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ルポ 京アニ放火殺人事件

感想・レビュー
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tamagazou
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2019年に発生した京アニ放火事件の犯人が何故犯行に至ったのか、その生い立ちや裁判を通して明らかにしようとした本。社会的に不安定なロスジェネ世代という背景は、同世代の自分としては身につまされて理解出来る。犯人が自身の全てを反映させた小説を書いてから、犯行に至るまでの心理的軌跡がもっと知りたいと思った。個人的に犯人の治療にあたった医師の言葉が胸に残った。
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桐島陽依
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ロスジェネの先頭辺りでこの事件の犯人とはすっごい大きい括りで同世代になるんだけど、いや…なんていうか、いくらなんでも、考えがぶっ飛んでて、この人は犯罪を起こす前に精神病院に措置入院させるべきだったのではないのか…?と思った。京アニへの凶行に及ぶ前にだいぶやってる。この時点でどうにかできなかったもんか。あとはもう、世代的な『世の中への恨みつらみ』は分かりすぎるほど分かる。でもねえ、逆恨みすぎてなんかもう。反省はしてるようでしてないし。ただ拘置所で初めて人の温かさを知ったというのも…。
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ゆうゆう
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★★★★★
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ひとまろ
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事件そのものは短絡的で卑劣極まりなさすぎなのだが、社会問題として捉えるなら氷河期世代の救済が長期間放置されていて、今なお続いているということ。凶悪犯罪の裏側はいつも貧困、ロスジェネが絡みつく。政治家に特に読んで感じて欲しい本だな。
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本棚迷子
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ネタバレ「事件前、放火殺人の対象者に家族 特に子どもがいる事は知っていましたか」「申し訳ございません。そこまで考えていなかったというのが自分の考えであると思います」想像すらしていなかったのではないかなと感じました。自分の境遇を、こんな事された・されなかったと他者を呪うばかりで 他者の側になって考えた事がないのではないかなと…
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sakichi
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客観視、俯瞰視の重要性を感じた。他者の存在を認識しないと客観視も難しいよね。
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mahitarou
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考えさせられた
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nonpono
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控訴取り下げのニュースから。京アニへ盗作されといるという妄想から始まる事件。戦後最大の被害者、36人が犠牲、32人が負傷。秋葉原の事件の影響。就職氷河期世代の犯行というくくり。被告がわたしより2歳年下の78年生まれなんて知らず。周りに誰もいないから加速する妄想。だけど精神病と診断され服薬もしている。生活保護を受け訪問看護を受ける。福祉の難しさや限界を感じますね。そして無敵の人になり暴走する。秋葉原の加藤元死刑囚の友人の「事件を起こす前に、誰かの顔が思い浮かべば、思いとどまるかもしれません。」が、響いた。
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stama
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歟那覇さんの解説がめっちゃ良かった。 『目の前の出来事を「自分の都合の良い形でのみ意味づける認識」を妄想と呼ぶのなら、被告だけでなく私たちにも「妄想」がありはしないか。』 「自己完結志向」無意識に自分もそうそうなっている気がする。
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yutaka
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たまたま娘が京都に住んでいた時期の事件で、そうじゃなくても犠牲者の多さで忘れることができない事件。遺族の声はもちろんだが、重度の熱傷を負った方の証言はひどく痛ましい。青葉被告の育成暦、貧困、認知のゆがみ、疾病など慮るべき点もあるかもしれないが、やはり判決は妥当と感じている。この本を読んでいるさなか、青葉被告が控訴を取り下げ、死刑が確定すると報道された。当初は見受けられなかった、真の反省が彼の中に今生じているのか…。
