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ワイルド・スワン 下 (講談社文庫 ち 4-3)

感想・レビュー
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上巻の続きとなるが、下巻の特徴としては、本人が体験したことが含まれること、文化大革命という大きな出来事の渦中にあること、がある。上巻に続き、残酷というか、人間の愚かかつ醜い部分と絶望が続く(この本はこんなのばっかりだし、そういう意味ではこの時代の中国は絶望的な時代だったということだ)。自分がここにいたら、今の社会がこのようになったら、と思うとぞっとする。また、未来永劫このような社会にしてはいけないと心から思った。
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青メダカ
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30年以上前に全世界でベストセラーになった本著。私が小中学生だった頃の史実である文化大革命。信じられない恐怖の生活を実体験した著者の半生。今や世界一の大国となった中国の歴史を知るために読み継がれるべき物語である。
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あさぎり
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中国の歴史、内情について殆ど知らずにパールバックの大地に続き、ワイルドスワンを読んだ。あまりの狂気と恐怖と混乱を作り出した毛沢東と、その犠牲になった中国の多くの人々と、エリート幹部の家庭に生まれた著者と家族の歴史の物語。人間の弱さと醜さと残酷さの凄まじさ、尊厳を踏みにじられ傷付けられ心身を病んだ人々、亡くなった人々。この時代の中国に生まれていたら、間違いなく生き残れる気がしない。 家族でさえ、バラバラにされたりお互いを憎むように仕向けられる中、後半の著者の家族がお互いを思いやる姿が救いだった。
0255文字
shiggy
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毛沢東思想とは何だったのか。これだけの死と憎しみを生み出し、破壊の限りを尽くして何を目指していたのか。どの国の王にもある事だが、特に中国の皇帝は歴史上、自己の神格化を求める皇帝が多いように思う。この本は読みつがれるべき本。著者の他の本も読んでみたい。
0255文字
杜若
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地方農村に下放された著者は、毛沢東が唱える政治路線に疑問を持ち始める。だが、その毛沢東が賛美した農民たちは学がないために、どうして自らが貧困から抜け出せないかすらわかろうともしなかった。だからこそ毛は農民を賛美したともいえる。共産党の党是に忠実に従った父は、毛沢東主義とは相容れず不遇のまま死を迎える。その毛沢東が死ぬと昨日までの権力による加害者が被害者となった。文革以後、何度も繰り返された権力機構の転変だった。高官の父の娘という立場であったから被害が少なかったのか、あるいはその逆なのか。激動の中国史だった
杜若

かの天安門事件は、エピローグでさらっと触れられている程度。その内実を、中国で育った人がどう書くのかに興味があったのでそこはちょっと物足りない。故国を離れ英国で暮らすようになった著者だけれど、それでも触れてはいけないものがあったのだろうかと勘繰ってしまう。勉強ができることは、自由に生きることと直結するのだと思い知らされた作品。知識が与えられなければ、奴隷状態にあることすら気付けないのだから。

