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小説現代 2024年10月号

感想・レビュー
7

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ガテン系
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野崎まど先生の新作目当てで。本を読む人の気持ちに寄り添って描かれているのは昨今のクリエイター至上主義作品とうまく差別化出来ていると思うので良いと思った。けど、そこまで面白さを見出せなかった。ちょっと小規模過ぎるかも?書き下ろし短編の方が野崎まど先生らしくて好き。
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UPMR
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野崎まど『小説』のみ→この挑戦的なタイトルで読者側に焦点を当てているのは珍しい。改行の少なめの文体は疲れるし、中盤まで動きがほとんどないから話の行き先が見えず戸惑うものの、読書というテーマもあって流石に退屈まではしない。なぜ小説を読むか、読むだけでは駄目なのかという葛藤が明確に打ち出されてからは、宇宙の始まりや生物論へ踏み込むなど作者らしい飛躍した論理への期待が高まったし、急にジャンルが変わったかのような飄々とした超展開も楽しめたのだが、いざ到達した結論がだいぶがっかり。↓
UPMR

なんというか読むという行為を宇宙や生物の法則と結びつけて別の言い方に変換したところで、生きようとするから生きるのだ的な悟りをスケールダウンしたものとしか思えず、それで肯定感を得られる人間は最初から悩まないのでは?と感じてしまった。

11/14 22:55
0255文字
フリー
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ネタバレ野崎まど先生の「小説」を読了。 自分は何のために小説を読むのか。小説を読んで何かをしたいのか。現実を変えたいのか。現実のために読んでいるのか。現実が一番で小説が2番なのか。 読むだけじゃだめなのか。一度は覚えのある後ろめたさに答えてくれる。 個人的には少し読みづらく、先生の小説にしては若干インパクトに欠けるとも感じたが、抽象的なものに簡潔に答えを出してくれるのは先生の小説らしい。小説家というか哲学者か何かでは。
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山一工房
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野﨑まどの特集のみ読了。
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お気楽さかい
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◎『小説』○「雪嵐の密室」野﨑まど 『小説』は年間ベスト級の傑作。章も節もなく、それどころか一行空きもいっさいないにもかかわらず、読みやすくって、時間が飛んだり場面が変わったり小泉セツの話になったりがシームレスに繋がっている読み味がとても心地好かった。てっきり打ち切りかと思っていた講談社タイガ『バビロン』はまだつづきを読める希望があるみたいで、それもなにより。
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麻耶
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ネタバレ野﨑まどの特集の部分のみ読了。「読むだけじゃ駄目なのか」という問いに対して「読むだけでいい」というメッセージ。さほど長くは無い小説だったが壮大だった。後半の神秘的に物語が収束していく部分よりも様々な人の視点でユーモラスに様々な作品や理論に対する興味を散りばめながら内海と外崎の成長と交流が描かれている前半部の方が楽しく読めた気もする。まだ上手く咀嚼できた気がしないのでそのうちまた読み返したい。インタビューやレビュー、短編も楽しく読ませてもらい満足。
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蝉、ミーン ミーン 眠ス
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野﨑まどの小説はつまらなかったけど小説現代編集部がなにがなんでもこれを売ってやろうという商売っ気は伝わってきたし、数カ月後の今月の平台にこの作品の書評が載る未来まで見えた。
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