形式:文庫
出版社:新書館
形式:Kindle版
生まれつき人の心の声が聞ける仮原は、それを利用してずる賢く生きてきた。ある日、車と接触して怪我をする。その車に乗っていたのが大学准教授の藤野だった。仮原が初めて出会った、心の声と口で発する言葉が全く同じ人間。まるで輪唱のように響く藤野の“声”と言葉を心地よく感じ、仮原はそんな自分に苛立ちを覚える。怪我の治療のため藤野の車で病院へ送り迎えしてもらううちに彼がゲイであると知った仮原は、偽りで彼に「好きだ」と告げるが……。「言ノ葉ノ花」のパラレルワールド設定で、違う未来を選んだ場合の余村も登場。初めて人に愛されたいと願ったロクデナシ男・仮原の慟哭が胸に突き刺さる、「言ノ葉」シリーズ第二弾。
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