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オウムと私 (文春文庫 は 22-1)

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ざっく
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国家転覆には程遠かったが、それでも近年で一番近づいてしまった瞬間ではあるか。「健康のためなら死ねる」ではないが、「真理のためなら殺せる」。いろいろな世界に触れないと、バランスが悪くなり傾倒してしまう。SNSの発達で、陰謀論者が目立つようになったけど、実際はSNSでいろんな世界を見れるので、ひと昔前より陰謀論者自体は減っているのではないか。個で生きやすくなり、繋がりも枯渇しないので、オウムのような組織単位での活動も難しくなっているのではないかと思いつつ。
0255文字
とみやん📖
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ネタバレ地下鉄サリン事件を最初に自供した元医師の林郁夫氏の手記。生い立ちから自供までを丁寧に振り返ったもので、客観的で精緻な分析に知性を感じる。宗教的な体験を積み上げ、教団の理屈や論理を信じ込まされ、医師としての技能も知識も教団やトップの麻原を利することに駆使させられてゆく経緯が語られる。 自殺企図を契機に東京メトロの前身営団地下鉄の二人の社員の死とその関係者の悲しみと向き合ったとき、オウムの間違いを感得し、自供を決意したことを伝える最終章は特に読み応えがある。 この事件は重い教訓を残し、かつ途方もなく悲しい。
0255文字
冬虫カイコ
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文章が本当に細やかで穏やかで知的であるところ、著者の根本的な性質そのものは善良と博愛(それも人並外れた)であるところがしんどかった…
0255文字
りっとう ゆき
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地下鉄サリン事件実行犯の1人である元医師の手記。これによれば、人を助けるため医師となった。入信のきっかけはある意味救済のためであった。また、入信後も教団内で良心的な治療をしていた。 そんな彼が、最終的に無差別殺人を犯した。読んでて辛かった。人間の心、理性の脆さなどを思う。そして麻原のような人間がいたのだという恐怖。
0255文字
つんどくチャーリー
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なんとも言えない感じ。東海村時代の林先生のことは、間接的に知っていたので、前から気になっていた本。すべての経緯を正直に記しているようには思えないが、真摯に悔いていることは感じられる。それにしても、宗教は恐ろしい。
0255文字
雲をみるひと
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元オウム真理教の出家信者で地下鉄サリン事件の実行犯の半生記一見するとエクスキュースしてるような表現も見えるが純粋かつ他者への依存性が高いと思われる作者の性質から基本的に真実だと思われる。作者が直接関わった仮谷さん事件、地下鉄サリン事件以外のオウムの起こした事件には作者が知らなかったのかほとんど触れられていない。しかしながら教祖だった松本の一面はよくわかる。
0255文字
anti_ager99
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★★★★★ 凄い本だった。書かれていない数々の悪行をこなしたのを知った上で書くけど、純だからこそ盲目的になっちゃうし、そうじゃない心無い人には利用価値のある人物になってしまう。頭いいんだけど、それを制するのは心。この方は、心を制されてしまった。人は無意識に倫理観が土台をなって物事を判断する。だから固有の倫理感に制されると、一般常識外の判断をしちゃう。でも本人にとっては、その倫理観の中においてどこまでもロジカル。こういう人をたくさん作った麻原はある意味凄い。で、わずか2ヶ月で脱した著者もまた凄いと思う。
0255文字
ちいまな
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あなたは卑怯だ。そうやってファーストペンギンみたいにあれこれと嘘か本当かわからないようにぺらぺらとよくしゃべる、周りに口をはさむ隙すら与えない、そうやって自己保身のみを続けてきた。慟哭で同情を買ってその結果が無期懲役だけれども、せめて死刑執行が完了してしまった今、謎を解明していくのはあなたしかいないのだと。あなたが全て真実を語ったとは思っていないよ。愛する妻や子ども、被害者に問いかけてほしい。「出家します」と思わず言って「しまった」意義を、業を。罪は償われたとは思っていないから。
0255文字
pikamura
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背表紙の「なぜオウムに入ったのか」に対しては、最初の数十ページも読めば「そりゃ入っちゃうだろうな」ということになるけど、後半になるにつれて引き付けられるものがあり、色々と考えさせられた。 経済優先の成長からくる歪みに対する拒絶・嫌悪と、何か絶対的な真理が世の中にある、あるべきという思想、閉じた社会における慣れ・価値観の形成など…?
0255文字
黒猫
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地下鉄サリン事件。実行犯として唯一の無期懲役。他は死刑執行された。学生時代から仏教の真理を学びたいと言う気持ちをもち、オウム真理教に入信。マスコミは洗脳という言葉で片付けたがるが、林郁夫には理想の仏教の真理を体現する母体、人が欲しかったんだろう。それがオウム真理教であり麻原彰晃であった。人間は皆が弱い。それに目をつぶらずに思考を続けると、彼のように優柔不断となり迷う。地下鉄に乗ってサリン事件を実行するまでの葛藤。描写がリアル。今は皆が死刑執行された。麻原彰晃と村井秀夫の話が聞きたかった。なぜ起こしたか?
0255文字
尾生   信
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癌の病名宣告の時患者さんに嘘をつくのか辛いからと心臓外科医(心臓は癌にならない)を目指した彼には、相手が嘘をつくかもしれない、という視点がなかった。師の言う事が理解できなければ自分が至らないからとより一層修業に励む。師の言う事に無茶や無理があれば、それこそ余程のことなのではないかと推察する。 決して相手が他人に対して口先三寸出鱈目を言ったりする筈はない、という買い被りが彼をオウムの闇に沈めてしまったように思いました。
0255文字
テツ
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サリンによる無差別テロの実行犯のうちただ1人死刑判決を受けなかった著者による手記。インテリであり(周囲の話を聞く限り)優しく生真面目な彼が何故あのような凶悪な無差別殺人を犯したのか。難しいことなのは百も承知だけれど人間は他者に自分を委ねてはならない。辛くても苦しくても生きる意味が解らなくても自立と自律だけは放棄してはならない。善も悪も己の思考の果てに為すのならそれはそれで仕方ないことなのかもしれないが間違っても松本のような人間の腐れきった考えに支配されてはならない。知能と人格の浪費が残念でならない。
0255文字
Cinejazz
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思い返すも不快極まるオウム真理教の犯した大罪の数々。救いを求めた人達を底知れぬ深い闇に追いやり、人間の尊厳をも踏みにじった極悪非道の罪は、現世で償いきれるものでない。
0255文字
i-miya No2
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2017.06.05(2015.05.22)(つづき14)林郁夫著。  05/28  (P084)  林の予防医学。  「病は気から」  麻原には体系的な修行カリキュラムや瞑想体系はなかった。  ショック-昭和天皇の御病気でした。  S63.09。  尊敬する昭和天皇。  二度皇居に足を運びS63.12、松山の学会では金毘羅神社でご病気平癒の記帳と寄進をした。  -死。 自分自身の再生、誕生日、S64、オウム流ヨガとムドラーの呼吸法を行い始めた。 オウムの修行法は実効あるものだと確信した。 桐山と麻原。
i-miya No2

