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パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章 (エリア・スタディーズ)

感想・レビュー
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ゆ
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映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」を鑑賞し、自分が何も知らなかったことに気付き、書籍を探していた時に図書館で見つけた一冊。 この本は過去の出来事を踏まえた上で、<いま>何が起きているのかが書かれているので、 歴史を詳しく知りたかった自分にはその辺の内容は薄く感じたが、様々な視点からパレスチナとイスラエルについて知ることができた。 「壁の向こうの世界に行ってみたい」という願いが現実に存在するのだと衝撃を受けた。 (執筆者が多いため、何度も触れられる内容については読み飛ばしたくなる部分もあった。)
0255文字
英
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今月UNWRAの活動が禁止されてしまう可能性が高いと知り、何かできることは…と思い立ち読了。 とりあえずは安全で自由な環境ではあるが、閉塞感を感じているからなのか、ガザ地区に想いを馳せずにはいられない。対立する関係において、必要なのは会話であり、互いを理解しようとする姿勢が大切と文中にもあった。国と国の対立に会話と理解が芽生えることを願わずにはいられない。また、身の危険にさらされる厳しい環境にあっても、楽しく日々を送ろうとしている人たちがいる、学ぶべきことが多い一冊だった。
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お抹茶
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戦闘下のガザの状況を伝える。2007年以降,人や物資の移動は厳しく制限され,イスラエル側で働けない人が増え,GDPは激減し,失業率は50%近い。ハマースは武装闘争だけのテロ組織ではなく,二国家共存を土台とする国際社会の価値観に適応すべく,イスラエルの正当性を直接的には認めないものの柔軟性を備えたアクターと言える。東エルサレムでのパレスチナ人の土地や開発区域は限りなく制限され,建築許可証のない家屋はある日突然破壊される。ガザで紛争が発生するとNGOや国連で雇用が発生するが,平和では仕事がないというジレンマ。
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スナットスナギツネ
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良書。1冊目に相応しいタイプの本ではないと思ったので薦めるときには注意したい。
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てぷてぷ
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朝のニュースを見た子供がここも戦争になる?というので、なんで戦争してるんだっけと思い。読んでみた。
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藤月はな(灯れ松明の火)
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ニュースでは報道されないパレスチナやイスラエルの現状を伝える一冊。故郷を奪われ、インフラは破壊され、再建も見通せない不安定さ、日常を脅かされ、未来は見えず、逃げることもできないパレスチナに対する「ここで死ね」と言わんばかりの現状に絶句。そして決して二項対立ではないが故の現状を知らない/知ろうとしない事が現状を悪化させている事に加担している。LGBTQをプロパガンダとする事への批判、医療従事者が仕事を得るために戦争を心待ちにするという悪夢。イスラエルに住むパレスチナ人の置き場のなさを訴える雨雲さんが書いた章
藤月はな(灯れ松明の火)

