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戦国武将の手紙を読む―乱世に生きた武将の鮮烈な心状 (角川選書)

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印度 洋一郎
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太田道灌から徳川秀忠まで、戦国時代から江戸時代初期の武将達が残した手紙を読み解きながら、戦国時代の武家社会の実相や武将達の人となりに迫る。形式的な外交文書が多いが、そこから武将達のキャラクターに踏み込むのはやや飛躍のある内容もある。若き武田信玄が寵童の若き高坂弾正に出した、「他の子と関係しているという噂は嘘だから信じないで。お前への想いは本物だから」というラブレターはなかなか興味深い。そして、徳川秀忠の「大御所様(家康)、大坂攻めは私が着くまで待って下さい!」という手紙には関ケ原遅参のトラウマが伺える
0255文字
kiriya shinichiro
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他の本と読み比べるとちょっと微妙……。戦国時代通史として読むにはいいと思うんだけど、登場武将の数が多すぎて掘り下げられてないので……利家が賤ヶ岳で勝家と秀吉と板挟みでつらかったとか、取り上げられている手紙そのものは面白いものも多いので、ざんねん。
0255文字
友田オレそっくりおじさん・寺
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こないだ角川ソフィア文庫から出たものの元版。買わずに済ませる為に借りる。時系列に武将達の手紙を紹介した本で、今から20年以上前のものなので多少古い部分もあるが、良い入門書だと思う。不明にして知らなかったが加藤光泰という武将に好感を持った。著者の人物の好みも伝わる。加藤清正って荒くれ者かと思ってたがなかなかいい奴だ。秀吉や三好長慶は優しい。漫画の『センゴク』を読んでいる私には丁度良い本でした。
0255文字
レイノー
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1991年刊。著者は國學院大學文学部教授。◆本書は戦国時代の書簡を紹介し、その人物像や歴史的事件の背景を解説。◇書簡が重要な古文書なのは当然で、書き手の個性を現出する意味でも興味深い。ただ本書では一人一通ずつしか開陳しないのは残念。◇最も興味深かったのは関ヶ原への西軍参加を真田昌幸親子に求める石田三成の書簡。なるほど著者の言うように、三成の書簡は高圧的命令口調で、同心して事に当たろうというものではなく、彼の性格の一端を垣間見させる。◇なお、豊臣秀次が剣の達人であった点は、柔弱なイメージに比し意外の感。
レイノー

信長・秀吉・家康、あるいは武田信玄、北条氏康、上杉謙信といった著名な戦国大名から、毛利隆元(元就の長男)、竜造寺隆信、加藤光泰などやや知名度の劣る人物まで網羅。

05/01 20:49
0255文字
邑尾端子
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戦国武将の手紙を紹介する本ですが時代順の構成になっているので読み進めることで戦国時代がなんとなく分かった気になれます。武将の手紙を読みながら、戦国時代の流れや主要人物を概観できる、中世史ビギナーに最適の導入書といえます。多少戦国武将について筆者のイメージで語り過ぎる感はありますが、そこは二木先生の御愛嬌って事で。
0255文字
朝笠
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都合で光秀のところしか読んでいません。個人的に、著者は光秀に対してあんまり良いイメージを持っていないんだなぁと感じます。だって文章が『明智光秀のすべて』とあんま変わってないし。同じくどちらも読んだ相方曰く「デジャブかと思った」ですって(苦笑)。でも理解を深める補助にはなります。
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