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ベルジェ氏の論稿で、心の鼓動がなければ「生」（ゾーエー［生物学的な生］かつビオス［社会的生］はなく、他人の心への、他人への欲望がなければ「共に」はない（18頁下段）。昨日は某ワークショップに参加し、講師の先生や参加者との対話で大いに鼓舞された。ああいう他流試合はすべきだと痛感する。学会報告とは違い、現場の悩みや実践例が聴かれるからである。デリダ氏の論稿も昨日のWSに関連すると思ったのは、脱構築である。自己脱構築（傍点、59頁上段）。人間は、教師は、他者である子供ばかりでなく、同志からも鼓舞され、克己する。

ナイス ★32

コメント(1)2024/12/08

壱萬参仟縁

マラブー氏の論稿で、問題は脱構築を、現前性や現在から脱構築を解放する特定の方法だという。言い換えると、脱構築をその解放から解放するという（100頁下段）。すごい表現だと思う。まるで、底なしの底、のような、その先が見えるか、見えないか？　のような世界観に驚きを禁じ得ない。。

ナイス ★14

12/08 06:50

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個人的な読みどころとしては「情動なしに脱構築はありません」とか脱構築の肯定性が取り上げられたりするインタビューと、講義録のまとめという感じ。宮崎氏の「冷醒な狂気」みたいなのは本当にもうやめてほしい。。快原理の彼岸の彼岸、死の欲動の論理に回収されない不可能なものが「情動の共同体」を思考させ、そこで求められるのは理性と狂気の併せ持ちという雑な議論は、ナルシスティックなセルフイメージを育ててるだけにしか見えない。。つらい。。鵜飼氏、高橋氏の仕事を横目で見ながらなのだろうけど、どうしてこうなってしまったのか。。

ナイス ★6

コメント(0)2024/11/09

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