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かに丸
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内容があまり理解できないながらそのわからなさが逆に心地よいような不思議な感覚で読まされた。
0255文字
中村
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"「アメリカで死んだって、お盆ぐらいには帰ってきて欲しいわ。邪蘇の神様だってそれぐらい許してくれるでしょう」"(p, 147)/両作品ともどっしりとした言葉運びが魅力的だった。
0255文字
スミス市松
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伝承の古層から生じうる幻想的な現象を日常的な尺度で捉えていく語りの姿勢が好ましい。その手法は往時の南米文学を思い起こさせるものだが、本書を読み終えて物語から離れれば、読者の現実へのまなざしが幾許か豊かになり、それはわれわれの〈日常〉に立ち向かう力にもなるのではないだろうか。良作だと思う。
0255文字
空
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こちらの理解力が足らないがゆえ、この本の面白さに気づけなかった。
0255文字
ゐづみ
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円城塔との対談イベントに際し予習として。表題作は天皇制のifを描いてるとのことだが、浅学故、その趣があまり感じられず、先般SNSで俄かに人口に膾炙した“因習村モノ”のようなテイストで読んでいた。不気味でありつつも湿度を帯びた描写は丁寧で読みやすく、また、人物同士の掛け合いは時折漫才めいた軽快さを伴っていて、作者は関西人なので意図して盛り込んでいるのではないかと思った。併録の「死者たち」は、『百年の孤独』を読んだ直後だったのでG・マルケスの名前が掲句に使われていたのも納得だなと感じ、こちらの方が面白かった。
0255文字
キク
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若い方の2作目だけど、面白かった。少なくても、登録が22人で、レビューは僕が最初というレベルの作品ではない。多分、これから認められていく人なんだと思う。すごくしっかりした文体と、若さゆえの志しがある。ユニークさだって、奥の方に若干感じられる。志しだけじゃ面白い小説にはならないけど、志しのない面白い小説を読む気にもなれない。なんなら大概の場合、その二つはお互いに邪魔をし合っているようにも思う。うまくいかない。でも、いつかすごい小説を書くという予感を感じさせてくれるって、それだけですごい新人なんだと思う。
0255文字
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