積極性のある麻原をとった。  H01.02.18、世田谷道場、ボロ。  飯田エリ子のグループの一画、明るく白く、透明。  ボロでいい。  修行させろ。  成就者中村昇。  面談。  入信を決めた。

06/05 05:21
0255文字
i-miya No2
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2017.01.02(2015.04.22)(つづき13)林郁夫著。  12/21  (P080)  「三明六道」といわれる超能力。  オウムの弟子たちの具体性のある成就記事-衝撃を受けた。  オウムに傾倒していく怖れを自覚する私、オウムの本は読むまい。  水戸地区で増える阿含宗信徒。  S63.10、再び麻原の本を読む。  麻原は主にヨーガ的手法で弟子たちを導いている釈迦のような実際的な働きをしているという思い、強まる。 本『イニシエーション』『生死を超える』  十二因縁-魂の落下と上昇の
i-miya No2

プロセスに分け自分のヨーガ体験と結びつけ説明している。

01/02 11:33
0255文字
i-miya No2
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2016.06.24(2015.03.22)(つづき)林郁夫著。  06/11  (P075)  晴嵐荘病院、職員テニス部、「速読法」サークル。  桐山師の玄米自然食を病棟食に導入。  死に対して勉強不足を痛感。  仏教は哲学と違い体験させる方法があると思っていた。  たまたま『チベットの死者の書』、具体的な死の経過、死後の世界が自覚的、他覚的に述べられてあった。  S63ころ「マハーヤーナ」出る。  麻原、弟子石井久子、大内早苗、岡崎一明、クンダリニーヨガで成就。  石井久子の輝くばかりの笑顔。  
i-miya No2

