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チェルノブイリ――アメリカ人医師の体験 (岩波現代文庫)

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snoringdog
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事故後被災者の治療についての手記と思ったが、当時の国際社会におけるソ連・米ソ関係、ソ連の政治的な意図についての分析、原子力の問題等、著者の言及は広範囲におよび、米ソ関係、核戦争回避に必要な本質など、色々考えさせられた。自然災害により甚大な被害がもたらされたとしても再生されるが、「原子力災害のような人工災害には、永久破滅の恐れがある」「(第六病院がなした最大の貢献について)人命救助に失敗したことが世界が放射能にいかに無力か実証してくれたから」このメッセージが印象に残った。今読むに値する名著だと思った。
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sasha
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ソ連(当時)のチェルノブイリ原発事故後、日を置かずしてモスクワに渡り、被曝者の治療にあたった骨髄移植専門医の手記。治療面の詳細に期待したが少々肩透かし。だが、冷戦時代でも国境もイデオロギーも超えて、自分の専門知識が必要にされる場所へ赴くのは医療従事者の熱意なのだろうな。ゴルバチョフ書記長との面談の様子、ソ連側の医療従事者との交流なども興味深かった。
0255文字
Remi
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チェルノブイリ事件の裏でアメリカ人医師がソ連の医師と尽力し骨髄移植や被爆者の治療を実施する話。事件よりは、その当時のロシアとアメリカ、そしてイスラエルの関係に多くページをあてている印象。ドキュメンタリーと言うより日記寄りかも。
0255文字
のら
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うーん、現地の悲惨さというよりも、著者がいかにしてアメリカ人医師としての仕事を遺漏なく済ませてきたかという事に焦点があてられていて、余り読んでいて面白みを感じなかった。中盤に入る著者の自分語りに至っては読むのが実に苦痛でありさえした。
0255文字
psi_x
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ゲイル医師がチェルノブイリであたった医療活動についての記述がつらつらと述べられている。その当時の白血病という病気がどのような病であったか、骨髄移植について詳しい。著者の体験や感じた事が良く描かれているが今ひとつ悲惨さが伝わってこないような気がして変な気分になった。
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酒井一途
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冷戦下、アメリカ人の骨髄移植の専門医師がソ連へと赴いた際のことを綴った本。医者の目から見た被爆患者の容態などを期待したが、さほど専門性はなく。グラスノスチ前のソ連の様子や対応の描写に多くの頁を割いていた。
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チェルノブイリ――アメリカ人医師の体験 (岩波現代文庫)評価75感想・レビュー6