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匣の人 巡査部長・浦貴衣子の交番事件ファイル (光文社文庫 ま 30-1)

感想・レビュー
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くろねこ
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著者が元白バイ隊員ということで内部事情に詳しい分、やたらと小難しい説明が多いと嫌だなと思い読み始めたけど、全然そんなことなかった。 序盤はやる気のない若手を育てるお仕事小説感が強かったけど、中盤からミステリー色が濃くなって一気読み!面白かった!
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ヌーン
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単行本の時、読んでて読メにも記録してたけど あっさりした感想しか書いてなかった 文庫で読んでみて、新米巡査澤田くんのキャラクターが今時の若者感ありすぎで、そりゃ人間だもの、色々あるでしょうけど、われわれの前ではキリッとしていてほしいです 警察学校ではどうしてたんよ?っと、警察学校が舞台の他作品に出てきてたりしないよね? 作品刊行から2年あまりで作中の犯罪とかが可愛く思えるくらい本邦の治安は悪くなってしまったのに、交番は閉鎖されるばかりで警察官も実数が少なくなってるんじゃないかしら、若者が少ないしねぇ ああ
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オヤニラミ
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かつては刑事課に所属していたがある事情によって地域課に異動して栗谷交番を担当する主人公の浦貴衣子巡査部長。コンビを組む澤田里志は周りから理解しがたい言動で問題視される新人巡査。ある日委託訪問した保養所で二人はアジア系男の死体を発見してしまう。交番のお巡りさんが刑事事件の捜査に…?!そこは元警察官だった著書がリアルな筋立てで登場人物達を交差させる。殺人事件の内容自体は薄いがハートフルな結末に匣の物語だった!!っと悪くない読後感でした。
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ベローチェのひととき
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妻から廻ってきた本。作者は元警察官で日本初の女性白バイ隊員とのこと。交番務めの巡査部長、浦貴衣子が主人公。交番という地の利を活かし地元で起こるちょっとした出来事を解決していくヒューマンドラマかと想定していたら全然違った。引ったくり事件や殺人事件まで発生する本格的なミステリー小説でした。話しがスピーディに進んでいき、一気読みとなりました。面白かったです。
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nemuro
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略歴に「元警察官、日本初の女性白バイ隊員。退職後、小説を書き始め、2005年、松嶋ちえ名義で応募した『あははの辻』が第39回北日本文学賞を受賞」などとあった。既読本は『女副署長』(2021年11月読了)に始まり、同じく<女副署長>シリーズの「緊急配備」「祭礼」を含め『流警』(本年6月読了)までの6冊。さて本書。どうやら『貌のない貌 ~梓凪子の調査報告書』(2019年)に続く警察小説の2作目。今回も、序盤に幅広く布石を打っておいて動き始めたら同時多発的に最後まで。そんな<フロスト警部>的な展開で、悪くない。
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ドットジェピー
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面白かったです
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ふわりん
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松嶋さんの警察官が主人公の本をもうどのくらい読んだかな。ダラダラした余計な表現が無く文章がちょっとパキパキしたところもあるけど、そのスッキリさが魅力の一つになってる。たぶん松嶋さんが実際の警察官の現場を熟知して書かれてるからかもしれないなぁ。今回の主人公浦巡査部長は良くも悪くもベテランで、警察学校出たての新人の指導をさせられ年代のギャップに戸惑いながら少しずつ理解させていくけど、実際こんな考え方の警察官志望者っているんだろうか。この浦巡査部長にはとても興味があるんだけど、シリーズにはならないのかな。
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seba
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「ハコ」とは交番を指す隠語の一つ。新米巡査の澤田とペアを組むことになった、元刑事課所属の巡査部長・浦貴衣子。澤田は真面目ではあるが、他人に対して深く関わりたがらない側面があり、今時の若者感に周囲もやや手を余し気味。物語としては、ある事件がまた別の事件を招き、それぞれの真相が少しずつ連鎖的に明らかになっていく展開。特に終盤にかけて中程度の山場が何連も訪れるため、最後まで目を離せない手堅い一冊だという印象だった。因みに私はサブタイトル(文庫化に伴って付けられたもの)を見て、勝手に短編集だと勘違いしてしまった。
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みいやん