千座行もやらなくていい。  私は今年4回目、この十年、何をしてきたんだという気持ち。  麻原は桐山のもと修行、マスターしていると思う。

06/24 07:12
0255文字
i-miya No2
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2016.02.26(2015.02.22)(つづき)林郁夫著。  02/25  (P073)  頭では理解していても実践は難しいのが人間。  仏教に限らず、宗教も哲学も、である。  いいことはいう。  人間はそれに賛同しながら、あいもかわらず、差別、貧困、飢餓、戦争と、人間だけがよければいい文明を積み重ねている。  唯一その二つに橋を架けるのが、クンダリニーの覚醒とチャクラのコントロールの技法なのだと思った(林郁夫は)。  ◎S63、晴嵐荘病院。  地域医療に尽くせる体制が整った。  
i-miya No2

済生会宇都宮病院に次ぐ心臓外科の手術数をこなし、心臓カテーテル検査数、PTCA、PTCR、県内(茨城県)で最高となった。

02/26 07:39
0255文字
i-miya No2
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2015.10.06(2015.01.22)(つづき)林郁夫著。  09/30  (P068)  (オウム入信(1)) 桐山師の解説するクンダリニー・ヨーガのチャクラと神経の相関性から考えて納得のいくものだった。  次に行った道場、「気」の活用の指導。  クンダリニーのエネルギーと「気」は同じ種類のものと考えていた。  貼り増井、針麻酔でする手術を見たり、文献で読んだりして、「気」の存在は信じていた。  石田秀実『気、流れる身体』という本。  その後漢方医学や鍼灸を日常の診断に応用することを考え、 
i-miya No2

一部試みた。

10/06 06:57
0255文字
i-miya No2
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2015.06.06(12/22)(つづき)林郁夫著。  05/30  (P068)  (オウム入信(1)) 私は仏教に興味を持ち、釈迦の本、探し始めていたころ、精神世界の本は、大きな書店でも多くはなかったそのコーナー。  宗教精神世界のコーナーも広く、隔世の感があった。  沖氏、佐保田氏、その弟子たちの本。 
0255文字
i-miya No2
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2015.03.28(10/22)(つづき)林郁夫著。  03/26-2  (P064)  二番生まれ家族四人。  ◎阿ごん10年を振り返る。  講話の中で、「私は死ぬ前に解脱できるだろう」という発言はショック。  「弟子たちの解脱」はなおさら不確実ということにならないか?  「千座行」の廃止も、今までやってきた10年はなんだったのか、となる。  カルロス・カスタネダの著作、この10年、待ちかねて読んだ。 妻子や肉親、縁者とはいずれ死別するが、その前に各々の魂の転生まで把握でき、 
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コントロールできるといわれる解脱という状態を経験したいと思っていた。

03/28 07:38
0255文字
i-miya No2
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2015.03.27(09/22)(つづき)林郁夫著。  03/26  (P062)  (入信、つづき)  桐山への疑問。  (1)二元論的発想・・・釈迦根本仏教とはあいいれないのではないか?  (2)釈迦の説く「七科三十七道品」は現代人には修するに難しい、という発言。  桐山師の「独鈷の加持」。  S61、二人の女性、尊敬の念を抱かせる女性とのめぐり合い。  (1)自然分娩を提唱している。  (2)その人から紹介された宗教家。  その二人を見て、自分は桐山師にしか目が向いていない、と気付いた。 
0255文字
i-miya No2
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2015.02.03(08/22)(つづき)林郁夫著。 01/31 (P058) (第3章、入信、つづき) ◎修行へのこだわり。 転勤の話、S58、国立療養所、晴嵐荘病院、心臓外科、立ち上げ。 肺疾患と心臓疾患の違い、肺疾患は、慢性疾患が主、心臓疾患は、急性とはいえないまでも、内科外科直結し、大掛かりな急性措置がいる。 新設循環器科医長としtえS59.02、着任。 6年間勤務、S59.05、ダライ・ラマ法王と桐山師、護摩を焚き、世界平和を祈念。
0255文字
i-miya No2
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2014.12.03(07/22)(つづき)林郁夫著。 12/01 (P050) 社会に浸透している「信仰の世界」では、自分が生きている間に、解脱できるという視点がないと感じていた。 二年半ぶりに見た阿含宗は、変貌していた。 大柴燈護摩供、TV中継。 護摩木販売による信徒拡大の「奉仕行」奨励。 釈迦本来の教えが、現代に実践される。 霊障。 人類が釈迦に匹敵するような「智恵」を発揮しうる超人、アデプトにならなくてはならない。 
i-miya No2

