形式:新書
出版社:筑摩書房
形式:Kindle版
洋風画・西洋画(司馬江漢、高橋由一、黒田清輝、青木繁、萬鉄五郎、岸田劉生)。日本画(竹内栖鳳、上村松園、フェノロサ、岡倉天心、狩野芳崖、横山大観、下山観山、菱田春草)。
記述の怪しさが目立ったのが狩野派。(1)探幽が狩野光信に養子入りさせられた(p172)、という話は初見。そもそも「三面作戦」は宗家筋以外での保険だったのでは? 一般的に徳川担当は長信(+探幽)だと思う。(2)『探幽縮図』を「これを見れば誰もが描けるような見本」(p179)とするのは解釈過剰。第一義的には探幽本人のための手控え。(3)「学画」と「質画」は探幽の末弟・安信の『画道要訣』からよく引かれるが、探幽の言葉(p181)としていいのだろうか? ちなみに宗家に養子入りして光信の子の跡を継いだのがこの安信。
上記の指摘のうち、(1)と(3)については3刷で系図を含めて修正されていた。(1)の誤りは決定的なので、これから購入される方は初刷や2刷を買ってしまわないよう奥付を確認しましょう。なお、本件について筑摩書房のホームページの「お詫びと訂正」には掲出なし。そこに載せる・載せないの基準って何なんだ…🤔
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