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文学報国会の時代

感想・レビュー
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rbyawa
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h077、同時代の本と論文を数種類見てから見たもののどうも比較的スタンダードな内容かな…? 時代と出来事が飛び飛びで、解釈正否に関しては保留、多分同時代知識が他分野であるだけでもあれ、と思える部分も多数あり、ただそれでも一つ一つのエピソードをきちんとした形で詳細に書いていてくれるので意義は十分あるんじゃないかな。とはいえ都築久義氏の本が先のほうがいいかな…。序盤のブラックリストの話は興味深かったんですが、あれ…全然使えないよね、口調で分類したレベルでした、戦時中に実際に参考にされてはなさそう、少なくとも。
0255文字
yui_Angelica
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文字通り文学報国会に関することと、それに至るまでの経緯について。この時代の文学史の知識が大雑把でいいから有った方が良さそう。各種意見は大分恣意的なので、そこはすっ飛ばして資料的な纏めとして読むと良いかも
0255文字
マリーゴールド
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ネタバレ日米戦開始後の昭和17年に設立された日本文学報国会の設立前史から終戦後解散されるまでの、そこに関わった様々な文学者とエピソードが時間を前後しながら語られる。文学者の翼賛組織として総力戦体制の一翼を担ったこの団体には当時の名のある文学者は殆ど(入会の意志の有無に関わらず)加入させられたらしい。設立総会で政府側代表の情報局次長の挨拶を聞いたフランス文学者の中村光夫が、この程度の頭の役人が指導にあたることになるのかと会の前途が思いやられたと回想しているのが印象的だが、文化統制の防波堤になろうと翼賛会文化部長
マリーゴールド

わっただろう。文学者は残された文学作品のみで評価されれば良いということだろうか。けれど、もしそのことを知らずに彼らの作品を読んだとしても、盲目のままで終わってしまう何かがあるような気もする。・・・中里介山など文学報国会への入会を拒むことのできた文学者もわずかにいて、内田百閒の名前がちゃっかりそこに入ってたり、文学報国会の外国文学部会の幹事長の中野好夫が、仕事をすると却って皆の迷惑になるから何もしないと言って活動しなかったという話など、重苦しい時代にあっても冷静に己を保った人々のエピソードに少し救われる

07/07 00:14
マリーゴールド

思いがした。

07/07 00:15
3件のコメントを全て見る
0255文字
曲月斎
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15年戦争末期、日本では「日本文学報国会」なる組織が作られ、文学者の大半、約3千人が所属した。戦雲急迫の中、相手の懐に飛び込んで意を通そうとして失敗した者、迎合した者、ナショナリズムの高揚感に身を委ねた者。結末は言うまでもない。戦争は始まればどうしようもないものなのだから。一方、別世界に沈潜する、韜晦、沈黙、非協力の者も。世の流れを止めるエネルギーはなくても余計者に徹するという消極的抵抗--賛成論が力を持つためには反対論が必要、なら非協力も一つの戦略というのが筆者の結論。常に良心を貫くのが肝要、である。
曲月斎

この本の難。時系列という流れをもっと明確にしないと、いかに人が巻き込まれていくのかがわかりにくくなる。惜しい点です。あと、年表がほしいなあ。文学界の出来事だけではなく世上のことも含めたもの。

07/12 10:53
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miyagi
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戦時中の流れを知ろうと入門的に読んだ。 もう少し談話室等戦前の話を聞きたかったけども、勉強にはなりました。 めも・愛国百人一首の選者にキタハラ~(S17)短歌部会、評論随筆部会がやってた。
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