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虹を待つ 駆け込み寺の女たち (集英社文庫)

感想・レビュー
8

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かしわ
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江戸時代、実在した駆け込み寺を舞台にした連作短編集。当時の女性は結婚も離婚も自分の意思ではなく…様々な理由で寺に入った女性たちの物語。
0255文字
優希
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縁切寺が舞台の連作短編でした。色々な事情を抱えた女性たちが離縁を願って駆け込んできます。勿論離縁が解決策だけというわけではなく、女性たちの心に寄り添うことで癒していく。そのおかげで救われる女性たちは一歩ずつ前に進んでいくことができるのですね。読んでいる自分もまた力を貰ったような気分です。
0255文字
まっちゃん
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上州にある縁切寺には色々な事情を抱えた女性が駆け込んできます.解決が離縁だけではなくその人の心の落ち着き先を模索して最良の選択がなされるよう寄り添って考えてくれる人たちに助けられひとり,またひとりと前に踏み出すことができて,読んでいて胸がすく思いでした.江戸から群馬の太田の満徳寺まで,歩き通すのはさぞや大変だったことでしょう.
0255文字
Mc6ρ助
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井上ひさしさんの「東慶寺花だより」や藤原緋沙子さんの「隅田川御用帳」など、駆け込み寺の話は面白い。だから、駆け込み寺と聞くと興味津々(、それが出歯亀根性からくるものではないと信じたいが)、いや増す期待を裏切らない連作短編集でした。とはいいながら、Careを家庭に押し付ける自公維新が怖いという感想をこの本から抱く爺さまも大概ではないかと思ってもいるのでした。
0255文字
修子
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鎌倉ではなく、上州にあるという駆け込み寺が舞台でした。離縁したいというだけでなく、「試し」という物理的に距離をおいて様子を見るという仕組みがあり、興味深かったです。小説なので、事実かどうかは不明ですが。人間関係の難しさはいつの時代も変わらないのかなぁと思いました。
0255文字
タイ子
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以前も縁切寺が舞台の小説を読んだことがあるけど、これはそれとはまた違った人生模様が描かれていて良かった。かかあ天下とからっ風で知られる上州、舞台の満徳寺は徳川幕府公認の寺で住職はお姫さまではないかと噂される尼。夫が浮気、縁を切りたいと駆け込んだ先にいたのは何と、夫の浮気相手。どいうこと?いや、こっちが聞きたいわ。ここでひと悶着あるのは当たり前、すったもんだの挙句が…。この妻が最終巻で予想外の人生を見つけるってこの物語いいわ~。他にも小姑との関係、継母と義娘の葛藤。人生いろいろ、一歩踏み出す勇気さえあれば。
もんらっしぇ

タイ子さん、この作者さん「給食のおにいさん」が面白くって「みんなで一人旅」は途中下車してしまい、そのまま…時代小説に挑戦しているんですね♪それもテーマが、駆け込み寺とは!読みたい本にいただきます<(_ _)>

06/12 09:09
タイ子

もんさん、私は「給食のおにいさん」は読んだことがなくて、お初の作家さんでした。読み易くて、胸アツにもなり面白かったですよ。是非♪♪

06/12 09:11
0255文字
みやび
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☆4
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いつでも母さん
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ここは上州満徳寺。妻から離縁の申立てが出来るだけでなく、夫婦では無い男女の縁切り(執心切れ)もできる『人生の雨宿りをする場所』なのだ。凛とした尼住職・慈白、夫と 死別し自らここに来る誰かの助けにと尼僧になった智栄、寺役人の添田。自らもここで縁を切り、その添田と共に駆け込み女を支えようと決めたなつ。満徳寺に駆け込む全5話はただ縁を切るだけではなく、元の鞘に収まる話や自分の心の解放という感じの話もあって・・いつの世も変わらないものはあるのだと面白く読んだ。雨が止んだら前を向いて歩き出せば良いんだってことだ。
タイ子

全部の物語が良かった~。智栄さんの過去を知った時には胸が熱くなりました。確かにいつの世も変わらないものはあるんですね。紹介ありがとうございました♪

06/12 09:08
いつでも母さん

タイ子さん;おはようございます。全部の物語が良かった~。←これが一番嬉しいです😘

06/12 09:24
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虹を待つ 駆け込み寺の女たち (集英社文庫)評価70感想・レビュー8