形式:単行本
出版社:KADOKAWA
間宮朔子はすべてをあきらめている。「若い女の子」の役割をまっとうするだけの職場、善良だが気が合わない実家の家族、なにより、なんの魅力もとりえもない自分のことを。無難にやり過ごしていた日常に飛び込んできたのは、中学の同級生・あさひの姉を名乗る女性だった。あさひがいなくなったので一緒に探してほしいと言う。特別な友達だったはずの彼女とは、ずっと連絡をとっていない。裏切られて、早く忘れてしまいたいのに、ふと思い浮かべてしまう存在――それがあさひだ。
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