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「縄文と神道」から読む日本精神史 (テンミニッツTV講義録 3)

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袖崎いたる
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縄文からたどり直して日本精神を語ってくれるのは興味深いね。代表的日本人を挙げ、彼らがそれぞれに何を思ってきたのか、または彼らの栄養になっているその土壌として、古層として、日本の精神の原風景がどこにあるのかをまさぐる。そこにあるのは神観念であり、得も言われぬムスヒの力。道元から利休への系譜をたどるくだりでは、悟りも修行も2つの別のことではないということ。そして悟りのための道は仏道修行だけなのではなく、茶道しかり、仕事しかり、己れがこれと定めたものから始めて深みに達する、その道を歩むことそのものにあると説く。
0255文字
白花豆
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中国や朝鮮半島から文化、思想、文字が入る前の日本に興味がある。果たして日本人はどんな人類だったのだろうか。縄文土器と風土から推し量る日本人像は「力強くダナミックな精神性」を持っていたという。そのエネルギーが神との一体感を感じ、豊かな自然が「清明心・正直心・安堵・安泰」に繋がり、それらが連綿と偉人の生き方に現れていると喝破する。「面倒くさい」と思って手を抜いたら「神様が降りてこない」ので、一つひとつを丁寧にする日本の仕事観も心にしみた。
0255文字
鵜川161
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日本人の先祖が一体何を大事にしてきたのか。精神性を知りたいと思っていた。西郷隆盛「人を相手にせず、天を相手にして,己を尽くして人をとがめず。我が誠の足らざるを尋ぬべし」道元「道元について学べば学ぶほど、道元が同じ日本人であることに、私は時々震えるほどのありがたさを覚えます。あんな立派な人と同じ日本人だというのはありがたい」梅岩「欲というものにしてやられない自分をつくるためにどうしたらよいか。己に克つことで、欲心から離れ、仁の心で努力することを説いた。」その他良い話多くあった。
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「縄文と神道」から読む日本精神史 (テンミニッツTV講義録 3)評価86感想・レビュー3