12/31 15:21
0255文字
ゆしん
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中国激動の時代を体験した3世代にわたる女性の物語がとうとう完結。まさにローラーコースターのような展開で、それを中国に暮らすすべての人が乗り越えたという、途方もないスケールに圧倒された。振り返ってみると、3人の女性には強固な共通点があり、やはり家族なんだと思わされる。一級品の「悪」がはびこった時代だったが、その中でも人間性と理想を失わずに耐え忍んだ人々がいた。理想だけではうまくいかない難しさ。中国の人々の歴史だけでなく、人間として生きていくためのバランス感についても学ばされた。
0255文字
FAVORI
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★★★☆☆ 「大地」そしてこの「ワイルド・スワン」。大きな力で理不尽に扱われ打ちひしがれてる人に読んで欲しい。 エピローグ、最後の4行がこのお話を総括しているようでもあり、不気味。
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nori
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類稀なる勇気と才能と運を持った語り部。今年上半期で個人的にベストワンの作品。この著者の『西太后秘録』も『マオ』も傑作。読むのに時間がかかったがそれだけの価値ありと思う。
0255文字
msm
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やっと読んだ。とにかく中国に生まれて苦労しかしていなく、とにかく苦労話の連続で、長い本だけど、どこから読んでも苦労話という感じだった。読んでも読んでも進まない感じがつらかったけど内容は良かった。良い本でした。
0255文字
Keita
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一人の大悪人により、民衆の人生が狂わされていく様が読み手を引き込んでいく。個人的な見方だが、近年にこの様な歴史を経験し生き抜いてきた国民はしたたかであり、我々、日本人は本当に呑気だと感じる。
0255文字
たっとちゃん
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二週間をかけて、ようやく上中下三巻を読みました。あまりにも、悲惨で、どろどろした醜い人の心に何度も読むのを中断しました。そして、今、正直に生きることのできる社会のありがたさ、大切さを思い知りました。
0255文字
かりぐらし
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作者である娘の時代へ突入。祖母や母の時代と比べると眉を顰めるような描写は減る。著者は周りに助けてくれる人が沢山いたためなんとか命を繋げたが、そうでなければこの時代の中国ではとても生きていけなかっただろう。中国の文明、歴史、人間関係、その全てが同じ中国人によって壊されたが、それでも他民族に支配されていた時代よりはいいのだろう。当時の人民には国内でなにが起こっているか、毛沢東が一体なにをしているのか知る術もなく、ただ悪戯に命を散らしただけかと思うと胸が痛い。
0255文字
ehirano1
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ヒロインが生き残れた要因が何だったのかとても気になります。かのV.フランクルがナチの収容所から生還したこととは類が異なるように思いますが、根幹は同じかもしれないと思ったりもします。改めて再読することでその片鱗が見えそうな気がしますが、果たして再読をする精神的体力があるか不安です。とにかく精神的に疲れた作品でした・・・。
0255文字
14番目の月
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凄い小説であると思う。 これだけ詳細に市民の実態が描かれたものはあまりないのではないだろうか。 著者は高官の両親を持つためかなりの待遇を受けていたと思う。 本人の狡猾なよく言えば生き抜く強い力が激動の時代をイギリスへ留学してこのような本を出版することが出来たのだろう。 一方、貧しく悲惨な一生を遂げた人が多くであるのでしょう。 飢えながら働き続けた人々のことを考えると胸が苦しくなる。 富と権力にしがみつき国家の財産である市民を苦しめた国家の中枢にいたものたちの罪は重い→つづく
14番目の月

現代でもしかり、指導者の良心を、国民への奉仕の心を取り戻して欲しい。

09/14 08:14
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荒野の狼
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娘である筆者が主人公になる部分になると、筆者の体験は中高生くらいのものが多いため(例、毛沢東の著書を学習する政治の授業が必修になったp154中)、話の深刻性は、母・祖母のそれに比べると、軽く、一方、話の進行は遅くなるので冗漫。
荒野の狼

毛沢東は正式な学校教育を全面的に否定すると発言p113下 大躍進で鉄を作るために木々を切り倒して燃やしてしまったp122下 大飢饉の時は、田んぼをほったらかして鉄を作り、半分を立ち腐れにしたp123下

01/11 22:20
キムチ

昨年10月に、長距離バスの中でお話しした在日中国人の女性(来日後20余年、日本人男性と結婚されていると)の思い出の話と酷似したものを感じました。紅衛兵と毛沢東の時期を中学生で体験し、医者であった父親がつるし上げにあい、一家の財産が没収され。。という驚く内容の話。余りに生々しく、聴くだけで衝撃の時間でした。

