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MCU 比類なき映画スタジオの驚異的〔マーベル〕な逆転物語

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Masaaki Kawai
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映画そのものではなく、その製作サイドとマーベル・スタジオについての決定版的な本。膨大な取材が窺えるし、ごく最近までカバーされてるのも良かった。 コミックのほうはよく知らんのやけど、膨大なキャラという知的財産があるんやなぁ。そこからどう物語を紡ぐか、脚本で揉めまくりっていうのも知らんかったし、方向性を決めるファイギが元からマーベルギークじゃなかったとは! 日本のマンガの実写化との差は、こういう原作の厚み(日本は1作1作が独立しがち)、妥協ない脚本作りとによるものかな。今は停滞してるけどまた楽しくなると期待!
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ツーラン
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ネタバレマーベル・スタジオの歴史本。関係者や資料をふんだんに使われて辞書のような分厚さで読むのが大変でした。けど映画ファンとして各作品が作られた背景、会社の経緯や問題点もしっかり語られていて興味深かったです。お金の使い方が下手だったマーベルスタジオが手作りで映画を作って革命を起こして拡大していくけど、問題も語られます。だいたい監督と脚本家が揉めたりしてるのが印象に残りました。出演者のギャラの高さも感覚が麻痺する金額でした。長くて固有名詞も多く頭に入ってこないところとありましたが、映画ファンとして楽しく読めました。
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kei-zu
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「アベンジャーズ」の各メンバーが当初は「売れ残り」だったとは今では信じられない話し。「アイアンマン」からぐんぐん上り調子なのは読んでいて楽しいが、「ダークワールド」や「エイジ・オブ・ウルトロン」の微妙な出来は舞台裏のギクシャクがあったとあってなるほど。その後、「ウィンターソルジャー」「シビル・ウォー」「エンドゲーム」の盛り上がりは言わずもがな。私も夢中になった「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」がいかに画期的であったかの説明にも納得。一方で、近年のテレビシリーズとの連携は、記述のとおり苦しい感はある。
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からすやま
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玩具化可能性 toyetic ってカッコいい言葉だなあ。日本だと戦隊ロボなんかはおもちゃ会社のバンダイからデザインを出して toyetic を確実にしてるけど、それ以外はまずアニメやマンガがムチャクチャなロボットを出して、それをホビー会社や有志が実現させてしまうのがショーになってる感じ。完全変形ゲッターロボなんて toyetic 値はどのくらい低いのだろ。どうせなら玩具化【不】可能性 untoyetic が定着したほうが、難しいほど数値が高くなって表現が面白そう。
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Tsu_ba_saa
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オーディブルの宇多丸分室より。マーベルシリーズはMCU以降にハマり、映画を一通りとMCU以降のドラマを観てはいるが、仰る通り、恐ろしく分厚い専門書のような本なのに(電子で読んだけど)、話がスルスル入ってくる。どういう状態で映画が作られているかという話は大抵面白いが、ビジネス視点でも書かれておりとても興味深い。そして縦糸として必ずそこにいるケヴィン・ファイギ。
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ara_shinya
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ようやく読み終わった。 コミック出して、玩具売って、だったマーベルがどのようにマーベル・スタジオを立ち上げ映画制作をして来たのか、というハリウッド映画スタジオ裏話的なビジネス書、かな。 割と行き当たりばったりな感じでもうまく進んできたスタジオが、大きくなるにつれ色々と軋みが出てきて舵取りがどんどん難しくなっていく。やっぱりケヴィン・ファイギが優秀なひとなのだろうな、元々はコミックに関しては素人だったのはちょっと意外だった。
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Myrmidon
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MCUの舞台裏。多くの関係者インタビューから、MCUの歩み、特徴、課題などを述べる。作品としての批評というより、スタートアップ企業としての契約や意思決定、企業文化などが多く語られ、映画ファンのみならず、ビジネス関係の人も面白く読めるのではないか。犯したミスや作品的失敗もハッキリ述べられ、単なるマーベルヨイショ本ではないが、明らかにケヴィン・ファイギやボブ・アイガーが善玉、アイク・パルムッターが悪玉(笑)なので、この本も一つの見方に過ぎないことは言わずもがなか。
Myrmidon

ただまあケヴィン・ファイギが天才的なのはどう見ても間違いないし、『アメイジング・スパイダーマン』へのコメントなんかを見ても信頼感しかない。

09/03 23:34
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ぐうぐう
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『エンドゲーム』で頂点を極めたMCUの低迷が続くが、それはケヴィン・ファイギも人間だったことの証明にもなった。そして本書では、MCUの成功がケヴィン一人によるものではないことを冷静に綴っている。とはいえ、それでもやはりケヴィンの存在は圧倒的であり、最重要だ。マーベル内におけるテレビ部門とスタジオの、そして悪名高いクリエイティヴ委員会とスタジオの軋轢、あるいはソニーに売り飛ばしてしまった『スパイダーマン』のMCU参入といった難問も、ケヴィンがいなければ解決できなかったのは明らかだろう。(つづく)
ぐうぐう

そんな混迷するMCUの救世主になると言われた『デッドプール&ウルヴァリン』は、そのマルチバースの正しい使い方を示すと同時にマルチバースの末路までもを描いたという意味で、まさしくMCUの救世主と位置付けられるはずだ。もちろんそのことに、人間であったとしても気付かないケヴィンではない。本書によれば、ヒーロー映画でもケヴィンは、日常の細やかな場面を大切にしているという。そこには、特別な力を持ったキャラクターを、しかし人として好きになって欲しいというケヴィンの願いが込められている。(つづく)

08/19 21:51
ぐうぐう

それは、やはり人間であったケヴィンだからこその想いだろう。

08/19 21:51
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エムワイ(emuuwaii)
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コロナ禍中にDisney+で見始めて、どっぷりハマってしまったMCU。その作品群が作られてきた背景を、膨大なインタビューで振り返った本。マーベルスタジオが、内外の様々なさまざまな困難に翻弄されながら、一つ一つ作品を作ってきたさま、映画制作には内外の多くの人間が関わるため一筋縄でいかないことなど、面白くて読む手が止まらなくなりました。また、ディズニーに買収されてからもしばらく、作品の制作に「玩具の売上」が大きく影響していたとは。これからも引き続き、面白い作品が観れたらいいな。
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bittersweet symphony
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マーベル・スタジオズの特異な映画製作のスタイルの秘密について、ゴシップネタや社会的なテーマも含めてここ十数年断片的に伝えられてきた情報がまとめて取り上げられている良書。唯一のウィークポイントはMCUの重要なピースである音楽セクションへの言及が少ないところですね(全作品の音楽スーパーバイザーであるデイヴ・ジョーダンにも言及が無かったのはちと残念)。マルチバース・サーガでシェアードユニバースにさらに過去作品をサルページするレイヤーを付加したMCUをファイギたちがどうハンドリングしていくかも楽しみですね。
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