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森島中良集 (叢書江戸文庫)

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ヴェネツィア
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【感想は「蛇蛻青大通」のみ】森島中良は、この時代の文人らしく、たくさんの名前を持っているが、中で最もわかりやすいのは風来山人二代目福内鬼外だろう。随分と洒落のめした名前だが、ここから彼が風来山人こと平賀源内の弟子であったことがわかる。本編は天明2(1782)年の刊行。私は洒落本だと思って読んでいたのだが、解題の石上敏氏によれば、どうもそうではないらしく(洒落本とするものもある)談義本であるらしい。ともかく、当世の「通」を最早そんなものは流行らぬと洒落本を批判的に見、遊女の誠ではなく、むしろ客にそれを⇒
ヴェネツィア

⇒求めているのである。題名は文末の,いわば本作の結論ともいうべき「すつとの皮に千年の、ぬらりくらりの功を歴て、青大通の殻を脱、浮世くるめて丸飲の、蟒蛇と成り給へと、叢探の穴賢」に由来。

01/31 16:58
0255文字
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森島中良集 (叢書江戸文庫)評価100感想・レビュー1