超人への変身。 桐山氏、やがて「七科三十七品」は、現代人が直ちに実修することは難しい修行法であると発言し始めた。 父の死。 ◎政治オンチと思われる。 田中ロッキード事件判決のころ。 

12/03 07:34
0255文字
i-miya No2
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2014.10.02(06/22)(つづき)林郁夫著。 09/30 (P048) (第2章、阿ごん宗との出会い、つづき) ◎米国留学中、結婚。 チーフ・レジデントが終了し、S53.12からS56.04、デトロイトのサイナイ病院外科研究所に出張。 阿ごん宗の修行は、米国滞在中も続けた。 阿ごん宗幹部。 千座行のやり方を教えにデトロイト、サンフランシスコ間を往復した。 「仏法を伝える喜び」 アメリカ滞在中に結婚した。 桐山氏のこと。 妻、当時、川崎市の病院に出向、麻酔科医として決まっていた。 
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S55.07.07、結婚。 ◎芽生える懐疑。 S56.08、帰国。 済生会宇都宮病院、心臓外科に勤務。 地方に旅行し、寺に泊まる。 桐山氏や阿ごん宗に私が求めるものと、世間に浸透している「信仰の世界」の仏教との隔たり、感じた。 

10/02 07:19
0255文字
e r i .
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仏教用語が多くて読むのが大変、と思ったらオウム入信後はオウム用語も追加され読み終えるのにとても時間がかかってしまった。解脱を求め仏教を突き詰めていった先に麻原と出会い少しずつ堕ちていく過程が書かれている。
0255文字
i-miya No2
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2014.08.10(05/22)(つづき)林郁夫著。 08/07 (P038) 本を読みだすと。人から声をかけられても気づかない。 たまたま桐山師の著作。 『密教入門-求聞持聡明法の秘密』(S51.12のことでした)◎桐山師に感じた「善意」。 千代田区隼町大日山金剛寺信徒〇〇。 「七科三十七道品」 「解脱にいたる修行のカリキュラム」 S53.04.08、桐山阿含宗、立宗。
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i-miya No2
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2014.06.20(04/22)(つづき)林郁夫著。 06/18 (P026) ジュニア・レジデント。  ―シニア・レジデント。 当時インターン制度廃止、学位拒否運動の余燼。 (スタート時の大学病院) 同時期入局した者のグループ分け。 (1)脳と胸部、 (2)肺と心臓大血管、 (3)消化器、 (4)小児、(5)抹消血管。 →外科の各専門分野と麻酔科をローテートする。 そこで次のことを学ぶ。 (1)外科医としての考え方、 (2)外科医としての知識と技術、 
i-miya No2

(3)パラメディカルの分野との協力の仕方、考え方、 (4)病院のシステムを覚える。 グループの仲間には恵まれた。 看護婦さんからしかられ、叱られしながら、1年でどうやら関連病院出張ぐらいできるというところまでなる。 当時、消化器外科で、きわめて手術の上手な講師がいた。 外科手術に開眼された。 テクニック習得に必要な「真剣さ」知った。 

06/20 07:02
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yu01
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サリンを撒いた人の、誠実な悔恨の言葉。生まれてからサリンを撒くまでの500ページ、ただただ切ない。しかし自分を律し誠実な人生を送ろうとする半生は、とても立派なものに思える。これだけ立派な人でも人を殺すことができるけど、立派な人だからこそ償う意思を明確に持てたのかもしれない。家族への愛、医師としての職業倫理は、彼をオウムの倫理から引き離すには十分なものだった。ところで、最後の一行、殉職した営団職員への感謝は、なんとも言えない。
0255文字
i-miya No2
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2014.04.20(03/22)(再読)林郁夫著。 (P020) 進化論の誤ったような解釈の進化主義。 世の中の全ての事を包括的に、かつ総合的に説明できる法則はない、ものか。 「人生のテーマ」は、これにしよう、これを人生のテーマにする。 6年間、テニスに没頭した生活。 沖正弘という人のヨーガの本を見る機会があった。 佐保田鶴治氏の本。 実修の具体的なメニュー。 桐山、麻原に抵抗なく入れる素地、心理的基盤。二人とも仏教の修業の基礎は、ヨーガだと考えていた、解説していた。 
i-miya No2

