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蒼剣の歪み絶ちII 色無き自由の鉄線歌 (電撃文庫)

感想・レビュー
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みやしん
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小生はスニーカー文庫やファンタジア文庫の黎明期からラノベを読み続けているいい歳したおじさんだが、ロボットや異世界転生こそないものの、血湧き肉躍る異能思春期バトルの文章化というライトノベルの良さが詰まった作品だと思った。主人公のヒロインのライバルの今巻の主役の大掛かりな組織の苦悩それぞれの領分に限りがある采配が胸にくる。戸籍名「嗚呼界武」には笑わせてもらった。
みやしん

惜しむらくは前巻の内容をこれっぽっちも覚えていなかった。既読をつけているので読んだのは間違いないんだけど〜。本当は良くないが、大きな障害でもなかった。

12/22 10:30
0255文字
たこまんま
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ネタバレ1巻はまだ荒削りな部分もあり最近の刊行傾向からして「これで終わりとかさぁ~」と叫んでいたのでウキウキしながら読了。最高です。1巻では異能バトルが中心だったのが本作では歪みとして生まれたもの、歪みになってしまったもの、歪みから生を得たもので三者三様の交流を描く青春物として昇華されていた。青春と異能バトルとラブコメのバランスも実に良い。彼と彼女たちのこれからをもっと読ませてくれ!と心から言える。後日譚と言わずにぜひ3巻も出してほしい。次は伽羅森くんと3人娘のラブコメ回でいいよ!めちゃくちゃ可愛かったからさぁ!
たこまんま

今回はアオハル成分重視だったのでメインではなかったものの、それだけに1回1回の印象が濃ゆいアーカイブ、最高です。まあ直球で「幸せになるとするなら、渡しはあなたに幸せにしてもらいたい」とまで言われてるのに日和ってしまった伽羅森くん、もし目の前にいたら僕は間違いなく説教おじさんと化していたので、その辺りを続刊出して蒸し返してもらいたいですね。最近はそこで挿絵ないの?って作品に当たることが多かったのでラストの場面で満足度が非常に高かった。この作品はまだまだイケると思うんだよなぁ…

11/16 23:28
たこまんま

「生きていてよかった」 これに勝る〆がありますか?

11/16 23:29
0255文字
のれん
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ネタバレ凄い設定が整理されてビックリした。観測と認識で能力が規定され、人々は薄っすら伝える噂にこそ真実があるっていう考えがもう『ブギーポップ』とか『月姫』感がある。で、女性キャラは『ストブラ』を想起させる積極性と。これは電撃文庫は20年の伝統をまだまだ続ける気があるぞと宣言されているような気さえする。 1巻で昇華されてしまった感覚を補填すべく、丁寧に補正したおかげで上記の感覚が生まれてしまったのかもしれないが、何にせよこの感覚はラノベ読みを続けるオッサンには心地よいものであるはずだ。
0255文字
細川 カヲル
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後日談! バンド回! なるほどね! 中でもいつものコミカルさもありながら状況の変化に直面し、悩むアーカイブの姿がなんとも印象深い1巻。彼女以外にも悩みを抱える人々達が紡ぐ、蒼く爽やかな2巻目だった。 それに加えて1巻で私をワクワクさせたギミック・アクション要素は健在だったのは大変ありがたい。ラストバトルがカッコいいたらありゃしない。状況がセッティングされる流れがあまりにも芸術的。「おかわり良いんですか!」と叫んでしまいそう。とにかく好きな要素だらけで更に満足度が上がった。
0255文字
ARI
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いやぁ、すっごく良かった! 1巻は物語としては異能バトル中心だったけど、その中で普通でない少年少女たちの想いを上手く描いていた印象でしたが、2巻は学校生活や日常を描くことでこれを更に強化していた感じですよね。すなわち本作の主題が、歪理物というものに人生を歪められた、あるいはそういう存在として生まれついてしまった子どもたちが、その不自由の中でそれでも普通に人らしく生きたいという希望と願いにあるんだと1巻2巻合わせて確立してきたのではないかと。今回は、他人から存在を認識されない少女・独部由良と出会い、
ARI

彼女の希望でバンドをやるお話であり、他人から認識されないことで人生を狂わされた彼女の苦しみや叫びが強く描かれていましたが。それと同時に、自らの存在が変質して自由を得てしまったアーカイブ、自らの望みの1つが決着してしまいどこか無気力になってしまった加羅森、歪理物という存在を知って自分自身が人間でないことを知った日継、加羅森の同僚で歪理物がもたらす悲劇を誰よりも知っている射水、そんな彼に救われた彩月、とそれぞれがそれぞれの想いを抱える者たちもハッキリ描いていて、これがすごく良かった!

11/11 13:19
ARI

特に本質的に人ではないアーカイブと射水が、その人間ではないからこその部分と、それでも人らしくを望む部分とが明確に見えていて個人的な好みドンピシャよ!自らの在り方を支えるものが揺らいでいるアーカイブだからこその、頼れるパートナーとして加羅森へ向ける信頼や心配とちょっとズレた行動とか本当に愛おしいくらいに尊いものだし。射水が化け物に学なんかいらないと言いながらも、学校に通い続ける理由には化け物らしくない誰かを想う気持ちがあるところとか最高でしたね。

11/11 13:20
0255文字
よっち
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死闘の果てに悲願の一つを叶え、高校生という日常へと戻った伽羅森。どこか燃え尽きたような日々を過ごす彼が、日継との新たな任務で独部由良と出会う第2弾。普通の人間には視認できない歪みを抱える孤独な独部。彼女のバンドをやりたい切なる願いを叶えるために、協力を始める伽羅森やアーカイブたち。伽羅森に恩義を感じるアーカイブの斜め上の行動には笑いましたけど、様々な出来事や過去を描くことで歪みを修正することの意味や恐ろしさを浮き彫りにする中で、それでも彼女のために奔走する伽羅森たちがもたらした結末はなかなか良かったです。
0255文字
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蒼剣の歪み絶ちII 色無き自由の鉄線歌 (電撃文庫)評価50感想・レビュー6