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インドの台所

感想・レビュー
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あきこ
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インドって不思議な国だ。空気と水が信用できないという高いハードルを抱えながらもそのパワーで人々を惹きつける。私もインドでは散々な目に遭い、二度と行けないと思うけれど、本書を手に取ってしまうようにどこか心を奪われている。本書は台所訪問記だ。インドの食事はカレーだけだと思われがちだけど、そうでなく奥深いおいしさがある。あー食べたくなってきた!だから作者の気持ちはよくわかるけど、この果敢に潜入していく勇気にびっくり。マジ危ないぞ。どこにも書かれていないインドが本書にはある。アジアハンターのHPもよく見てるよ。
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さくは
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インド台所紀行。カラー写真つき。インド各地の個人の台所や店の厨房を訪問し、インドの食について綴っている。部外者立ち入り禁止のヒンドゥー教徒の台所、オールドデリー・ムスリム地区の人気の朝食ニハーリー屋とナーン屋、デリー北部のチベット系移民居住区、外資系ファストフード店と国産ファストフード店、ニューデリー・5台の冷蔵庫がある豪邸の巨大なキッチン、チェンナイの日本食店、ケーララのシリアン・クリスチャン、アーンドラのバナナの葉皿、単身IT系インド男子の台所、ベンガルールの5つ星ホテル、アッサムの青銅食器など。
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relaxopenenjoy
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インド津々浦々。台所訪問記。様々な台所が興味深い。ヒンドゥーの、食に関する観念なども興味深い。うつわもステンレスから青銅、錫ひきの銅、素焼き、バナナの葉、バナナの葉を模した紙皿まで。素朴でいい。欲を言えば、写真もっと多ければ。あとは、州名入りのマップがあるとわかりやすい。本文にも〇〇州と書いてくれると親切かと(〇〇しか書いていないのが散見)
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なつ
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「自分が買い付けようとする食器や道具類がどんなふうに使われているか」を追跡すると面白い本ができるのですね。他の国バージョンも読んでみたくなります。ランチ前に読んではいけない本でした。お腹が空きました。今日はスパイスカレーかな。カラー写真もたくさんあって見ているだけでも楽しい。インドのチキンとやらも一度は食べてみたいかも(日本のインドカレー屋は何百回と行っているが、チキンはインド産じゃないよね、たぶん)。巻末のインド台所用品集が地味に凄いと思いました。知らないコトバが結構ある!
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Lilas
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読む本読む本好みじゃなかった12月、やっと楽しく読める本にあたりました。知らないことがたくさん載っていて、もう少し突っ込んできいてみて!がちょびっと。写真も美しい。訪問地の地図が載っているのも親切でした。厨房に入る理系男子をとり上げた視点が良かった。
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アリーマ
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インドの全国各地を周り、ありとあらゆる台所を見せてもらってレポートする、という破天荒企画。ストリートの貧しい物売りの台所から、大都市の大富豪の豪華キッチンまで網羅する中で、インド各地の様々な風景が浮かんできてとても楽しい。既刊の各地料理話で、もうこういう話は出尽くしたろうな、と思ったのだが、今回もそこに劣らない。作者の執念みたいなものが何よりすごい。こういう話を読むたびに、一度くらいインドに行ってみたいとしみじみ思う。★★★★★
パトラッシュ

インドに行く際は強力かつ大量の胃腸薬持参は必須ですから。

12/19 17:47
アリーマ

あ、昔中東長かったんで、どうせなんか当たるのはわかってます。あと胃腸薬で誤魔化すのは危険。医者を呼ばないと。

12/19 18:28
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Naoko Fukumi Fujita
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著者の本は3冊目、いつもの銀座の書店にて購入。2024年7月5日初版第1刷印刷、2024年7月10日初版第1刷発行。インド渡航歴なし、これからもないだろう。毎週サブジを拵え、この四半世紀は南インド料理を楽しむことが多い。90年代に高輪のインド料理学院(閉院)に5年ほど通学、アロラ先生に教わった知識を基に楽しく理解できたと思う。インド各地を廻った食器のプロフェッショナル、各地の労働事情や訪問の苦労と思いをあとがきを読んで納得した。「漬物を冷蔵庫に保存」の記載は、この夏作ったレモンの漬物レシピ通りだった。
Naoko Fukumi Fujita

90年代のアロラ先生のお教室では、直径20センチくらいの葉を重ねて紙皿のようにプレス加工したお皿を使用することもあった。が、著書には登場しないためもしかしたら過去の産物となってしまったのかもしれない。

10/30 21:37
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冷や中
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インドの、といっても夏でも朝晩寒い地方もあれば呼吸するだけでも汗が出るらしいところもあるインド共和国。そこの東西南北それぞれの地方の家庭の台所…いわば「家、ついていってイイですか@テレビ東京」インド版。もちろん各家庭の冷蔵庫の中も見せてもらっていますwao インドの国の、普通ありがちな家庭の台所から、大富豪の大邸宅、そして路上生活者もいたりΣ(゚Д゚) 304頁のうち、うれしいことに写真が多いです! バナナの葉っぱは生活の中で大活躍していますww とてもおもしろかったです!
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お抹茶
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都会から地方,豪邸からスラムまでインドを縦横無尽に旅して台所を覗き,食事を頂く。料理の名称や食材こそ異なっても調理器具類や調理法はほぼ共通していて,漠然とインド亜大陸食文化圏を作っている。南インドではネパール人や貧しい地方の出身者が厨房で料理技術を身につけ,海外に進出。女性の自由な外食に対する制約が多く,単身者の多い都市部では出前ビジネスが隆盛。インド人は伝統的調理法が好きで,ガスや冷蔵庫など便利さや合理主義に後ろめたさがあり,使うとよくないと考える。料理は女性,ホストは男性という性別役割分担は根強い。
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パトラッシュ
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前著『食べ歩くインド』では日本人の知らない様々な地方料理を紹介していたが、料理を作る台所も負けず多彩だ。均一なシステムキッチンが当然の日本に比べ、土地やカーストや民族で食習慣が全く違うインドは台所もバラバラだ。低所得層は土間に調理器具を置く例が多く、大きなバナナの葉が食器代わりになる。金持ちの豪邸や高級ホテルの厨房はタンドールを備え、ホームレスは歩道で煮炊きする。現地に住み着いた日本人は昭和レトロな料理を出すレストランを開き、スラム街は同郷人が集まった村の姿を呈する。これが本来の自由な生き方かもしれない。
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nora_juonn
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大変興味深い。
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Toshi
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アジアハンター小林真樹さんによるインドの台所探訪記。さすがインド食器輸入が本業だけに、インド各地を巡るだけではなく、ベンガルールでIT企業勤務独身男性のキッチンを覗いたり、コルカタで中華系移民の子孫を訪ねたり、視点が豊か。各エピソードは短いけれど、その裏のストーリーが深いのである。写真も豊富で、食事や台所の様子が良く理解できたが、想像力が豊かな方ではないので、できれば妹尾河童さんのような見取り図があれば、住居全体と台所の関係などが分かり、生活の空気も実感できた気がする。
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