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椿の海の記 (1977年)

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sukham
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①半世紀前に刊行された図書館本にて読了②おもさかさま曰く「山に成るものは山のあのひとたち(猿狸狐・山童の面々)のもんじやけんでもらいにいたても慾々とこさぎ取ってしもうてはならん」…山菜採りにてもコノ心得は肝要なり③父・亀太郎酔って曰く「人間死ねばみんなおしまいになるのだ」…Horatius Ode Ⅰ. 28 ARCHYTASヲバ想起。omnes una manet nox, et calcanda semel via leti. 一人残らず一夜が待ち受ける、死の道を一度歩むは必定。④詩情奔放 淋漓たり
0255文字
sakadonohito
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思っていたのと内容が全然違くて流し読みしてしまいました。内容は著者が4歳あたりの頃について語られています。時代は昭和初期。当時の豊かではない農漁村は江戸時代プラスα程度にしかまだ近代化されていない印象を受けました。
0255文字
マウンテンゴリラ
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この人の言葉には、私自身の生い立ちにも、現在の生活にもまるで未体験の事柄であるにも関わらず、なにか懐かしさのようなものが感じられる。そこに日本人であること、もっと言えば人間であることの根源とでも言うべき、原初的な感情が含まれており、それを私を含め多くの現代人が忘れ去ってしまった大切なものが含まれているためではないだろうか。具体的にそれを言葉にすることは難しいが、敢えて言うならば、共感性や共同性といったところだろうか。現代とは、思考や行動における自由が保証された時代、というのは願望あるいは幻想で、→(2)
マウンテンゴリラ

(2)実は大変な不自由を担わされた時代であるのかもしれない。この物語に登場する人物たちの、ある意味での異様さというのは、実は現代に生きる我々の画一化され、狭められた価値観による偏見ではないのか。これら多様な個性との関係を結び、何れをも蔑ろにすることなく共同体を形成していた場所と時代。今の我々が見直すべき生き方がそこに描かれていると感じた。

04/04 21:44
0255文字
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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夢のように美しい文章で、少女には世界はこのように見えているのか、と思いつつ読んでいたけど、チッソの文字が登場して正気に引き戻された。
0255文字
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