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サプリママ
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ネタバレ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️2024年11月初版。2019年7月18日京都アニメーションが青葉真司被告に放火されて事件についてのルポ。青葉被告の生い立ちや動機について事件に至る経緯、公判で語った青葉被告、火傷治療した上田医師、遺族や負傷者の証言、社会に突きつけられた課題についての様々な人からの提言、死刑判決後の被告との面談、判決理由要旨、責任能力の有無について丁寧に書かれている。ロスジェネ世代が起こした秋葉原事件、安倍首相射撃事件についても触れられていて、ネガティブな存在は「社会の消臭化」という言葉も心に刺さる。
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misokko
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裁判と被害者、被告、医療に携わった先生の詳細がたんたんと記録されていた。専門家の解説部分はちょっと気に入らなかったけど(それは誰でも言えるのじゃない?と思ってしまった)そのほかの部分、被告の気持ちの動きや被害者の家族の話、被告の命を助けた先生の葛藤や気持ちはすごく伝わった。
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トト
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36人が殺害され、32人に重軽傷を負わせた戦後最悪の事件「京都アニメーション放火殺人事件」のルポルタージュ。青葉死刑囚の生い立ち、裁判での言動、遺族、負傷者の思いなど、被告が生かされたことで裁判で可視化された事件。最終章で複数の評者が事件の社会的背景を分析しているが、結果としての事件は特異でも、原因は潜在していた数多くの火種の一つ。結果が出せないのは個人の努力、根性が足りないと責められ、弱音を吐けずに底辺を生き続けてきた多くのロスジェネが、不安な老後を迎えます。無敵の人の自爆は他人事ではない気がします。
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はる熊猫
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知ることを避けていた事件のルポを読んでみた。青葉被告の生い立ちは少し同情できる。生き残った負傷者の供述が強烈だった。自己責任論による貧困の放置、無関心が無敵の人を作る。今後も無敵の人の無差別殺傷がどんどんおこるのだろう。
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オホーツクのトビウオ
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京アニ放火犯は、生い立ちに多少同情するところはあるものの、犯した罪を正当化することはできない。もっと苦労した人は、いっぱいいる。遺族の思いは、涙なしでは読めなかった。動機が被害妄想、逆恨みでしかなくて、犯人の発言内容に腹が立ってくる。
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ゆるねば
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☆☆☆☆ このような徹底した取材ができるのが新聞の強みだと素直に思った。 無敵のに人が事件を起こした時にセーフティネットとしての人としてのつながりが希薄だったと言われるが、その受け皿を作るべきだといわれる。 しかし自分自身がその受け皿になれるのかと問われると自分を含めて多くの人は「否」と答えるのではないだろうか。 その部分が本当に難しい これからの社会はどうなっていくのだろうかと年始に思い暗くなった。
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hideto
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36人の死者、32人の負傷者を出した京都アニメーション放火殺人事件。その犯人である青葉被告に死刑判決が出てから約1年。事件当時からなぜこんな事件を起こしたのか?について問われてきましたが、彼の生い立ち等から事件に迫るルポルタージュです。読み終えて思うのは、彼の生い立ちがどんなに不幸であっても、事件を起こす理由にはならないこと。そして、このような事件を防ぐ方法はないという恐ろしい現実。最近は、オールドメディアと揶揄される新聞ですが、こうした取材を重ね、世に問えるのもまた新聞ではないか?とも思える内容でした。
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GO。
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年忘れ『ノンヒクソンZ』164夜。多忙すぎた一年を終え、まだ頭が煮え煮えのGO。よりによって更に煮える一冊を読了。俺を含めた読書家は上っ面だけ言葉で取り繕うのが上手いからさ「青葉のようなど阿呆にも社会の受け皿を」とか平気で言うんだけどさ、ホントに求められるのはその先なんだろうね。「いやいや、社会に受け皿を求めるんじゃなくて、お前がその受け皿になれんのか?」って。たぶんそれを言うと、俺もお前も黙り込むんだろうな。痛みを抱える覚悟と痛みを分け合う優しさがないのなら、偉そうな口先を閉じたまま、よいお年を。強引!
