

05/29 09:33
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OjohmbonX
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私は著者だが、最初の読者でもあるので、読書感想文を書くことにする。7編を収録した短編集で、人物や世界は作品間で独立しているが「現実と少しズレた世界で、そこに適合したり、しなかったりする人達を描く」点では共通している。あるルールの中で必死に対処する姿は、外部からは滑稽に見えながら愛らしくもある。そうした状況が作者は好きなのだろう(と書いた後で改めて感じた)。書下ろしの「命はダイヤより重い」は、そのズレた世界のルール自体が少し変化していくという点で、より未来に向かって開かれているような印象を抱いた。
makimakimasa

今ブログで出版の経緯も読みました。物凄く詳細に書かれていて興味津々でした。会社の人達には言わないんですね。

04/24 01:08
OjohmbonX

ありがとうございます。真面目な顔して働いているので、なんだか恥ずかしくて。

04/24 09:09
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生命活動として極めて正常評価76感想・レビュー33