祈る、ということを始めた。 第2章、阿含宗との出会い。 1971.04-1984.02。 ◎心臓外科医として。 手術は、だれが見ても、優れているものは、優れている、これが決めて。 判断がつく。 卒業-専攻分野の選択の必要。 臨床医学に進む-直接患者と接することが出来る歓び。  外科を選ぶ。 外科手術。 外科医の、総合、独立的性格のあるポイント。 

04/21 06:52
0255文字
i-miya
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2014.02.22(02/22)(再読)林郁夫著。 02/22 (カバー) 父は医師、母は薬剤師、6人兄弟の5男として東京にS22.01.23、生まれた。 48年後、3/20、サリン撒くまで、獄中手記。 ◎医家に生まれて。 父、農家の次男坊、農作業の傍ら、苦学して医師の資格を取る。 川崎方面の町の焼けるのを背景に、国道を馬が駆けていく物悲しげな光景を語る母。 紙芝居屋。 調剤室のつり銭いれからお金を盗み、芝居の後を追いかけた。  
i-miya

ドリトル先生の話。吉川英治『神州伝馬侠』“六部”の格好。 仏教-“教相判釈”。 釈迦が大鹿だったとき、山火事で逃げ惑う動物たちのため、自分自身の身体を谷や川や橋として渡し、動物たちを渡し終えて、自らは死ぬという物語に心を揺さぶられた。 世の中のすべてを包括的にかつ総合的に説明できて、解決に導くような規則はないものか。

02/22 07:44
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ビビアン
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なぜ表紙が麻原。。
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グリーン✵ドラゴン
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結局これは自分の言い訳を書いた本だと思います。 早めにマインドコントロールが抜けたから無期! それでいいのだろうか? と問いたくなります オウム用語が多く 意味不明も多かった。 多分 書いていないことまだあると思います。
0255文字
アノマリー
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☆知性の高さが随所に表れている、丁寧で精緻な文章。それだけに、それだけにむなしさをおぼえてしまう。うん。
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ウマカラス
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僕は犯罪者ましてや殺人者なんて者の更正や反省にたいした意味はないと思っているが、この本に書かれていることからは、少なからず何らかの光のようなものを感じた。おそらく犯罪者自信も被害者であるが故であろう。そう考えると、誰一人として救済されることのない悲しい事件だったことがわかる。
0255文字
タンバリン
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オウム信者にはいわゆる秀才といわれる人々が多数いたと聞く。この著者も典型的なまでに秀才で真面目。そのような国を背負うべきはずの立派な方々が、誤った方向に向かってしまう。もはや皮肉。
0255文字
yori
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★★★★☆ かなり読み応えがありました。教団内部の様子がありありと目に浮かび、後半から教団の様子がどんどん変化しその異様さが恐ろしかった。どこかで本書の内容は責任転嫁だという批評を読んだが、私はそう思わなかった。本当に正直に徹底的に自分を見直し分析した経過ではないかと思えた。彼のバックグラウンドは恵まれている様だった。憎しみや屈折した気持ちの無かった人間が結果殺人に至る、と言うのは恐ろしい。
0255文字
piyo
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著者が真剣な思いで人生のテーマを追求していたことが、この本を読んでわかった。高い志で「人を救う」ことを目指した医者が、人殺しとなっていく過程には、「なんで?」「どうして?」と思わされたが、恐怖と洗脳に支配された人間の思考の崩壊を恐ろしく、そして悲しく思った。決して許されない罪を負った著者、弁解は許されず、憐憫の念も許されない。だけど、人は初めから犯罪者ではない。そうだったはずなのに・・・。
0255文字
tora
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人が洗脳されていく過程が詳しく書かれている。多少自己弁護をしているように思える部分もあるが、誠実に叙述している。自分がサリン散布役を命じられた理由を論じている点は非常に興味深い。
0255文字
事務所ひとり
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物書きを職業としていない方が書いた本なので、なかなか読むのが大変でした。仏教用語など難しかったし、厳しく言えば多少自分を美化しているように誤解されると思います。ただ一生懸命書いた気持ちは伝わりましたし、この方が居なければ事件の表面化が遅れたでしょうね。
0255文字
ピンボールK
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ネタバレヤングジャンプで連載されている。真の安らぎはこの世になくという漫画は、カルトを題材にした漫画だ。その中で組織の構成員は「オーグ」という略称で呼ばれる。この「オーグ」はオウムを連想させる言葉であり、これを大衆が読むヤングジャンプで連載しているのはヤングジャンプ編集部どうかしてる。そう思う。
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