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他なる映画と 2

感想・レビュー
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レベル感は絶対的に違うけれど同じ映画を撮っていた人間として最後のブレッソンの覚書についての論考が特に面白かった。同じ映画を撮る人間としてブレッソンも濱口も同じ悩みを持っていたんだと思うとあの時の自分が救われるような思いになる。 こんなに映像について言語化できるのもすごいと思うし言語化できるからあんなにいい映画を撮れるのかなとも思った。 なんでもそうだけど準備って大事。
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ふかわ
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取り上げられている映画の中で見たことのある作品は、「東京物語」「リュミエール!」「15時17分、パリ行き」「ケイコ 目を澄ませて」の計四本。
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okimam1
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意味のある言葉がソーセージのように連なってミチミチとなっているのは、サービス精神の表れでもあるし、根本的な自信のなさの現れでもあるんだろうと思う、観たことあるはずの映画の観たことあるはずのシーンの解説を読んで悔しいなあと思った。これだけ観切って、20年間映画を撮り続けて素晴らしい作品が生まれるのだとしたら、それはとても嬉しいこと!
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takao
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ふむ
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r
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書いてあることは良いのだが『シネマトグラフ覚書』論はいくらなんでも長すぎるだろう。本人も自嘲気味に書くように、誰がそんなこと気にしているのかというレベルまで話は深まってゆく。抜粋場面の選択も気になり、『ラルジャン』主人公の登場〜逮捕までのパートって全篇でそんなに記憶に残るところではないよなと。私なんかはやっぱり惨殺シークェンスの分析が読みたいところ。
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レンコン餅
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頭の悪い感想になるけれど「頭、良いんだなぁ」と思った。映画の批評となると、ものすごく高尚な所があって、読んでいて分からなくて、自信を無くしてしまう。本作もそういう部分もあるけれど、しっかり心に引っかかるようなパートもあったりして興味深い。「アンパン」
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神戸山
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圧巻は「ある覚書についての覚書」だ。現代・映画・青年の手引書として夙に名高いR.ブレッソンの『シネマトグラフ覚書』【1987.11.16. 松浦寿輝 訳  筑摩書房 刊】を「脱・神秘的に読む試み」。七万字の書下ろし論考。狷介で韜晦的で厄介な仏語原文を、日常の日本語に読み直す試みは 九割かた成功している。濱口監督お疲れ様&ご苦労様。(刊行当時「若き詩人の名訳で贈る」なんて惹句を信じたわけでもないが、読んで「何じゃこれは!日本語になっちゃいない。チンプンカンプン。歯が立たぬ迷訳に腹が立った思い出がほろ苦い)
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酩酊石打刑
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1「映画講座集成」よりも、こちらのほうがとっつきやすかった。帯に記されている「批評修正」という表記には多少のためらいを感じると、あとがきで触れられている。控えめに「よいと思っている」ことを語っているとも。しかしながら、やはり映画に対する偏愛ぶりや、製作者としての独自の視点は瞠目すべきものがある。小津の『麦秋』での杉村春子のせりふ「アンパン」をめぐっての論評は笑ってしまうくらいだ。映画の台詞を単に意味論的に捉えるのではなく、シネマトグラフとして限定された映像の枠でとらえること、映画の楽しみを広げてくれた。
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囚人13号
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名高い相米慎二論は読み進めるうちに細田守との共通項が浮き彫りになってきて、顔の記号化も意図は全く異なるのにエモーションの形態とかシナジー感じるし(昔から膾炙しているようだが)、全く意識してなかった二つの固有名詞を接続する回路を発見したような感動が味わえる。しかし終盤のブレッソン論、あれは悪い意味で質量に対して内容が合っていないと思う。鍵括弧の多用と蓮實的ディテール批評も甚だ微妙…。
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