01/12 07:51
11件のコメントを全て見る
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nyantamaru
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いよいよ文化大革命。かつては共産党の幹部だった親も「走資派」として批判大会で吊し上げられ、一家全員苦悶の日々から毛沢東の死、著者の英留学に旅立つまで。著者の毛沢東への盲目的な尊敬が次第に疑いに変わり、最終的に憎しみの対象へと移り変わる様が読み取れる。犠牲者が次には加害者になり、加害者がいつのまにか犠牲者になる時代。それでも未だに毛沢東の顔は天安門広場を見おろしている。始まりから終わりまで淡々と冷静に物語は進んでいくが、その行間一つ一つには計り知れない深い感情が詰まっている。分厚い本だが読む手は止まらない。
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空猫
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下巻は著者自身の体験談。文化、娯楽、礼儀、自律、自由…は全て禁止され、教育どころか学校まで無くされ、復活したかと喜べば、勤勉は悪とされ、農、軍の作業を強要、全ては生まれとコネで決まり、知識も経験もなく専門職に就かされ、言論の自由など無く、反政府人は病気の治療も拒否され…読めば読むほどメチャクチャだ。人民同士を憎み争い合う事で支配し続けた毛沢東の死後には階級は廃止され資本主義が入り込み出したことは周知だが、これはほんの4-50年ほど前の出来事なのだ。そうそう人は変わらな…((゜゜;)\(--;)。
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インデックス熊
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清朝から満州、抗日戦争、国共内戦、文化大革命、そして毛沢東の死。中国激動の時代を、三代の女性を軸に描く大作。文化大革命で、有形無形の美しい中華が損なわれたのか。しばらく積読になっていたが遂に読了。中国近代史の序章として、現代も一読の価値は十分にあるだろう。
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☕️ cannoli ☕️
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ネタバレまとまった時間が取れたもので、こういう時に一度は読んだ方がいいよと薦められた大作を、と思い読み始めたが、今現在ちょっと気落ちしている事柄があって、読んでいるうちに内容(史実)に更に気が滅入ってしまい。読書をやめようかと何度も思ったけど、ここまで読んだのだから、と最後まで。素晴らしい本だと思うけど、個人的にタイミングが悪かった。
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しんすけ
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紅衛兵たちによる著者の父母に対する理不尽な行為を著者は冷静な筆致で綴っていく。 ここに至って、上巻の感想で著者の父を教条主義的と書いたが、信念を曲げない頑固者と書くべきだったと、後悔させられた。 棍棒で殴られ、足蹴にされ、ガラスの破片の上に正座させられる。 紅衛兵たちから理不尽な攻撃を受けながらも共産主義の理想を捨てることはない。 ぼくが、この立場に居たら舌を噛み切って自死したに違いない。それでも著者の父母は耐え生き続けている。ただし父は苛酷な虐待で脳障害を起こしてしまった。
しんすけ

悲惨の度合いは、前2巻に増して目を覆いたくなる。 だが著者の筆致に明るさのようなものを感じる度合も増えてきていた。 綴っている現在、事件は過去のものとなり修復されているからだろうか。それもあるだろうが、著者そのものが根底に強い意志を持つ人だからに違いない。 著者のイギリス留学が決まったところで本書は終わる。それは明るい将来を予測させるが、それを勝ち取るまでに、祖母の死、父の死と犠牲にしたものが多すぎる。

06/07 02:45
しんすけ

ここまで陰惨な叙述が続きながらも読むを止めなかった本がかってあっただろうか。 考えに考えた末だが、ロマン・ロランの『魅せられたる魂』が浮かんできた。今では読む人も皆無と云える書である。 本書も現実を顧みれば今では、1990年代ほど読まれているわけではない。