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espoir
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この事件が起こった当時のニュース映像の記憶は曖昧ではあるが、忘れられない事件のひとつ。青葉真司という名前もよく覚えている。まず、このルポを読んで、自分が思っているより青葉がきちんと受け答えができていることに少し驚いた。それに事件前は本当に実行しても良いのか思いとどまっていたことも初めて知った。今からこんなことをしようと思ってる、なんて相談はできないにせよ、思いとどまらせる何かがほしかったことは確かだと感じた。/第5章の遺族や負傷者の思い、特に残された子どものために気丈に振る舞っている方の様子に涙が出た。
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なおぞう
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解決策は見つからない度:★★★☆あの36名の方を放火殺人したルポです。生い立ちやら裁判はYouTubeでわかるので目新しさはない。やはり暗い生い立ち、孤独、精神疾患となり殺人を犯すという、近年よくあるパターンという感じです。津久井の事件よりもいくらか容疑者がまともかな?一個人というより京アニという単体に恨みなので、本人はあまり大それたことをしたという実感がないみたい。もう精神疾患に陥ると戻ることが困難なんで、いかに留めるのかが鍵のような。そこがかなり難しいだなあ。ロスジェネやネットも原因になるのかなあ。
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n75
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事件直後からこの件のルポ本が出るのを待っていたことがここの履歴を見てわかった。そのタイミングで調べたらちょうど新刊で出版されていた。犯人が重傷だったため回復し裁判が行えるまで時間を要していたのか。犯人像はそれまでに出た何冊かで言及されていたことの保管で、現在の心境が裁判の過程でわずかながらに変遷していくことが見えた。根本のところを理解しているのかはわからない。病気の人間が必ず犯罪に走るわけではないが、救いの手がない人はこうして無敵の人になるのか。
n75

明らかに発達障害である知人が不可解な行動をとっているのが見えた時、どうにかできないかと試みたことがあったが話が通じず不愉快な思いをした。他人に対して、それ以上の対話を試みる必要性を感じず、自分の世界からいない人とした。個人としてはそれで生活が滞らない。こういう事件を見ると、それでは自分がそれ以上の関係を築く責任があるのか?と自問自答する。その人が犯罪を起こした時、自分が見放したせいだと思い自責の念に駆られるだろうか。あるかわからない可能性よりも日々の生活の方が大事である。ではどうしたら解決するのか。

12/17 18:13
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ゲンゲン
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犯人『青葉真司』を知りたくて読んだ。自分勝手な思考で起こした事件。あまりにも多すぎる犠牲者。育った環境と孤独がこの事件を起こした原因という人もいるがどうなんだろう。結局は本人にしか分からない。火傷で汗腺がなくなり体温調節ができないので独房は冷暖房で快適な暮らし。「自分の気持ちを発信したいから」と死刑判決後すぐに控訴。本でも出すつもりなのか。
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パトラッシュ
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京アニ事件とは結局、拡大自殺の一例だろう。思い通りにならない人生に絶望した者が、他人の命を奪うという究極の権力を振るった果てに殺されるか死刑になるのを望むに至る。自分の不運は社会に責任があり、報復する権利があると思い込むのだ。池田小事件や北新地ビル放火、アメリカでよく起こる銃乱射事件も当てはまる。この手の犯人は絶対に誤りを認めず、他罰主義的な主張を貫く。青葉被告の苛酷な半生に同情の余地はあるが、巻き込まれた人や遺族には悪夢でしかない。似た事件が相次ぐ中国は予防検束で対処しているが、日本はどうすべきなのか。
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🍭
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ネタバレ368(社会病理)、図書館本。朝日新聞出版2024年11月30日発行。現在二審中? 犯人である青葉真司の出自、インタビュー、公判、治療担当医師のコメント、社会病理としての京アニ放火殺人事件についての対談など。青葉被疑者本人の犯行説明、遺族の声明など、かなりセンシティブな内容を含むので苦手な人は読まない方がよい。
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ぽてち
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36人が死亡し、32人に重軽傷を負わせ、自身も重度の火傷を負った「京アニ放火殺人事件」の犯人・青葉真二。本書は、彼の生い立ちから事件を起こすまでをたどり、どのような人生を送ってきたのかを浮き彫りにする。朝日新聞デジタルに連載された記事をまとめ、加筆されたものらしい。まあ、新聞記事(厳密には違うが)に+αがあるくらいで、特に目新しい内容ではなかった。彼が“パクられた”と主張する小説の内容とか、瀕死の状態から生還できた理由、それにかかった医療費は?という素朴な“知りたい”には何も答えてくれなかった。
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チャーリイ
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noteにレビューを書きました。 https://note.com/charlieinthefog/n/n4b913fae70d3
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