そして「支援によってパレスチナに起きている人道的危機が見えなくなっている」という現地のタクシー運転手さんからの言葉が刺さった。

10/23 21:12
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kiyochi
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男性優位の傾向は占領下で強化された。 ガザは2006年からイスラエルの軍事行動にさらされた。 もしパレスチナに入ってくる支援が全部引けたら、イスラエルがやっていることの酷さが国際社会に伝わる。 パレスチナ自治区は、イスラエルから電力を買わされるために電気代が非常に高い。 1918年の第一次世界大戦で英国がパレスチナを支配下に置き、委任統治を開始した。
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きょん
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パレスチナ、イスラエルの今を伝える。実際には、コラムもあって34人の執筆者。NGO,国連機関、日本による人道支援、外交、研究者 多様な視点から、なので知らないことが数多かった。パレスチナ人が経験してきた状況が悲惨すぎる。今、ジェノサイドと言えるような状況下にあるのみならず、故郷の村も徹底的に破壊され、地図から消え、さらに亡命した先の難民キャンプでも迫害を受けている。日本の多様な関わりも知ることができた。日本も停戦に向けてもっとできることがあるのではないか。
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鯖
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「ガザでまた紛争が起こるのを待っている。そうすれば多くのNGOや国連がまた雇用してくれるから」2023年10月にガザに住まう方がおっしゃった言葉なのだそうである。医療等の資格があっても働き口がないガザでは紛争が終わっても封鎖が続く限り生きていくのが難しい。紛争で人々は負傷し死に後遺症で苦しむが、紛争が起こらなければ国際社会からの援助が終了し、仕事が見つからない。結果としてガザに住む人々は紛争を待ってしまう。…この記述が一番キツかった。停戦と封鎖解除と平和とすべてが揃わなければどうにもならない。
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Dan Tamura
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パレスチナ/イスラエルのこれまでを知り、これからを想う
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かおりん
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2024.5.15初版。2023年10月7日パレスチナ人の戦闘員がガザ地区に攻撃を開始する。ガザでは過去に戦闘が繰り返されていた。ハマスの実効支配、イスラエル軍の強硬姿勢で多くの一般人が被害をうけたこと、今も国際社会が支援し行末を見守っている。コラムの「14歳のパレスチナ難民が日本に伝えたこと」「日常という抵抗、文学という抵抗」が心に響いた。『私が死なねばならないなら それを希望にしてほしい 物語にしてほしい』この本を読んで知らなかったこと、見えてなかったことが分かってよかった。
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Shinjuro Ogino
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パレスチナ、イスラエルの歴史は複雑な経緯があってややこしい。、感心したのは、今のガザ地区に、国際NGOや国連機関の職員として赴任している日本人が何人もいて、本書の原稿を書いていることだ。危険極まりないことだが敬服する。
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瀬希瑞 世季子
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ガザの女性の死因の1位は乳がん、必須医薬品の29%は慢性的に在庫がなく、医療機器も十分に揃ってない。放射線治療機器はイスラエル軍から「軍事転用可能」なものとしてガザへの搬入は許可されてなく、治療が必要な場合はガザの外を出て東エルサレムか西岸の病院で治療を受けるしかないが、出域の許可申請は時間がかかり、返事がないことも多い。末期がんの患者が出域の許可を待っている間に死亡したケースもある。
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Caracal
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パレスチナ寄りの意見が多いものの、自分としては納得感のいく内容であり学ぶことも多かった。一番印象に残ったこと:「イスラーム法では、単一で全ムスリムに適用され国家も単一で国境は存在せず、その内部で富を法により分かち合うべきとされてきており、この原則を反映したイスラーム帝国は制度的に多民族・多宗教の共存を穏やかに実現していたが、民族主義の考え方が流入したによりオスマン帝国崩壊、その後、西欧諸国により国境が引かれ、新たな国民意識が発展。」「ムスリムの実態を持って、イスラームを理解することは誤りである」
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文狸
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本当に恥ずかしながら、私は10月7日をきっかけにしたパレスチナ/イスラエル問題の激化、あるいはイスラエルによる虐殺が国際問題化するまでは、無知も同然で何も知らなかった。それで手に取った本。必ずしもアカデミアに限らない著者たちが多様な側面から書いてくれるのは良い点だが、統一的な理解のためには単著者によるまとまった文章のほうがよいと思ったので、もう一冊買った。
文狸

ための軍事施設でもあった。2つ目に、ガザを実効支配するハマースが国境を越えてイスラエルを奇襲攻撃したとの説明があるが、イスラエルとガザの間に設けられた障壁は国境ではない。ガザは、故郷から追い出されたパレスチナ人が押し込められた巨大な難民キャンプであり、世界から切り離されたゲットーである。そして、そのゲットーを実効支配しているのは植民国家イスラエル自身である。→

06/17 17:26
文狸

3つ目に、10月7日のパレスチナ人の武装蜂起は「テロ」ではなく、入植者植民地主義に対する先住民族の闘いであり、その目的は祖国防衛と民族自決、そして尊厳の回復である。”

06/17 17:27
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ゼロ投資大学
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パレスチナとイスラエルの間に横たわる根深い問題は小康状態を保っていたが、2023年10月にハマスによるイスラエル攻撃を機に大きな動きを見せた。パレスチナ問題は、イスラエル建国から数十年に渡って続いており、国際社会からの関心の低下も指摘される。関心の低下とともに国際社会からの援助も減少していたため、ガザに住む人々が貧困や飢餓に喘いている。
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