06/07 02:46
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えりんぎ
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この作品は、清朝末期から文化大革命という混乱の時代を生き延びた家族のノンフィクションである。実話ということが信じられないほど、恐ろしいことが次々起こる。特に文化大革命という狂気の最中に行われた非道の数々は目を覆いたくなる。中国のいい意味でも悪い意味でもスケールの大きさに茫然とする。このような歴史を背景に生を繋ぐ中国人のたくましさ、なんという国だろう。
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ワーニャ
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素晴らしく詳細に中国の社会情勢やそこで生きる人々の暮らしが描かれ、ページをめくる手が止まらなかった。もしも自分が著者と同じような状況になった時に、自分は正しく生きられるのだろうか?家族はここまで絆を保てるのだろうか?人はここまで強くなれるのか、と感心した。 政治に興味がなくても、当時の中国の内部情勢を国民の視点から書かれているのでたいへん読みやすい。
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ゆみ
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再読。文化大革命の毛沢東思想の誤りは正式に認められたのかなぁと。私の文化大革命あたりの知識は全てこの本に由来している。日本が戦後の経済成長を謳歌している時代にこんな過酷なことが隣の国で行われていたという事実。ホントに衝撃。本書に書かれていることが全て真実ではないにしても、似たような事が中国国内の至るところで行われていたわけで、それは旧日本軍によるいろいろな悪行よりも酷いじゃないかと思う。
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ニックス
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大躍進時代と文化大革命は名前に反して暗い時代だったことがこの本から読みとれた。中国の内情が外国からは全く分からなかった時代。その時代の中国を中に住んでいた人から書いた本だったが、内情は地獄のような日々だったようだ。今日本では国会で議員が一国のトップに対して日々ヤジを飛ばしている。そのことをマスコミは面白おかしく煽っている。これはこれで非常に良くないことだけど、それだけ日本が自由な世界であることの証左なんだと感じた。星4
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しんさん
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圧巻のノンフィクション。国民同士、党員同士で憎しみ合い殺し合いをさせ、教育や歴史遺産の価値を否定する毛沢東がヤバい。過酷すぎる時代を生き抜き、集団洗脳の状態から自ら抜け出した筆者の知性、家族愛、意志の強さには感動した。「なんという歴史を、中国の人たちは生きてきたのか」。中国の歴史や社会、もう少し学んでみたくなった。
0255文字
Aa
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ネタバレ毛沢東という1人の人間がこんなに多くの人の命、財産、尊厳、人間への信頼を奪うことができるというのは、本当に信じられない。毛の死後、あっという間に状況が変わる様子に、この文化大革命はなんだったんだと 、不思議な気持ちになった。 人を妬み嫉む心は、みんなの中にあるものだけど、それが利用されると恐ろしいことになる。それまで親しくしてた人から、酷い扱いを受けるところが本当につらかった。 最後、こんな状況でも、生き残るには家族や人との絆、人を助けること、未来を考えること、諦めないこと、そして知的好奇心と勉強。
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M.kaori☂️☂️☂️🌻🌻🌻☁️☁️☁️🍒🍊🪶🍍
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www もう読みたくないな。分かった。……(o_ _)o📓 みんな~母親大事にしろよ〜( ´▽`)ソレだけ~
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Hyacinth
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壮絶な時代を生きながらも、自らの中に揺るがない価値観を持ち人間性を失わなかった著者とその両親に身の震える思いがした。国民に互いを監視・密告させた毛沢東の恐怖政治、文革期の地獄は過去の出来事のように思ってたけれど現政権はまた暗黒期に逆戻りするかのような危うさがある。コロナ対応を見ていても、未だにテクノロジーを駆使した監視は横行し、政府のプライオリティが共産党の威信維持に尽きる現状で、国の体質は何一つ変わっていない。アメリカとの関係も緊張状態に入り、これから世界のバランスはどう変わっていくのか。考えさせられた
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Ayako  H
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借り物。大変な文化大革命の日々はなかなか終わらない。苦労続きの両親、著者兄弟。それでも強く、信念を持って生きていくちょはすごい。毛沢東が亡くなり、側近達が失脚して多少過ごしやすくなり読んでいる私もホッとしました。色んな思いを抱えながらもイギリス留学を勝ち取り、混沌の日々を書き留めた功績は世界史の一ページとしてすばらしいことだと思う。読むのが辛いところもあったけど読んでよかった。
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wiki
