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左利きの歴史:ヨーロッパ世界における迫害と称賛

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うまきうまし
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ネタバレ近代の数世紀に渡って西洋文明から左利きがほとんど消えた原因の多くは、学校による強制力の行使に由来。 近代は機械工業が始まったので、統一化された設備で行う作業を想定したら仕方ない気もする。 元左利きとしては、二十一世紀に入ってからも、ファミレスのお玉などどんどん左利きに過ごしやすい環境ができていると思う。 ユニバーサルデザインの考えが進んでいるのではないかと思う。 時代を見ると親が左利きを矯正したのはわかる気がした、有難うございます
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クドウヒロオ
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ヨーロッパにおける左利きの歴史。こうなると日本の歴史も気になるな〜、訳者あとがきで少し触れてくれて嬉しかった。自主的に左利き転向者(スカエウオラ)になった人生の憂鬱とよろこびを少し撫でてもらった気分でした。
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またの名をソラリス
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よくある左利きあるある、とか左利きは頭がいいとかそういう本ではない。 ヨーロッパで歴史的に左利きがどのような扱いを受け、宗教や芸術家が手をどのように扱ってきたか?という内容。 恐らく読んでる方の30-50%は左利きなのではないだろうか?
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riko
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理不尽極まりない左利き迫害の歴史は涙無しには読めない…ううう…ひどい…異常者や犯罪者に占める左利きの割合が高かったってそりゃそんだけ容赦なく追い詰めて矯正したら心身に不調きたすでしょうよ…そして左利き史上燦然と輝く金字塔レオナルドダビンチ様登場の気持ちよさ!!しかしそのイメージで今度は逆に史実なく左利き呼ばわりされてる歴史上の偉人が結構いるというのも適当だな~と苦笑い。そして「下らない偏見により我々はいわば片手の不自由な人になってしまった(みんな両手使えばええやん)」ってプラトンかっこよすぎでしょ
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tenorsox
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「左利き」という特性やそれを有する人々が世の中でどのように受け止められてきたかの歴史。差別されながらも許容→徹底的に矯正→差別も矯正もNG(現在)という大まかなトレンドの説明を中心に据えつつ、差別に反対する声を上げた人達の理屈(まともだったり頓珍漢だったり)、逆に優位性を謳った人達の理屈(同)、極端な矯正が心身に及ぼした影響、「左利きに天才多い説」の真偽等、枝葉の部分も含めて最後まで楽しく読んだ。冒頭で軽く触れている「右利きが多い理由」についてもう少し深く知りたかったが、そこは主題ではないのでやむなしか。
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@yuc
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ネタバレ左利き暗黒時代は、今聞くと恐ろしいくらいの人権侵害があったなんて。子供のころに虐待もどきの矯正を受ければそりゃ精神病んでしまうよ。利き手と逆の手で字を書いたりお箸を使ったり、きっとみんなこどもの頃の遊びとして経験しているはずだ!面白かったのは画家の描画的特性でハッチングについて述べられているところ。美術鑑賞の視点として今後活かしたい。そこに画家がいてまさに描いている姿を想像しながら絵画を楽しめそう。
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豚肉
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これという確定的な何かは無いようなのですが、下に見られ続けた左利き。それが、少なくともヨーロッパでは結構強かったみたいで驚きましたし、戦争による右腕欠損が、左利き差別解消に寄与したって、ホンマかいな。 後書きで、日本では左大臣の方が上とのコメントもあり、これも謎。結構掘りがいがある分野かも。
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takao
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ふむ
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miya
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書店で一目惚れ?して購入 「元々左利きだったけど右利きになった」という人の話を聞いたことがあるけど、そういえば最近は左利きの人よく見かけるようになったなー。なんでたろ?くらいの気持ちで気になって購入してみた本。 衝撃だったのは中世ヨーロッパではそれほどでもなかったのに、近代(19世紀〜20世紀)の方が左利きに対しての偏見が強かったのが意外だった。科学的根拠が軽薄なものは近代になるにつれて見直される傾向が強いと思っていたから。
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葵
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ネタバレ「平等」が迫害につながり、戦争の悲劇が差別の解消につながったとは、なんと皮肉なことか。
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6ちゃん
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ヨーロッパにおける左利きへの差別の歴史を社会・文化面から克明に記載している。風変りというだけで謂れのない差別を受け、やがて宗教や科学にまで取り込まれていく様は、他の差別史とも共通している。根拠を辿ったら非常に証跡薄弱ということは世の常だが、それが自分にも当てはまることが多々あるのが恐ろしい。こうした書籍が差別の分だけあるだろうし、それで図書館に本棚一つを作るとよいかもしれない。
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Go Extreme
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心性史ー万華鏡のような数々の輝き→歴史の難しさであり面白さ 正しい手と邪悪な手: なぜ人類は右利きなのか 右手主導の規則 左利きによる秩序の転覆 軽蔑された左利き: 左利きという異常性 左利きという烙印 下等人間の特性 不寛容のはじまり 虐げられた左利き 容認された左利き: 中世の黄金時代 近代の解放にいたる長い道のり 二つの右手の神話 称賛された左利き: 左利きの卓越性 左利きの巨匠たち  左利きの真の解放ー第一大戦直後・一部の傷痍軍人を模範→ 1960年代初頭 ミロのヴィーナスでさえ右利きと見なされた
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