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額賀澪
風は山から吹いている (二見文庫)
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【本のプレゼント】注目ミステリ作家、楠谷佑。伝説のデビュー作の復活版を20名様に
風は山から吹いている (二見文庫)
額賀澪
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形式:文庫
出版社:二見書房
本の詳細
登録数
91
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ページ数
216
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感想・レビュー
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バナナカプチーノ
さくっと読めて楽しい山岳青春ものでした。登場人物が背負うドラマも塩梅よく、ほんのりミステリーみもあって良かったです。ちょっと山登りもいいなと思いました。
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2025/02/28
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meg
BL小説かと思ってびっくりした。まぁそれはさておき、何よりも伝えたいことがある。ちょ、ちょっと、誤字誤植が多すぎん?いや、わかるよ。時々あるものだよ。でもこんなにある?こんなに……ある……!?気持ちよく読んでるところでちょこちょこ現れるのでなんだか集中できなかったのが残念。助詞に躓く本。で、まぁそれも置いといて、甘酸っぱい青春小説。着地点への導きは薄いけど、主人公が前に進む話として読むのがいいのかな。競争社会から脱却したシーンには心が動かされた。不特定多数と比較される世界から、早く抜け出したいものだ。
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2025/01/28
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むらかな
大学1年生の筑波岳は登山部に入部し、先輩の梓川穂高に出会う。高校まではスポーツクライミングをやっていたが、訳あって辞めていた。クライミングの師匠が亡くなった理由を探す。 人物描写が薄くてなかなか入り込めなかった。最近登山を始めたので手にとったのだが。穂高いい人なんだけど、「なんか面倒見てくれるいい奴」の域を出てこなかった印象。
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2024/11/30
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ねぎまぐろ
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あやっぴ
真実を確かめようと、先輩の穂高と共に、その山の頂上を目指す岳。さまざまな思いと後悔にうちひしがれながら、そうとうな勇気が必要だったことだろう。先輩の穂高は大学内では変わり者。最初はそんな彼について行って大丈夫?と思ったけど、優しくて本当に頼りがいがあって、この先輩との出逢えたことが何よりだ。苦労して登った山の頂上からの眺めは、日常の淀みをきれいに洗い流してくれる。私も次は筑波山に登りたい。
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dra-wrappin
登山に興味がなくても楽しめる。高校生くらいに薦めたい、読後感も良い佳作である。
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2024/10/26
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青緑
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どうしようもない不運に見舞われた時、人はそこに至る自分の選択をも否定してしまう。『あの時あの道を通らなければ』『休日に実家に帰っていなければ』『あの飛行機に乗ろうなんて言わなければ』『あの人にあんなことを言わなければ』・・どうしてもそう思わずにはいられない。神ならぬ身でそんなことが可能なはずはなく、後悔が何らいいことをもたらさないにもかかわらず。だから彼らは山に登る。何もかもそぎ落として山頂に立つためだけに。さわやかな読後感。
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2024/10/03
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しん
大学生が山登りをする話。高校時代、クライミングでインターハイ出場までした主人公が高校でキッパリとクライミングを辞める・・・、そこには将来の不安や色々な感情が入り混じり、その先にいるのが高校時代のコーチの現在の姿。タイトルとは違い、前半から後半まで悩み、迷いがたくさん描かれる。解決方法は結局山に登ること。登りながら自分をさらけ出して考えて、さて彼が出した結論は?
