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失われたものたちの国

感想・レビュー
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雨音四季
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ネタバレ終盤、せせらぎの精の登場に胸熱。
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 りゅりゅ
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ネタバレ最後、目覚めの兆しがあるかないかで印象が変わるなあと。あると、子供向けに感じる。後味を考えるとないよりあった方がいいのかもしれないけれど。
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きゃんでぃ
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大人の絵本のようでした。全然絵本ではないのだけれど。前作よりさらに深く、読み終わるのに時間がかかってしまいました。生きていれば悲しいこともたくさんあるけれど、その悲しみからも何かを見いだせるのが人の強みなのだと感じます。強欲さとか、傲慢さとか、これでもかと濃く描かれていて、でもそれはこの物語の中だけのことではないんだろうな。住む世界が違うから、ここまで残酷には現れないけれど。
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璃桜
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ネタバレセレスが娘を取り戻すために、失われたものたちの国に。 孤独のカーリオ、木こり、失われたものを取り戻した人、そして戻ってきたモノ。 前回は子どものデイヴィッドの視点だったけれど、今回は大人の女性のセレスの視点。惹きつけられて、物語に夢中になった。これだから、物語は大好きだ。 希望もある。
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洋書好きな読書モンガー
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ネタバレ前作「失われたものたちの本」の80年程後の現在、交通事故で昏睡状態の娘を抱えて不安に追い込まれているシングルマザーが主人公。娘の治療の為に田舎町へ移る。1作目のディビッド少年は体験を「失われたものたちの本」に書いた作家になっていた。本を読んだシングルマザーは異世界へ入って行った。その世界には1作目の木こりと少し成長したディビッドも居た。彼女は娘を助け現実世界に戻る為頑張る。戻って来た彼女は娘の枕元で「〜の国」を書き始める。書き出しは娘の好きなフレーズ「むかしむかし〜」その時・・・・
洋書好きな読書モンガー

章の見出しが古英語、中英語、ゲール語などで書かれ訳が書かれている。面白い本がないかと探していたら”Anglo-Saxon emotions “(古英語による感情表現)という本があった。こういう本を読めばより作者の意図がわかるのかも知れない。家族が交通事故で4週間昏睡状態の後亡くなったので主人公の気持ちはよく分かる。当時ジョージ・クルーニー主演のER緊急救命室シリーズが大人気だったけどトラウマで2年程医療ドラマは見れなかった。冒頭でウクライナ戦争を連想させる記述がある。3作目があれば終わらない戦争か?

12/07 22:38
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ここ
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ネタバレ現代事情を大いに汲んだダークファンタジー。前作を読まず見た目で購入してしまって、分厚いな〜と読み始めてみたら半ば過ぎあたりからあっという間だった。希望のある終わり方でよかった。
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drkn
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ネタバレ前作同様に残酷で悪趣味とも言える世界観。前作以上に社会風刺が効いてて、特に主人公の性格は賛否分かれると思った。前作では早々に退場した木こりが冒険に付き添ってくれているのは嬉しいポイント、相変わらず頼り甲斐のある父性の塊のようなキャラで、ねじくれ男やペールレディデスに並ぶ壮大な設定を持っているのは予想外だった。 カーリオや隻眼のカラス、デイヴィッド等前作以上にキャラが魅力的で、正直主人公以上に惹かれたけれど物語から溢れて物足りないと感じる点も幾つか、しかしこの世界の概要を詳しく描写してくれて理解は深まった。
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ICHI   (atomic)
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続編 美しくも残酷な世界…元の世界に戻れるか? 世界観は変わらず、今回は好き嫌いがわかれそう。例え内面が変わっても、出発点と終着点が変わらない現実は辛い…とはいえ過酷な世界はもっとイヤだけど。 また物語は紡がれ、そして語られていく
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5〇5
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ネタバレ「失われたものたちの本」の続編なんだ。でも前作の強欲や残虐といったダークな面は控えめで、今回は大人の冒険ファンタジーになってるよね。植物状態になった娘を持つ主人公の母親が、娘に対する愛おしさや希望に相反する、厭わしさや不安と戦う姿が描かれていたように思うよ。舞台はファンタジーの世界だけれど、その背後には現実の世界と感情が投影されてるんだな。(K)
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藤月はな(灯れ松明の火)
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ネタバレ『失われたものたちの本』の続編。今回は現代の大人の女性が子供になっているのがミソ。その為、セレスが魔女会の中でサークルクラッシャー的立ち位置になっていたり、男性の欲望を察知し、高圧的な相手にも渡り合えるというアドバンテージを持っている。だが、精神が若返った身体に引っ張られてしまうのですんなりといかないのもお約束。そしてたった一人の種として、滅ぼされた同族の記憶を苦しみながらも持ち続けていたドライアド、カーリオ。彼の最後の決断に絶望からの道連れを目的とした自滅の例を重ねてしまい、泣きそうになってしまった。
藤月はな(灯れ松明の火)

