形式:単行本
出版社:文藝春秋
形式:Kindle版
すべてのエンタメファンに送る、ノンストップ・バラエティ系・軽ミステリ!バラエティプロデューサー・幸良涙花は、がけっぷち、である。筋金入りのお笑いファンかつテレビっ子だが、不運体質(?)のせいか、失敗に失敗を重ね、会社からは「次がダメなら制作を外す」と告知されている。進退をかけた「次」の番組は、その名も「ゴシップ人狼」。出演者たちが持ち寄ったリアルゴシップについて語りながら、紛れ込んでいる嘘つきを推理する、というトーク番組で、季節ごとの改変期に放送される人気特番だ。マンネリ化する番組のテコ入れに、これを「生」で放送しろ、と上司は言うが、コンプラ的にも、事務所対応的にも無茶な企画。奮闘する幸良が、本番前に出会ったのは……「大御所俳優・勇崎恭吾の死体」だった!生放送まであと20分。幸良は特番を乗り切れるのか!? そして、この事件の犯人は?現代バラエティを分析する目線の鋭さと、軽妙な会話の面白さ、そして”ゴシップ”の本質を衝く深度はピカイチ。一気読みできる超・エンタメ作品です!
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