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2024/09/29
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nami1022
登山とクライミングは通じるものがあるのか、アメフトとラグビーくらいの違いなのかな?と素人ながらに想像。岳と穂高が大人の階段を登る小説なのかな、と。お互いに境遇は違うものの、身近な人の死からどうやって前を向いていくのか。作中の登山の描写が秀逸で、登るとき下りるときの心理描写もさながら、その登山シーンが目に浮かぶようで、山なんか登ったことないけど登ったような気になり、登りたくなるような気にさせてくれました。
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2024/09/25
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バウバウ
図書館単行本
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なみ
大学生になってスポーツクライミングを辞めた筑波岳は、登山部の部長で変人でもある穂高に勧誘され、山を登るようになる。 ある日、2人で山に登っていると、岳の高校時代のコーチから電話がかかってきて──。 山の描写が非常にリアルで、登山をしたくなりました。筑波山に登ってみたい! また、競技を引退したプロアスリートたちが、しっかり食べていけるような世の中になってほしいと強く思いました。
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2024/09/12
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eiro
気がつけば登山が自分の今年のテーマの一つになっている。本はミステリ要素も含まれている。大学新入生が訳ありの登山部先輩と出会い、登山の魅力に魅せられていく。山登りのきつさや美しさも書かれ、私は登山にまた一歩踏み出したくなる。前にNHKで見たのだが、ドローンから登山道となっている稜線を見せてくれた。とても感動的したのを覚えている。確か嫌ミスの女王湊かなえさんの小説をドラマ化したものだったような。ともかく私は登山道の入口でまだかなりしばらくウロウロし続けるだろう。
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どら
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スポーツクライミングを辞めた主人公が、大学に入り登山部に引きずり込まれ、部長と二人で山登りをするある日、SCを辞める原因の元コーチから着電。しかし、そこには声はなく、後に山で滑落し亡くなる直前の電話だったと思われることが分かる。主人公とそれなりの過去を持つ登山部長が、元コーチの死が、自殺だったのか事故だったのかを無理だと思いながらも解明しようとし、元コーチの亡くなった山に登る。それなりに結論に行き着くのだが、そこで終わりにするのも登場人物と作者。エンドマークの置き方は限界を含めてミステリィだと思う。
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geki
額賀さんの甘くて酸っぱい青春小説だと思ったら、そうではなく、しかし、登山の魅力が存分に伝わる青春ほろ苦ストーリー。若くて負った心の傷。なかなかしんどいと思う。でも、支えてくれる人がいたことが、何より。若さというバネで、バディと多くの峰を乗り越えていって欲しい。
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tokisaki
登山系の小説を読んだことがなかったのと、装丁のイラストに惹かれて手に取ってみました。作中でも普段住んでいる日常を下界と書いてあるように、違う世界を覗けたような気がする。タイトルにもある風の描写が心地よかった。
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ムクムク
山岳小説の緊迫感が走るような描写はなかったけど、素人が山に登るときのその楽しみ方のようなものを思い起こさせられる話でとても親近感があり面白かった。岳と穂高の関係性もとても心地よく、また二人の物語を読みたいと思った。下界では話せないけど山の上では話せること、登りに削ぎ落とされるその思いを下山しながら拾っていくことなんかとてもよくわかる。
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傑
★★★★☆ 登山をしているのでタイトルと表紙絵に惹かれて購入。 登山時の気持ちの変化とか景色の描写とかがよくわかるって思いながら読了。
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2024/08/12
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Nao Funasoko
ライトノベルのつもりで読み始めたたらどっこい違っていた。 筑波岳、梓川穂高それぞれの心情風景、その移ろい加減の描写が素晴らしい。ミステリではないが岳の先輩であり指導者であった宝田謙介の死についての謎ときへの流れにもしっかりとしたものを感じた。 筑波山、高尾山、御岳山、日の出山と自身も歩いたことのある山が舞台となっていたこともあり親しみがあってよかった。岳&穂高コンビの山行記はもっと読んでみたいな。
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純
ミステリーではないのに、伏線回収があって、ミステリーのような物語でした。 山登りに持って行って、涸沢でビールを飲みながら読みました。山に行って、山が舞台の本を読む。最高でした。
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2024/08/02
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ツバサ
お世話になったコーチと後味悪い別れ方をしていたが、久しぶりに電話かかってきたと思ったら無言だった。次の日に悲報が届く。なぜ彼は電話をかけてきたのか。事故が自殺、どっちなのか。真意を探るために山を登る彼らの秘密の明かし合いには驚かされました。真実を求めて辿り着いた結末にジワっと胸に切なくも暖かい気持ちが溢れてきました。
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2024/08/01
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ぽろん
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図らずも、二冊続けて山の物語でした。風光明媚な山も時に容赦なく牙を剥く。高校の時のコーチの死は事故だったのか、自殺だったのか。彼らが山に登った理由は、辛い事実に向き合う為だったけれど、登ったからこそ、見えてくる真実。前向きな彼らが眩しかったです。
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Nobuko
さすが額賀さん 良いお話でした 山の描写が見事で一緒に登っている気になります とはいえ高所恐怖症だからスポーツクライミングも山登りも遠慮しておきますけど(笑)
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2024/07/24
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よっち
名を馳せたスポーツクライミングを大学では続けないと心に決めていた筑波岳。変人と噂される登山部部長の梓川穂高につかまり幾度か一緒に山を登ったある日、恩人の滑落死を知らされる物語。高校時代のコーチ宝田謙介からの無言の着信、衝突したままで関係の修復を図らなかった悔恨。彼の死は事故だったのか自殺だったのか、アスリートのセカンドキャリアの難しさ、穂高の山を巡る過去も描きながら、その真相を探っていく展開で、周囲の人に聞いて恩師を思い、自身で同じ山に登って同じ景色を見たからこそ気づいた真理がとても心に沁みる物語でした。
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2024/07/19
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風は山から吹いている (二見文庫)
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