テーマは自然を破壊するだけに飽き足らず、自己を捻じ曲げてまで権力によって築かれる虚栄を満たそうとして他者を支配する形で虐げ、虚言で大事なものを損なわせ、哀しみと復讐を生み出す、地獄のような世界への向き合い方だろうか。自由を求めながらも犠牲にした我が子の事も忘れて暮らす両親や王子の押しつけがましさに勝手に幻滅し、拒絶するようになったラプンツェルは臆病な現代人にも思える。だが植物状態であるフィービーも受け止めるようになったセレスや優しくしてくれた少年の傍にたどり着きたかった隻眼の鴉のような優しさもあるのが救い

10/21 23:19
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髭剃粉
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ネタバレ水の精(南支部、地方支店)の伏線回収はちょっとうまくいきすぎか。ねじくれ男の欲望は嘘か信か?セレスは隻眼のカラスをなぜ好きになったのか?なぜディビッドはもう一度(おそらく死んだ妻子と)レディに殺されたのか?殺される代わりにセレスの母子共に亡くなる願いを延期させたのか?ねじくれ男がフィービーの命を握ってるかと思えばあまり脈絡のない復活をしたのか?環境破壊がテーマ?作者が人の生きざまも含めて物語が好きである様子は今回もよく伝わった。
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やどかり
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ネタバレ『失われたものたちの本』の続編。主人公は32才のシングルマザー、セレスだ。前作と同様に物語の中に入り込んだような没入感があっておもしろかったが、テーマがわかりにくくなっている気がした。ドライアド?カーリオ?、最後までここは理解はできなかったけれど、だからと言って楽しめないことはない。映画化の話が何度も出ているが、実現していないそうだ。映像で見たら、もっと物語に入り込めそう。特に前作は童話の主人公たちも出てくるし、おもしろいと思う。
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葉鳥
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面白かった!前作が美しい終わり方だったので続編は不安でしたが、またあの世界を別の物語として読むことができて嬉しいです。前作は母を失った子から語られる物語でしたが、今作は子を失った母から語られる物語として、物語が切り込む角度や登場する魔物たちが変化していて面白かったです。日々女性が感じている抑圧を、セレスがはねのけていく様は痛快です。
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maco
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ネタバレやはり前作を上回ることはなかったかな??と思う。でも、前作でぼんやりしていたことはクリアになった。きこりさんの正体的なものとか。。最後の娘とのシーンはちょっと分かりにくいが。。まぁ、そうだろう、と予想通り。作者と訳者の後書きはとても良かった。映画化の話があるのはわかるが、きっと難しい。残虐過ぎるし。もしも、作られてもきっと観ない。頭のなかのイメージ消えちゃうからね。
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榊原 香織
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”失われたものたちの本”続編。こちらの方が格段にいい。やや女子部的だが。助けに来た王子様がうざいのでクロスボウで射殺しちゃうラプンツェルとか。 ダークでヘビぃな異世界ファンタジー。 あ、今回は女子が主人公です。 後半特にいいです
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み
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続編 今回は子が事故で植物状態になってしまった母親が主人公
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tom
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前作は楽しんだ。だから期待して借りてきた。主人公は30何歳かの母。娘(とても幼い)が交通事故で意識不明になる。そのままの状態で病院に。母を助ける人はいない。疲れ果てている。そして母は、境界の世界に入り込んでしまった・・・。ここまでは、面白い物語を予感させる。でも、ここから現れる人や物の怪が何者なのか、私にはいまいち理解できない。どうして幼い娘が境界の世界に連れ込まれたのか、母がどういう役割を果たしているのか、物の怪たちの不思議な戦いも同様で・・・。ということで、物語の中に入れないまま読み終えることに。
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emitaku
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『失われたものたちの本』の続編。主人公は三十二歳、娘が事故にあって昏睡状態という女性。ふとした拍子に異世界に迷いこみ……。グロさは前作よりは抑えめでも、それなりに。ダークファンタジーっぽいものを二作つづけて読みました。苦手意識はあったけれど、けっこう好きかも。このエピソードの裏にあるものは?とか考えちゃう。おもしろかったです。
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corriedale_
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いかにも"続編"といった感じの、よくない意味で。母親視点で前編をなぞるような旅路だが、いい大人が今更思春期に戻りたくないという拒否感は共感したものの、不安定なホルモンバランスと情緒を理由に突然 男性嫌悪をむき出しにし父親役の木こりにくってかかる。その割に旅路は最後までエスコートされて全母性の代表のように描かれる。なんかノルマでもあるんか。比較的"メンタル面に焦点が置かれたからか グロ陰惨描写は減少、後書きにもあったが文章ちょい読みづらくなってる。
corriedale_

