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葬式仏教 –死者と対話する日本人

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kaz
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決して葬式仏教を揶揄するものではなく、死者と正者がお互いを想いあう優しい信仰という観点から、社会と仏教界の考え方のズレを課題としたもの。日本人の宗教観等の解説も納得できる。図書館の内容紹介は『「教え」に興味がない日本人が仏教で葬儀をするのはなぜか。人は死んだらどこへ行くのか。お布施への違和感が消えないのはなぜか。寺院運営のコンサルが、死者をめぐる信仰と現実を説く。「論座」連載を加筆し書籍化』。
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cokiedounuts
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(れ6㉜)イオンの葬儀業界参入、お坊さん便、戒名料やお布施の値段などに触れ、日本人の死者の弔い方と仏教の教えの乖離の問題を考える。無宗教だと言われてる日本人だが、死者が私たちを見守ってくれる(欲しいという願い)は誰もが少なからず持ってるもの。日本は葬式仏教と言われるように、葬式だけやってる状況だが、本当の仏教の教えは死者を弔うものではない。作者は仏教がもっと民衆側に寄り添うべきだとの立場だが、私はあまりそう思わない。でも、仏教側も、仏教の教えを民衆に広める努力はしてなかったのではないかと思う。
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乱読家 護る会支持!
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普段は全くと言っていいほど宗教心の無い日本人だか、家族が亡くなった時には葬式は必ずする。生きている間は全く付き合いが途絶えていた知り合いでも、葬式と聞けばどれだけ忙しくても駆けつける。 それが日本人の宗教観。。。 中学生の時にキリスト教に入信し、数年で信仰心を捨てた僕は、普通の日本人の宗教観に違和感を感じることが多い。 太古の時代から日本人の宗教観にあった「先祖崇拝」と「死者への恐れ」、「言霊信仰」。 神道だけでは不安を解消できなかった日本人の宗教観を見事に解決したのが外来の仏教だったのだろう。
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Jun
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「葬式仏教」は、現代日本仏教を揶揄する文脈で使われることも多い。一方、著者は500年以上にわたって日本人に信仰されてきた死者と生者がお互いを思いあうとても優しい信仰と位置付ける。僧侶が依拠する宗教的教えと多くの人々が期待する社会的役割のズレ解消は宗教側に責任があるとする。久々に夏に帰省し、昨日は盂蘭盆会に。本書に「教義では説明できないお盆という行事」という章がある。ご住職もそういう話をされていた。ただ、それも含めて、盂蘭盆経の解説と捉え方を聞けば、それはそれで受け入れられるとも思った。
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coldsurgeon
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宗教は、教義が重要と考え、難解な理論を追いかけてきたが、庶民にとっては日本の仏教は、送葬であり、祈願である。送葬を通して「あの世での安らぎ」を祈り、祈願を通して「この世での安らぎを祈る」のが、現実の日本仏教である。供養という信仰は死者の安らぎを祈る信仰であり、死者が生きている私たちの安らぎを祈ってくれる信仰であるのだ。そして、お布施の問題。葬儀や法事の際に払われるお金は、そもそも本来の意味でのお布施と言えるのかという問題提議。そのお布施は宗教的なものであると同時に、社会的なものととらえる。では、金額は?
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