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正倉院宝物の研究 漆金薄絵盤〈香印座〉

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ぜぶら
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毎年の正倉院展。いつもいいな~行きたいな~と思いつつ、日程が苦しくいくことができず。今年も指をくわえて見送るのみ。そんな中で見つけた本。正倉院の中の御物は宮内庁の正倉院事務所ということが行っているのだが、その監修のもとに書かれた本。「漆金薄絵盤」といって、32弁の蓮弁を象った4層の2基の香台である。鮮明な美しい写真でその弁に書かれた絵を見ることができる。最近、「美しい」と感じるのは、こういった古来のものだけになってきた。どれほど高名な現在のデザイン、絵画の天才の作品でも、ちらりとも良いとは思えないのだ…
ぜぶら

この蓮弁に描かれた鳳凰や獅子、迦陵頻伽。その文様。金箔の上に塗られた、鮮やかな朱、群青、黄、緑青…当時の色を再現して塗られたものを見ると、おそらく当時の人はそれを見ながら極楽浄土を想像したことだろうと強く思う。これは優れた文化国であった中国「唐」からの伝来であった。「美しさ」を伝えてくれた中国で、最近「日本人は拒否しろ」という動きがある、と聞いて心を痛めている。中国の言い分もよく聞いて、本当の意味で日中が対等になれた時、古代の宝物の美しさがさらに輝くと思うのだが…

11/10 20:35
0255文字
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