前作主人公の決着、悪役の決着、敵役の決着、需要人物の匂わせなどクライマックスが散らかりぎみ。本=物語に限定されていたのも なぁ…。

08/28 04:05
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れいあ
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ネタバレ『失われたものたちの本』の続編。前作から約80年後の世界。本作の主人公は32才のシングルマザーのセレス。前作は少年の成長譚だったが、本作は大人の成長について描かれていて、前作より更に複雑で奥深い作品になっている。章タイトルが色々な国や地方、地域、時代の言語になっている。ある特定の限られた状況や複雑な出来事が、ある、言語ではたった一言で表せるのが面白い。日本語からはUrushiol(ウルシオール)が採用されている。本作も分類ではダークフアンタジーになるのかもしれないが、温かい読後感。
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みそ
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前作よりもっと大人むけの童話な仕上がり。主人公が現代の女性になったことで、ぐっと読者と物語の距離が縮まります。アムネスティに寄付したとか家父長制とか出てくる。前作の幻想的な雰囲気が好きだった人はしっくりこないかもですが、時事的な表現でこっちの現実と幻想の境界がますます曖昧になっており、こちらのほうが好きなひともいるかもしれません。
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なな
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ネタバレ物語とは宿主を変容させる感染症。ロンドンに住むセレスは8歳の娘フィービーが事故で昏睡状態となり田舎のケア施設に移すのを機にアパートを引き払う。その施設は『失われたものたちの本』の著者の遺産で運営され、敷地には著者の家がある。そこを扉にセレスと父、著者、昔話、物語のごった煮の混沌世界へ誘われ、冒険の果てに帰還。読みながら『ある母親の物語』ほか数篇が念頭に。 キャラではカーリオが一番心に残る。彼に哀悼を。 学生時代に読んだ本たちを読み返したくなる
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シナモン
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「失われたものたちの本」の続編。 今度の主人公は交通事故に遭い昏睡状態となった女の子の母親セレス。現実世界での看病の辛さややり場のない気持ち、異世界へ迷い込み(なぜか16才の姿に😲でも心は大人のまま)さまざまな困難に見舞わながらも、眠り続ける我が子を思い奮闘するセレスに感情移入して切なかった。ラストは涙💧
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ま
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ネタバレなんだよ32歳のまま冒険するんじゃないのかよ!と一瞬不服なのだけど、セレス自身も「もう一回思春期やるなんて絶対嫌!」というタイプなので大人としてむかつく相手にも下手に出てやり過ごす 世知がらいぜ! でも怒りは確かに彼女の中にある 守られるより守る立場になった大人でもそれは変わらない 最後のカーリオに心を揺さぶられる これは彼の物語でもあったのだなと
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紀梨香
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ネタバレまさか続編が読めるとは思わなかった。娘がこん睡状態になり戻ってきてほしいと熱望しているシングルマザーのセレス。ミヤマガラスに導かれ失われたものたちの世界へ足を踏み入れた彼女は母の心のまま16歳に戻っていた。前作の主要キャラクターがほぼ再登場して、思い出しつつこの世界をさまよいました。残酷な世界でせせらぎの精に癒されました。
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さーさん
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ネタバレ事故により昏睡状態から目覚めない愛娘を抱えた母セレスは、先の見えない介護に限界を感じた時、医療ケア施設の敷地にある『失われたものたちの本』という物語の作者の屋敷へ迷い込む。『失われたものたちの本』続編。ねじくれ男とデイヴィッド再登場。前作のキャラのその後も描かれ、特に女狩人の永年の贖いに終止符を打ったのは感慨深かった。セレスは肉体が16歳に若返っても“母”で、十代より成熟した視野と悩みを抱えている。セレスの選択を知りたくて一気読みした。第二の人生を送るデイヴィッドが人並みの幸せを得た様が嬉しかった。
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ゆう
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図書館の予約が思いの外早く回ってきて前作の『失われたものたちの本』を読む前にこの作品を読むことになった。ファンタジーの世界にどっぷり浸かってみるのもたまには良いものです。テンポが良いから本の厚さも気にならなかったです。木こりに会いたい。
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糸巻
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32歳のシングルマザー・セレスは交通事故で昏睡状態に陥った一人娘のためにロンドンからケア施設のある田舎に引っ越す。目覚めない娘の看護に疲れたセレスは不思議な力に引っ張られるように異世界へ。何者がどんな目的でセレスを導いたのか。そしてその世界でセレスは半分の年齢である16歳の少女に若返り、世界の全てを知る木こりと出会い冒険の旅へ…。『失われたものたちの本』続編。作り込まれたダークな世界観に圧倒され中々ページが捲れぬ。これから読む人には是非前作を読んでから手に取ることを勧めたい。
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おだまん
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失われたものたちの本の続編。主人公は娘を喪失した母。前作との間の子育て経験の影響が見られる母目線。ファンタジーも時とともに成長する。名作だった前作の続編ということを杞憂していた訳者さんの気持ちも分かるけれど現実を生きるものとしてこれを読めてよかったと思います。
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