形式:単行本
出版社:国書刊行会
訳者の解説で、チャンドラーの本書は英米では高い評価を受けているのに対し、フランスではほとんど参照されていないというのも興味深い。まぁ日本人だってアメリカ人が書いた山本五十六の評伝を参照するかと考えたら微妙かも。やっぱり英軍に対しては、ちょっと筆致が甘めかもと思うしなぁ。
因みに真面目な理由の推察としては、フランスの史学界で重視される「国民史」の観点が希薄な点と、構造的な分析ではなく伝記スタイルを取っていることをあげている。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
訳者の解説で、チャンドラーの本書は英米では高い評価を受けているのに対し、フランスではほとんど参照されていないというのも興味深い。まぁ日本人だってアメリカ人が書いた山本五十六の評伝を参照するかと考えたら微妙かも。やっぱり英軍に対しては、ちょっと筆致が甘めかもと思うしなぁ。
因みに真面目な理由の推察としては、フランスの史学界で重視される「国民史」の観点が希薄な点と、構造的な分析ではなく伝記スタイルを取っていることをあげている。