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相変わらず経験者ならではの細かい描写で交番勤務の大変さも知ることがてきる。ミステリーでもあり、いろいろな立場におかれた人間の苦悩ドラマでもあった。
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のんちゃん
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交番勤務の巡査部長.浦貴衣子は、新米巡査で感情の浅薄な澤田里志とペアを組み教育している。浦は以前、刑事課所属。ある事情により自ら移動した過去がある。浦と澤田がある情報により居宅訪問した保養所でアジア系男性の他殺体を発見。捜査が進むと浦は里志が事件となんら関係しているのではと疑惑を抱く。日本初の女性白バイ隊員の経歴をもつ作者、やはり警察内部の描写やその人間関係の語りはリアル。が、それだけでなく伏線の張り方、青年の成長譚の盛り込み方、警察官の心意気等もしっかり語られている物語構成に感心した。ミステリの良作。
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きよ
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初読み作家。元警察官ということで、期待の本格警察小説になるはずだったけど、なぜか刺さらず。残念。
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かんがるー
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初読みの作家さんでした。元女性白バイ隊員ということもあり交番や警察署、町の人の描写がリアル。これは交番勤務のお巡りさん大変だぁー。 些細なことにも気を配り違和感に敏感に反応する。そして霧が晴れるように違和感のひとつひとつが解消されて全てが終わった先にある日常がまたリアルでよかった。
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むつこ
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とある事情から交番勤務についた41歳の女性警官が主人公。ちょっと田舎町の温かみのおまわりさん事件簿だと思ったら、今時の外国人労働者や若手警官の扱いなど多様性?に苦労する中堅たちの毎日がつづられていた。あー、私もその一人で「え!今ってそこまで気を使うの?」と、社会の変化についていけなかった。専業主婦ってこれだから社会生活に疎いの?とショックだった。ラストがよかった、我が町は派出所だけどこれからはおまわりさんに声がけあいさつをしたいなと思った。
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ゆりのき
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ネタバレ2021年4月光文社書より単行本。2024年4月光文社文庫。羽鳥西警察署地域課第二係主任・栗谷交番・浦貴衣子巡査部長(43)と新人・澤田里志巡査(23)。刑事課盗犯係主任だった浦は、浦に対する男性部下のセクハラを県警監察へ申立→処分、浦も地域課へ異動①管内で連続ひったくり事件②認知症・佐久間喜一の徘徊と娘・寛子③巡回連絡、アジアンアパート(留学生、技能実習生、短期滞在者など入居者全員が外国人④青野企画が所有する別荘でベトナム人男性の他殺体、郵便配達員の情報が発端⑤宮前雫(17)の失踪、澤田と面識の様子。→
ゆりのき

→男社会の中で浦の試行錯誤、澤田への教育指導。「制服を脱いだら一般人」と思考する、真面目だが少し変人の澤田。訳ありの成育歴。安心安定の松嶋作品。

05/23 10:59
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めめぞう
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★★★☆☆
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ひでまろ
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★★★
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めだか
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事件解決と同じくらい交番を中心とした人間ドラマを描いた本でした。最後まで読んで、奥が深いなぁ、と感じました。警官も人間、罪を犯すのも人間…その両者にそれぞれある心がとても良く描かれた話でした。
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himanaka
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ミステリでは大体が捜査一課の様子が描かれるから、交番勤務のものは興味深い。たとえ陽の目が当たらなくても、誠実に職務に尽くす人々がいる。敬意を評したい。
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うさぎや
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元刑事で今は交番勤務の女性警官と、つかみ所のない新米警官のコンビが図らずも殺人事件を解決!?な長編。まさかのラストにびっくり。
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