形式:単行本
出版社:書肆侃侃房
kero385さま、はじめまして✨️こちらこそいつもいいねや素敵なレビューありがとうございます。コメントへの返信機能がないみたいなのでこちらにお邪魔しますね。こんなふうに言っていただけて本好きとして感無量です!「国家の反逆者」も「間借り人たちのクリスマス」も忘れがたいですね。仰るようにイデオロギー色がないからこそ、戦争に巻き込まれる市民のしみいるような悲しさが伝わります。 じつはわたしも先日のシュトルムのレビューを拝見して久しぶりに「みずうみ」が読みたくなって買いなおしたところでした。わたしは →
混雑に負けてモネ展を諦めたので、なおさら神秘的な連想にうっとりしてしまって。ほかにも「9時半の玉突き」やフォークナーもkeroさまの真摯な思索や読みこみに惹かれて 実家から持ってきたりしてるんですが、立て続けにコメントするのも…と思ってずっとひっそりいいねするだけでした😖第2外国語のドイツ語は分離動詞で早々に挫折してしまった身としては、原文への言及もすごくおもしろくて参考になります! 長くなっちゃってお恥ずかしいですが、これからもkeroさまを通していろんな本に出会えるのを楽しみにしています。
少女のころ見てた漠然とした世界と反抗心がしみわたる「雌牛事件」「さくらんぼ」、有機的な愛の交感って感じの「フォン・ガイエン氏の夜の出逢い」「とりわけ奇妙な愛の物語」がとくに好き。第3章は正直もうどれもすばらしいけど、「変身」から「もろびと声あげ」で締める構成まで完璧だった。
水蛇様はじめまして、いつも感想にいいねいただきありがとうございます。この本とてもよかったです。また水蛇様の感想の文章素晴らしすぎです。私は、「国家の反逆者」と「間借り人たちのクリスマス」が特に心に残りました。素晴らしい作家、素晴らしい本をご紹介いただきありがとうございました。
『さくらんぼ』の話、いいですよね。私も好きです。子供だからついやってしまうこともあって、それを叱ることはただ萎縮させるだけになる。それよりも自分がやったことで自分自身や父親がどんな気持ちになってしまうかを自ら気付かせるのが大事。父親が子供を信頼して愛情いっぱいで接している姿がとても心地良く感じられた作品でした。
心の中に灯がともるような一編でした♪そして、レビューを書きながら、この本の構成からか、あの温かいお父さんにも生き生きとした子供時代があって、少女もこれからもっといろいろな経験をして、親子のもとにいずれ戦争が訪れるのだ…と、つい考えてしまい…。奥行きと広がりのある本だなぁと思いました。
buchipanda3さん こんにちは。人生を考えさせられる、味わい深い短編集でしたね。章ごとの色合い、短編ごとの味わいが異なっていて、それぞれ、とても心に残りました(*^-^*)
天の川さん、ほんと良い短篇集ですよね。無邪気に思えた子供時代からやがて社会を知る大人になり、戦争の辛さまで体験してしまう。日々の現実には様々な出来事があって、そんな中でいいところも悪いところも人間なのだということに改めて気付かされたように思いました。
「さくらんぼ」など、おかしみと滋味溢れる“不従順で陽気な日々”が描かれる。大人になっても夢見心地で、表題作「人殺しは夕方やってきた」「おもしろい夢を見る女性」から、掴みどころのない人の心にじんわりと近づく「とりわけ奇妙な愛の物語」「人喰い」へと続く。そして戦争、始まってしまえばたとえ「国家の反逆者」でも逃れる術は無く、無力感が人々を苛む。「恐るべき忠節」「ウィロー夫妻」「間借り人たちのクリスマス」どの作品も残響が長く心を曳いていく。バッハマン(1926ー73)と同じ国、同時代の作家。とても好きな作品集
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