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最初から最後まで非常に冷静な筆運びであった。ただ事実を書いたような筆致の奥にとてつもない暗黒を見る。こうしたストーリー進行は、原爆を描いた小説『黒い雨』以来だった。このような近現代史を歩んだ事を知ってからは、今の中国について、同国出身の知人たちが「良いところもあるが、悪いところもある」と真情を語りつつ、尚国を愛する複雑な心境に僅かだが迫れた。国が崩壊すれば尚酷い混沌が待つ。上巻に描かれた抗日戦争や国共内戦などはそれだ。この最悪の国家の死と戦乱を避けるために、最悪の国家的精神崩壊が容認された。言葉もない。
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なおひろ
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20世紀中国の恐ろしく信じ難い現実。 今の日本のなんと平和で幸せな事か。
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fukku-book
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ついに最終巻!読み終えて、この作者の優れた観察眼とスケール感、そして類稀なる表現力に改めて圧倒された。 加えて、毛沢東時代の中国共産党は、ジョージ・オーウェルの「1984年」をそのまま体現したかのような世界(情報統制、教育弾圧)であり、愛や正義、倫理といった価値観の破壊が跋扈する信じがたい状況であった、と知ることができた。 何が本当か分からなくなった世界で、チアン一家の家族を信じて信念を持って強く生きる様は、強く心を打たれた。自分の中で、近いようで遠かった"中国"を、衝撃を持って知れた貴重な小説となった。
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Masako3
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★★★ 文化大革命の後期の党内粛清で、弾圧される両親.都市戸籍を巡る工作.常にスケープゴートを探しながら長く続いた暗黒時代は毛沢東の死亡とともに改善していく.近代史として読む文章とは全く異なる生きた人間たちを通した語りに圧倒される.そして、この後二回の天安門事件が起こるのだ。。。
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くまたん
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ネタバレ名著であった。作者がイギリスの留学し、中国を脱出する場面で終わる。思えば文化大革命は、8億人を巻き込んだ壮大な社会実験であったような気がする。人間の凶暴さやむきだしさそして洗脳等あらゆる汚い部分が国家承認のもとむき出しになった社会であった。ここから何を学びとるかが、これからを生きる我々に求められているかもしれない。歴史は、時としてもっとも残酷な人間に運命を委ねることもある。その典型例であった。
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伊田光雲
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建国前夜から文革が終わるまで、共産党は相当に試行錯誤して遠回りをしたかもしれない。徹底的に考え、国のあるべき姿を模索し続けてきたのだろう。その後の中国の発展を見れば、これからますます伸びると思わざるを得ない。それは、著者の時代の多くの人たちの犠牲の上に成り立っている。
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めいつぁいはい
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隣国中国のスケールに圧倒される。 中国を知る上で読むべき本。
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一江春水向東流
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看的是台版.此書被翻譯成37種文字,在海外大賣1300萬冊.主要是作者一家近一個世紀的真實經歷.此書的文字真摯,時不時會有理性的思索(不知是當時26歲以下作者真實想法還是寫書之時的補紀),作者對姥姥和父母的感情描寫很細緻.但對自己的則草草了事.革命時期只是說對方背景和自己前程考慮而放棄了,和英國丈夫的相識也沒有記述.還有作者當過紅衛兵,一點也沒寫自己做過惡...我覺得這些地方都挺不尋常的.
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すえ
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著者の母である夏徳鴻の記憶によるところが大きいがこれだけの内容をよく書ききったなというのが感想。人間の悪の部分が克明に、そして誤解を恐れずにいうと見事に描かれている。小中高の歴史の教科書にはスターリンの1000万人を越える人々の弾圧は記載あるが、毛沢東の文化大革命による粛清で多くの犠牲者が出たことには全く触れていない。この時、中国は悲惨で最悪な時代だった。これからもどこかであるいは今まさにどこかで、同じ様なことが起こる(起こっている)かもしれない。目に見えているものだけが真実ではない。素晴らしい作品だった
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粉っしー
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毛氏はサイコパスだね。死んだ途端、いきなりの全国民祝杯ムードwこれが70年代とかの話とは信じられないね。でも大なり小なり我々日本人も、自分自身を自由から抑圧する社会や観念に囚われている面では共産主義的なのかもね。互いを監視しあって、飛び出すことに躊躇いを感じる。自由はありすぎる程あるはずなのに。ところで文革で破壊され尽くしたはずなのに、中国の文化は何故いまもこれ程古く深いものを感じさせるのだろうか。10年程度じゃ4000年の歴史を誇る料理の腕は忘れなかったのかな?
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